2002/ 2/28(木)

『またまた医療費控除です』

数名の方から要望がありましたので、もう少し、医療費控除のことについてわかりやすく述べてみたいと思います。

次は医療費控除を上手に利用するための3カ条です。

@コマメに拾うこと

出産費用、入院費用、歯の治療(自由診療)。この3つが医療費控除の御三家。この支出があった年こそ、医療費控除のチャンス到来ということになります。                              通常必要な通院にかかる交通費も控除対象になりますが、日時、経路、運賃についてメモしておくことが必要です。

A支払いはその年中にすますこと

例えