2001/9/30(日)

『株式の割り当て』

大同生命の株式会社化・上場に対して、割り当て株式数の計算結果の通知書を補償基準日(平成13年3月31日)現在の全ての大同生命契約者に、一昨日発送されました。

株式割り当て結果の概要は次の通り。

@1株以上の割り当てを受ける契約者    334530人 36%

A1株未満の割り当て飲みを受ける契約者 355810人 38%

B株式の割り当てのない契約者        238365人 26%

株券の交付は14年4月中旬。この株式の割り当ては、無償のため、代金の払い込みは当然ありません。

1株未満の割り当てにつては、大同生命が一括売却し、代金を契約者に支払うということです。

まったく株を取得したことがない方でも、今回の割り当てに寄り株主となる方が、多く誕生するということになるわけですね。

 

なお、この税務上の取り扱いは                    @個人の場合・・・一時所得、                      A法人の場合・・・雑収入等の益金                  として、組織変更日(14年4月1日)の属する年分又は事業年度の課税対象となります。

おそらく、太陽生命も今後同様な扱いになるのでしょうね。

2001/9/29(土)

『税務調査』

税務調査と聞いて、よいイメージを抱く人は先ず皆無に近いのではないでしようか。

税収不足の影響か、もしくはKSK(国税総合管理)によるデジタル化のせいか、税務調査がより細かくなっていると言われております。税務当局は7月からが新事務年度。新体制が整う秋口から税務調査が本格化します。

税務調査といっても、普段正しい税務処理を行っているものを確認していただくというスタンスでいればいいのですから、何も怖がることはないわけですが。

日本の税制は、納税者自ら法律に従って課税所得を決定し、納税額を計算して申告・納税するという「申告納税制度」が原則です。それに対して税務署は、必要があるとき、または、一定周期で納税者に質問し、帳簿書類その他を検査できることになっています。もし、ノーチェックだとしたら、脱税など不正が横行しかねないからです。

このように、税務調査は申告納税制度を担保・補完するシステムとして、一定程度は必要なものと言えます。ですから、調査を受ける企業は必要以上に恐れたりせず、前向きに調査に立ち向かいたいものです。調査に協力してあげるぐらいの気概をもつべきであります。

2001/9/28(金)

『下半期の重点課題』

9月も残すところ、あと4日。

多くの企業が10月から下半期のスタートを迎えます。上期の業績チェックを終えて計画通りに進んだ事項と、見直しの必要となっている事項は明らかでは。

それを踏まえての、下期の重点課題を明確に定めたいものですね。

当事務所の重点課題は、基本業務の更なる徹底であります。全てはそこからの積み上げと位置づけております。

事務のムダ等を排除しながら業務を効率よく進めたいものです。

 

本日は、月1回開催の所内全体会議開催日。会議は会して議するところ。

一方通行的に終わるのではなく、積極的な会議にしたいと考えています

2001/9/27(木)

『ロマンと夢』

今月のプレジデントに、大手に対抗して航空会社スカイマークをつくり、軌道に乗せたエイチアイエスの澤田秀雄社長の記事が「経営者の本音を知る」というコーナーで書かれています。

・・・・物事を決断するとき、その判断が正しかろうと間違っていようと、とにかく早く決断した方がいいというのが、僕の考え方だ。早く決断すれば、それだけ間違いも早くわかる。決断してやってみて、駄目だと思ったらやめればいい。ところが、それをダラダラとやってやめないから傷口が広がる。やらないよりはやったほうがいい。・・・・こういう商品をつくろう、こういうサービスをつくろう、こういう技術を世の中のために開発しようというのが、ゆめであり、ロマンだ。それは、そう簡単にはできない。3年かかるか5年かかるかわからないが、その気持ちがなくなった企業は、ハッキリ言ってもう「老化」が始まっている。スタッフの側も夢と目標を持って仕事にチャレンジしていけば、やり甲斐が生まれる。最初の1〜3年では経験が浅いが、ある時期からやはり自分の力でやっていくという意識が芽生える。するとスタッフも夢を持てるし、企業もチャレンジしているから「創業的発展」が生まれるのである。・・・・・

 

ロマンと夢を持たない社員は、組織を「老化」させるだけだと言いきっています。

当然、その組織のトップも社員以上のロマンと夢が、必要であるのはいうまでもないことでしょうか゛。昨夜は、ある会合で、久しぶりで、夢を真剣に語り合ったところでありました。

2001/9/26(水)

『商売の基本』

昨夜は、9月の寄i塾の例会日。

講師は静岡県浜松市の株式会社サンメイコーポレーション社長小笠原勇氏。

自身の経営についての哲学及びその思いを熱く語っていただきました。

その内容の一部です。

・・・・・経営の基本は、@眼力A先見力B思考力C行動力である。今は大変な時代というが、大変とは、大きく変わると書く。ということは、ビジネスチャンスである。困った困ったという人ほど、実は困っていない。言うだけである。本当に困った人は言葉に出す前に行動している。

仕事やもろもろのことに振り回されてはいけない。逆に振り回せ。そのためには、魅力・知恵・思考力をつけるべき。今の環境で楽しくなければ、どの環境に変わっても楽しいはずがない。

蔵の財より、身の財、身の財より心の財である・・・・・・

 

天神屋会館酒井藤男社長のおかげで、今回の小笠原社長と出会え感謝感謝の連続でありました。

2001/9/25(火)

『志』

「志は満たすべからず。楽しみは極むべからず。」これは中国の古典だとか。

毎朝朝礼で輪読している「職場の教養」の22日からの引用です。

高き志を掲げましょう、という内容で、・・・・・・「志」とは心に決めた目的を指し、その目的に向かって力強くすすんでいく信念を意味します。志をもって意気軒昂にいきることは、それ自体に価値があり、人生をより充実させることでしょう。・・・・・たった一度の人生を悔いなくいきるためには、目先の事柄のみを追いかけるのではなく、自らの可能性を極限まで高められるような目標を持ち、それに向かって邁進する努力が大切・・・・・。

当事務所のスタッフは、明確な志をもって、日々努力しています。

 

持論としては、志あるいは夢には、期限が必要というのがポイントと考えます。いつまでに達成するかという具体的な期限が。そうすれば、自ずと、具体的な行動計画が策定され、実行せざるをえなくなるわけで・・。

企業経営も同様ですね。

昨日、テレビを見ていたら瀬戸内寂聴が、人間は死ぬために生きている、つまり生まれた時から日一日と寿命を減らしながらいくと。

 

人生はたった一度。残された時間は有限です。であれば納得のいく使い方をしたいものですね。

2001/9/24(月)

『広い視野を持つ』

昨日はすばらしい秋晴れの一日でありました。

頭でわかっていても、なかなかできないことが多々あります。

次は、ある方のホームページの書き込みの一部です。

・・・・・・何事においても、物事に触れ、自身に無いものを見つけ、それをひとつの目標にできるというのは、その人のもつ感受性以外の何ものでもない。
私はこの感受性が強いということは、非常に重要な素質のひとつであると思っている。それは、現状に満足せず、自分自身を何処までも成長させたいと願っている証しでもあるのだろう。

そのためにも、無知を知ることである。
謙虚に学ぶことであり、沢山の良い事例に触れることである。
そして、沢山の本を読み、多くの方々と話をすることである。
沢山の経験を積むことである。

そうすることで、今まで見えなかったことが見えてくる。
広い視野を持つとは、こうして自分自身を成長させてくれるという良い結果をもたらしてくれることではないのだろうか。・・・・・

私自身、自分自身が、一歩下がったスタンスとしての心持ちで何事にも、出会えれば、ほとんどの事象が受けいることができるという風に考えています。なかなかできないケースも多々ありますが。

いろいろな意味で、広い視野を持ちたいものですね。

今日の休日を意義あるものにして、また、明日から頑張りましょう。

2001/9/23(日)

『民事再生法』

大手スーパー、マイカルが14日、民事再生法を申請し経営破綻。

申請時の負債総額は子会社を含むグループで1兆7428億円。再生法申請のケースでは、昨年7月のそごうグループの1兆8700億円に次ぐ規模の破綻。

この民事再生法は昨年4月に施行されたわけですが、今年8月までの申請件数は1271件。

これまでは、東京や大阪など大都市の企業が多かったと言うことですが、「今後は地方にも再生法を活用する動きが浸透する」(帝国データバンク)見通しのうえ、不良債権処理の加速に伴い、銀行から法的整理を迫られる企業が相次ぐと見られるため、再生法の申請件数はさせに増える見通しとか。

 

今日は秋分の日。秋晴れのすがすがしい朝です。夏の疲れを癒すいい季節になりました。標高の高い山々からは雪の観測が伝えられておりますが、風邪には十分注意いたしましょう。

2001/9/22(土)

『交通事故』

昨夜6時過ぎ、出張中の当事務所スタッフより電話があり、自動車事故に遭いましたとの連絡。気が動転しておる様子が明らかではありましたが、状況は大まかに伝わり、一応把握。これから警察が来ると言うことで待っているとのこと。幸いけがはないとのことで一安心。

状況は次の通りであります。

事務所の帰路の途中、交差点で信号が黄色になったため停止したところ、後ろから来た車に追突されたというもの。車は、自力走行できない様子。当事務所の2人が、現場に向かって状況を確認した次第。

当事務所は、1ヶ月の持ち回りで、安全運転推進者を定め、今月の担当が今朝の朝礼時に、本日より秋の交通安全運動が始まりました。今まで以上に運転には注意をと呼びかけた当日であります。今回は被害者で、防ぎようのないケースかもしれませんが、加害者には、絶対ならない安全運転を心がけなければいけません。

もう、数ヶ月になりますが当事務所の朝礼時には、安全運転10則を1項目ずつ、唱和しております。たまたま、昨日は8項目目の、「夜間及び雨天の運転は特に慎重に」でありました。今回の事故は、夜間で、そして、雨降り時。今まで以上に、安全運転に対する認識を高めるべく、所内全員で徹底する次第です。

 

ちなみに、交通事故により生じる法律上の責任はつぎの通りです。

「事故運転者の追う責任」

1.刑事上の責任

2.行政上の責任

3.民事上の責任

企業がその事業活動のために自動車を使用中に交通事故を起こした場合、直接の加害者である運転者の追う責任の他に、企業自体にも責任が及びます。この責任の範囲と企業に与える影響については、上記の3項目と、使用者責任と運行共用者責任です。

今まで以上の安全運転管理体制の確立をしましょう。

2001/9/21(金)

『バーチャル工場』

Eマーケットプレイスの草分け的存在として注目を浴びている株式会社NCネットワーク。各種雑誌・新聞にも取り上げられ、単行本も発行されるほど。

次はその新聞記事の一例です。


■成長する”バーチャル町工場”
掲載日:2001/07/25 媒体:日刊自動車新聞

インターネット上に金型やプレスの中小メーカーが集まる”バーチャル町工場”が注目されている。
NCネットワークが運営するウェブサイトには八千五百社を超える町工場が登録し、従来の系列の枠にとらわれない新たなビジネスが広がり始めている。
IT技術は自社の特色をアピールし切れなかった町工場を変え、また、モノづくり技術の継承をサポートしつつある。

■広がるネット受注、受注機会を拡大
掲載日:2001/07/18 媒体:日経産業新聞 第2部 eビジネス特集
 中小企業の中には、ホームページを受注に活用して、ネット受注が取引額の半分以上を占める企業が現れてきた。NCネットワークの会員企業調査によると、受注額が1億円を超える企業も登場した。
 また、中小企業総合事業団が全国千五百社を対象に行った意識調査によると、ネットに何らかのかたちで参加している企業は、その主な理由として「受注機会の拡大」や「系列にとらわれない取引先開拓」を挙げている。

このNCネットワークの設立発起人の河野正樹氏が11月下旬、隣の三条市にある中小企業大学校三条校に講師としてこられることになっております。

製造業の方はぜひ、一度次のサイトを覗いてください。きっと仕事に結びつくこと間違いありません。


http://www.nc-net.or.jp/

 

2001/9/20(木)

『県内基準地価』

新潟県が発表した7月1日現在の基準地価は、基準地全てが前年に比べてマイナスか横這いで、上昇地点は調査開始以来、初めてゼロ。

商業地で下落率7.7%、住宅地で2.9%の下落率は過去最大。先行きも下げ止まる材料は見あたらないとしているようです。

地価が上昇するような政策を採らない限り、現状の景気改善はあり得ないのではないでしょうか。そのために、土地利用の制限緩和等の策を国が行うべきかと思うのですが。

 

話は変わります。

昨日は、一日、ホテル新潟での研修会受講。スタッフと3人で。午前は、税理士法改正、午後は、会計事務所としてお客様に対してどのように中期経営計画策定についての支援をしたらいいのかという内容でありました。

絵に描いた餅では意味がないわけで、事務所と、お客様両者が一体にならなければ、役立つ経営計画に、ならないというのは言うまでもありませんね。

昨夜も、ある方の紹介で、経営改善についての相談者がありました。経営計画、それに伴う資金計画の必要性を痛感した次第です。

2001/9/19(水)

『本田宗一郎』

本日、毎日チェックしている、あるホームページの本日の書き込みの内容です。

・・・・・・・・・・今日こそ早く寝ようと考えていたものの、妙に目が冴えて眠れない。

『本田宗一郎 夢を力に』(本田宗一郎著 日経ビジネス人文庫)の後半部分を改めて再読してみた。
そして、こんな文章に感動している自分がいる。

『本田を語るとき、必ず引き際の潔さがあげらける。だが、創業者といえども、二十五年間の社長は限界だろう。生涯の美女がいないように、天才といっても、才能がきらめくのは一時に過ぎない。「空冷水冷論争」で孤立し、技術研究所のトップ引退を迫られたのは、技術にこだわる技術経営者の限界を示している。
職人から技術者、そして経営者へ。その階段を登る過程で、本田は何よりも独創を重んじ、物まねを嫌った。』

『技術においても経営においても、創造力こそ力の源泉である。創造力は見果てぬ夢から生まれる。夢を捨て、失敗を恐れるときに人間の創造力はしぼむ。本田宗一郎の生涯をたどる時、改めてそのことを痛感する。』  

・・・・・・・・・

ホンダ車を愛用し、こだわり続けている私にとって、本田宗一郎の生き様は興味深いものがあります。

何事も想像力が全ての源泉ですね。

2001/9/18(火)

『事務効率化事例』

昨日届いたある雑誌の特集記事に、中小企業の事務効率化事例として、通信機器販売のサンラ株式会社(資本金1000万円、従業員15人年商2億8千万円)が紹介されていました。

内容は次の通り。

社員個々の仕事量を洗い出し、標準化して超スピード処理を実現したというもので、そのための手段として、2つのシートを活用して成果を上げているというもの。

1つ目は、「デイリーシート」。この目的は社員に計画を立てて仕事をする習慣をもたせ、日常業務を効率的にすすめてもらうもの。シートの左ページに明日こなすべき作業をあらいだし、それを見ながら個々人でムダのない仕事の進め方をする。この左のページに書いた業務は、右ページの「とりあえずたてた段取り」に繁栄させる。そして、翌日、業務を終えた後は、「確定したスケジュール」に、実際にどのようなスケジュールでしたかを記入する。突発的に発生した仕事があればそれも書き入れる。やり残した仕事があれば、もれなく他のシートに移動させる。記入したシートは翌日の朝礼時に社長にわたす。

もう一つのシートは、「TBシート」。タスクブレークダウンシートの略で、上から割り当てられた個々の仕事の量が会社全体としては非効率になっていないかをチェックするもの。(以下省略)

 

この会社では、10年以上このシートを使い、なくてはならないものになっているとか。すばらしいですね。

ただし、いくら効率よく仕事ができたとしても、それ以前にしなければならない仕事と、してはいけない仕事を明確に選別する必要があるとは思いますが。

2001/9/17(月)

『勝利一瞬、努力一生』

これは、先月、十日町高校野球部の激励壮行会で若井聡監督が語った言葉。

更につづけて、感謝の気持ちを忘れず、粘り強く闘ってきたいと。

甲子園の地に初めて舞う「トンボ野球」の心がうかがえました。県内107校が甲子園を目指した新潟大会で十日町高校はシード校に入ってもいなく、若井監督は「イチかバチかのかけに打って出た」といいます。選手達にミーティングで、互いの長所短所を良く話し合うように指示したとか。

運営は選手に任せたのであります。「他人の指摘を認め自分の弱点をさらすことは、どういう話合いを行ったのかはわかりませんが、何人かの選手は表情が明らかに良くなりました。抱えていた重い物を下ろしたような気持ちに慣れたんですね」。

互いに弱点を見せまいとして自分の周りに防御壁を張っていたことの無意味さに気づく濃密な話し合いを行うことができた・・・・・。

 

ある一線を越えた状態にこのような状態になれるのでしょうね。甲子園という目標が明確であるがためになしえたことでしょうが、何にこだわり何をすべきか、経営にも言えることではないでしょうか。

2001/9/16(日)

『マイカルの民事再生法の申請』

去る7月にある機関での研修会の際、上場企業の直近の決算書を元に財務分析する実習があり、その際、たまたまマイカルの決算書について行った次第。

その中で社債の返済原資を確保できるかどうかが倒産回避の最大のポイントということになり、現実には不可能に近いという結論になったことを記憶しております。

そのため、今回のマイカルの民事再生法申請は、予期していたことがついに実現したしいう感で驚きすらあまりないという感でありました。

マイカル破綻で、株価が10000円に回復する材料になるとは意外でありましたが。

 

話は変わります。今回の米国多発テロにおける海外旅行傷害保険についての損保会社の対応か゛朝刊に掲載されておりました。一般的な海外傷害保険は「戦争や革命などの事変」で発生した損害には、保険金を支払えないとしていますが、今回のケースは、免責事項となる戦争などの事態には該当しない、と判断、保険金支払いの対象にするということに。

同時に空港閉鎖で日本への帰国が遅れる人のために、契約を自動延長する措置もとられたとか。

10日ほど前に米国に旅行に行っていた友人が、路上でスリに会い、パスポート、帰りの飛行機のきっぷ、現金、全てを失いパニック状態になったとか。それもそのはず、団体での旅行中に、本人一人で国内線に乗り継ぎ、自由行動した先での出来事で、英語も話せない状態でのハプニング。たまたま持ち合わせていた、ポケットの中のコインで、今回の現地ツアーガイドが、たまたま日本人だったため、たまたまポケットに入っていたそのガイドの名刺があったので、公衆電話から、見よう見まねで電話し、奇跡的に連絡が取れたとか。しかし、コインもわずかなためどうしたらいいかと尋ねたところ、その公衆電話番号を教えれば 折り返しかけ直すと言われたがその番号が何処にあるのすらわからず間一髪で電話が切れる前に探し当てたとのことです。

本人曰く。いい勉強になったと。幸い、盗難にあった現金以外は、この海外旅行保険がおりるから不幸中の幸いといってはおりましたか゛。リスクに対しては適切な保険が何事においても必要と言うことですね。

それにしても肩にかけてあるカバンの中から、現金などをスリが盗むなんて・・・・。

2001/9/15(土)

『敬老の日』

今日は敬老の日。

県内の65歳以上の高齢者人口が、敬老の日の15日現在の推計で54万人、高齢化比率は21.8%。即ち県民全体に占める65歳以上の比率が21.8%ということで、5人に1人は65歳以上ということになります。

高い市町村のベスト3は、1.高柳町43.6% 2.鹿瀬町42.6% 3.松之山町40.8%。

低い市町村のベスト3は、1.豊栄市16.7% 2.新潟市17.4% 3.亀田町18.4%。

全国平均が17.9%ですから、新潟県はだいぶ高齢化が進んでいるといえますね。

前にもこのコーナーで書かせて頂きましたが、所得税法では、老年者控除という所得控除がありますが、65歳以上の人は50万円控除が受けられると広く周知されておりますが、65歳になれば必ず、受けられるというものではありません。

よく、うっかりしがちですが、所得税法上、65歳以上でもその年の所得が1000万円を超える人は老年者には該当せず、50万円控除はありません。即ち、いくら高齢者でも高額所得者は、税務上、老年者ではないということになるわけです。高所得を稼がれる人は、現役とみなして老年者扱いしませんよということなのでしょうね。担税力のある方に、税の軽減措置は不要ということなのでしょうか。

2001/9/14(金)

『業務自己評価シート』

先日、当事務所スタッフ全員に対して、表記のシートを配布。約80項目にわたる項目に対して自己評価をして所長に提出頂いた次第であります。

項目としては、基本評価、会計指導、税務指導、経営指導の4項目。

例えば、基本評価の例では、「電話の応答が正しくできる」という項目。皆さんから記入いただいた結果は、10点満点で最高が9点、最低が5点。しかしは、5点をつけたスタッフは私としては9点であると評価できる対応と感じております。あくまでも自己の評価と言うことですので基準がまちまちであってもしかるべきなのでしょうが。

この自己評価してもらった個々の項目について向こう半年の間に自身として何点までにそれぞれ向上させたいのかを提出してもらい、その意欲及び達成について評価をさせていただく事としております。

自己目標の設定の一手段としての方策ではありますが、結果が楽しみであります。

2001/9/13(木)

『株価1万円割れ』

米国の同時テロの影響を受けて、日経平均株価があっさり1万円を割り込み。時間の問題とも見られていたわけですがこれほどあっさりと割り込むとは。

堺屋太一氏は、インタビューに対してつぎのようなコメントを述べています。

・・・株価が1万円の大台を割った奥底には、官僚主導のもとに、他社と同じことをするのが格好良いという日本企業の美意識がある。・・・日本企業は株価の低迷を機に、発想・概念・仕組み・仕掛け・仕分の5つを変える構造改革を実行する必要がある。明治維新のときに匹敵する意識の大改革を断行すべきだ。・・・・いま日本企業の経営者がすべきことは、自らの責任で、経営改革に踏み出すことだ。先ず、企業経営は模倣や協調ではなく、創造と競争という発想を持つ。つぎに、自社の未来像を明確なメッセージで社内外に伝えることだ。・・・・政府が第一に手がける改革は規制緩和だ。新しい産業を生み出す事が先決で、その次に企業の構造改革などを促す。2番目が建築基準法を大改正して、土地の値段を上げることだ。都心部の土地の利用価値を高めなければならない。・・・

 

「自社の未来像を明確なメッセージで社内外に伝える」といわれておりますが、まさにこれこそが全てなのかなあという感、大であります。これと共に、個々人の夢としての未来像も明確にすることが大事であるのではないではしょうか。

2001/9/12(水)

『危機管理』

まるで映画を見ているような光景に体を震わせんばかりの大惨事。各テレビ局の画面が報じ始め、深夜までテレビに釘付け。世界貿易センタービルに旅客機が、それも数百人の乗客を乗せたまま突入し、そのビルが崩壊するとは・・・。オフィスにあった数千枚もの書類が5q離れたニューヨークのブルックリン地区まで飛んできたほど。衝撃の激しさを物語るもの。犠牲者のご冥福をお祈りいたします。

企業経営において危機管理とは。

株式会社武蔵野の社内経営用語集では、つぎのように説明しています。

1.悪い情報は早く、よい情報はゆっくり。

2.悪い報告を賞める。しなかった人を罰せる。

3.責任は追及しない。

4.職階を飛び越して行う。居合わせた人で処理する。飛び越しにしても怒ってはいけない。

5.危機管理に前例なし。

6.時間無視、事実だけでよい。5W1Hwでなくても良い。

企業の危機管理も徹底しましょう。

2001/9/11(火)

『業績不振の原因は己にあり』

昨夜、経営セミナーがあり当事務所6名で参加。

多くの業績不振の会社は、不景気・政府・取引先等々のせいで、、売上が上がらないといって責任転嫁しているが、全ては己の行動にあり、社長が社長として行うべき事をきちっとやり抜けば、業績はこの時代であっても必ず上がる。また、実際にこの三条・加茂の周辺地域でも上がっている。アメリカでは3年連続赤字の場合は社長更迭である。

売上至上主義から、利益至上主義への転換が必要。これこれの利益を上げるには、手段として売上を創ることも必要であろうし、コストを下げることも必要である。売上が全てと勘違いしている経営者がいかに多ことかと。

自社の経営数値は、社員にオープンにしなければ意識は変わらない。その上で成果を達成した場合において、社員に成果配分を支給する。賞与ではなく。

そのためには目標経営なくしてあり得ない。

 

以上のような内容でありました。やはり、これらを社長がやるかやらないかできまり。即ち、勝ち組と、負け組との分かれ道と言っても過言ではないような印象すら受けた次第です。

2001/9/10(月)

『やる気触発術』

目標を持つと持たないとでは自ずと行動及び結果が変わってくるのは当然ですね。

実効性の高い目標を立てるための3つのMというものがあるということの紹介が昨日届いたカセットテープに流れておりましたので紹介します。

1.意味のある目標であること。(Meaningful)

自分を高めてくれる、自分が願っている目標であること。見栄や惰性ではいけない。

2.測定可能な目標であること。(Measurable)

終わったあとでできたかどうか検証できる目標であること。できない場合にどのくらいできなかったのかを測れる。例、「妻を愛する」は測定不可能。「旅行に行く」は測定可能。「早寝早起き」ではなく、「何時に起きる」とする。「安全運転」「腹八分目」は何が基準かをはっきりさせる。

3.自分でマネージできる目標であること。(Manageable)

自分でコントロールできる目標であること。他人に任せない。

ということであります。

個人・家庭・社会について各々ありたい行動計画を再確認したいものですね。

2001/9/ 9(日)

『売れ筋ワイン』

ブームは去ったもの、ワインは以前より身近になり、普段家庭でワインを飲む層が広がったようです。ポリフェノールの含有量に優れる赤ワインの人気が高く66%の小売店が今後ワインを積極的に取り扱いたいと昨日の新聞は報じています。

その新聞記事の中で、小売店が最も売れ行きがよいと回答があった低価格ワインベスト4を紹介します。

1位.サッポロビールの「ポレールうれしいワイン」(値段に対して味がよい。)

2位.キッコーマンの「マンズワインモンフレール」

2位.サントリーの「彩食健美」

4位.メルシャンの「ボン・ルージュ」

1位2位のワインは、いずれも720ミリリットルで300円台。

このほかでは4月発売のサントリー「登美の丘」が好調の売れ行きだとか。

さっそく今日は、「ポレールうれしいワイン」を購入することに・・・・。

2001/9/ 8(土)

『空想はできるだけ大きく』

以下はセコム創業者取締役最高顧問飯田亮さんの言葉として、ある雑誌の8月号に掲載されたものです。

1.人間は、自分が空想した以上のことはできない。空想の範囲が、その人が実現できるものの限界なんです。ですからできる限り空想は広げたほうがいい。

2.子供の頃は自由に突拍子もないことを空想しますが、大人になるとだんだん「そんなのは無理だ」と現実の枠を当てはめていき、次第に空想を狭めてしまいます。

3.私に言わせれば、それは全く逆なんです。空想を広げて行くことが、現実の枠を広げる事につながっていく。

4.私が抽象画を見るのが好きなものもそのためです。具象画には限界がありますが、抽象画には限界がありません。いくらでも自分で想像を広げることができます。

 

これが、セコムの創業哲学なのかと痛感しきり。

子供が成長するにつれ、常識というたぐいのものを頭の隅にこびりつかせ、発想の幅を自ら狭めてしまっていること、また、諦めてしまっていることがいかに多いものか。異分野のひと・ものなどとふれることにより、視野をぜひ広くし、空想を大きく自由にしたいものですね。

何でも本物を体験しようと心がけていることもこの空想をひろげることにもある意味ではつながるような気もしてきました・・・・・・・。

2001/9/ 7(金)

『マネージメントゲーム』

一昨日の研修会の内容です。

知る人ぞしる経営コンサルタント高橋茂人氏が講師として進行。高橋氏は、25年間もこのマネージメントゲームを推進つづけ、経営の本質に迫るポイントを押さえた内容での経営指導に使われてきました。

経営ノウハウを学ぶために「ミクロコスモスモデル」を使い、効率よく経営のポイントを学ぶもので、ゲーム感覚とはいえ、凝縮したモデルには経営の本質が隠されているのは皆が知るところです。5〜6人のユニットで「市場原理」を学びながら「経営者に必要な決断」の意味を学び取るゲーム。

ここで学ぶものは、原理原則だけではなく、共に学ぶものとのネットワーク感覚を知ることに大きな意味があります。

 

このゲームの特徴は、1.一人経営 2.ハードを使う 3.結果を自分で出す。

研修の要素は、1.楽しくやる 2.自信を持つ。

まさに、自分自身の性格がもろに出てしまうゲームで、自分の普段の仕事のやり方、バックグラウンドが露出してしまうのがまた違った意味でのおもしろさでしょうか。

 

いずれ、当事務所のスタッフ全員で、やってみようと考えております。一泊二日の缶詰状態で。ご期待あれ。

2001/9/ 6(木)

『ついに10000アクセス達成です』

昨日、当ホームページが、念願の10000アクセスの達成となりました。

昨年の8月に立ち上げ、約1年かけての達成であります。スタッフ全員での手作りであり、まだまだのできではありますが、毎日、更新をさせていただいておりましたので、感慨もひとしおです。

果たして、10000人目はどなただったのでしょうか。申し出いただければ、記念品を贈らせていただきたいと思っております。

つぎの20000アクセスを目指し、いままで以上に内容を充実させていきたいと考えておりますので、ぞうぞご支援よろしくお願いいたます。

 

話は変わりますが、昨日は久々にマネージメントゲームに参画いたしました。詳しくは明日のこのコーナーに譲ることに致します。では、また明日。

2001/9/ 5(水)

『明るく元気でお人好し・・・・』

ある同業者のホームページに掲載されていたものの一部を紹介します。

ある株式公開を達成した社長の言葉だそうです。

「明るく元気でお人好し、欲が深くてイイ加減、そして数字の読める人」

先ず「明るく元気で」というのは納得しますね。

問題は「お人好し」という部分でしょう。例えば従業員に対して経営者は「例えだまされても本望だ」というくらいの信頼をおいて接していかないと従業員との間に本当の信頼感は生まれないという意味。

「欲が深い」というのもいい意味では使われません。これは、経営者が頑張ったからこれくらいでいいかと考えた瞬間にその会社の事業発展は止まってしまうという厳粛さな事実が存在するという意味。

「いい加減」という言葉もいい意味では使われません。物事にこだわらない。禅の世界ではこだわりを棄てろといわれます。見栄やメンツ、立場、過去の栄光などを全て捨て去り、経営者はいい意味での朝令暮改、いい加減で無ければならないという意味。

「会社の数字が読める人」は当然いうまでもないことですね。

 

なるほど、その社長の経営哲学が全て織り込まれた意味の深い言葉であり、この信念があったからこそ、株式公開を達成されたという裏付けということでしょうか。

全て、誰でもできること。後はやるかやらないかの決断だけですね。

2001/9/ 4(火)

『儲かる会社の経理』

昨日届いたある小冊子にこんなタイトルの記事が掲載されておりましたので紹介します。

共通点1.徹底したシンプルな経理システムであること。

共通点2.パソコンをフル活用していること。

共通点3.原資証憑の活用と整理整頓が見事であること。

共通点4.経営陣に経理知識があること。

共通点5.広くオープンであり、誰にでも理解できる経理であること。

共通点6.普遍的経理システムに従ってシステム構築されていること。

共通点7.基本に忠実であり、本則と従属の構築がしっかりしていること。

共通点8.お金と書類と人とモノの動きが一致していること。

共通点9.経理が全社的なものになっていること。

共通点10.業績管理・財務会計・管理会計のシステムが理解されていること。

以上を総じれば、企業の経営目標・経営戦略に基づいて経理が組み立てられていることである・・・・・と、締めくくられてありました。

なるほど、と、感心しきりでありました。感想はいかがですか。

 

いよいよこのホームページのカウントが10000人に到達となります。おそらく幸運?の10000人達成をゲットする方は明日5日の訪問者でしょう。

2001/9/ 3(月)

『努力の方向』

毎日朝礼時に輪読している職場の教養の本日分は、「努力の方向」というタイトル。

阪神タイガースの野村克也監督は、よく選手に「努力の方向性を間違うな」と話しているそうです。

例えば「一番打者がフリー打撃でバットを長々と持ってサク越えをねらうなどもってのほか」と野村監督は言い、「適材適所で自分をどう生かすか、そのために何を鍛えればいいか、練習で正しい方向性をつかんでいなければ、試合でも結果は出ない」と断言しています。

仕事でも同様。頑張らない人はおそらくいません。しかし、寝ずに、身体をこわしながら一生懸命取り組んでも、その方向性が間違っていたらよい成果(最終的には利益)をあげられるはずがありません。忙しいときこそ、冷静に、一人ひとりが自分の努力の方向を確かめながら進めなければなりません。

そのためには、上に立つ者が、その方向の指示(経営計画に基づいた目標を達成するための具体的手段のやり方)を明確に行わなければならないのは当然。頑張ろうね!!では何をどうやったらいいか分からない。

先日、市川先生が社長の仕事は、社員を通じ利益を上げることである。と、言い切っておられたのが記憶に新しいところです。社長自ら動いても限界がある。社長が社員に指示し、代わりにその目標を達成していただくということ以外ないということではないでしょうか。

皆さん、どう考えますか。

週の始まりです。今週は何をどう頑張ってどういう結果を出す計画ですか。

2001/9/ 2(日)

『IT活用戦略』

昨日1日、三条商工会議所、地場産センターリサーチコアを会場に、東北学院大学助教授赤木弘喜先生の「IT活用によるネットワーク戦略」というテーマでの講演を聴く機会に恵まれました。

ITとは、情報と通信の革命であるとし、ITの技術を通して人間の五感をいかに使い切るかであると述べておられたのが印象的でありました。

ホームページは、文字だけではなく、動画はもちろんのこと、話し出したりするものやいろいろな活用、それも地域ポータルサイトとしての活用をすることによって生かされると力説されておりました。

アメリカのある証券会社のホームページは開くと同時にバックグランドミュージック付きでその文章を読み上げたりするものを披露頂いたり、または、その場で手で書いた絵などをあるところにファックスすると、瞬時に、自分のホームページに掲載されるなど、だだ驚くばかりでありました。

近いうちにぜひ加茂の地へおいでいただき、さらなる具体的な利用の仕方等についての勉強会をさせていただきたい旨のお願いをし、快く引き受けていただいた次第であります。

本当に今後のあり方を考えさせられる貴重な数時間でありました。赤木先生、ありがとうございました。また、今後ともよろしく。

2001/9/ 1(土)

『7つの習慣』

不況期にも、消費者の支持を得て売れ行き好調な商品が多くあります。

斬新なアイデアと魅力を備えた商品はどのようにして生まれたのか、そのヒット商品の開発担当者の頭の鍛え方と発想法、そして彼らの生活を分析すると、つぎの7つの習慣がポイントとか。

1.常識を疑え。

2.視点を変える。

3.行動パターンを変える。

4.仕事のペースを変える。

5.感情を抑圧しない。

6.脳を休ませる。

7.直感を大切にする。

常識を疑ってかかることはとても大切です。常識に従っていると、どんどん脳を働かさずにすむようになってしまうということです。すると次第に脳が衰えていくから、よけいに発想が凝り固まってしまう。悪循環となってしまうとか。

新しいことをやってみようという好奇心や未来志向が流動性知能を活性化させるといいます。パターン化した思考や行動で凝り固まった脳をほぐし、ストレスや睡眠不足をさける。普段のちょっとした心がけが流動性知能の衰えにブレーキをかけ、発想力、着想力を豊かにするのだそうです。

今日から9月。気分一新で、この7つの習慣を試してみましょう。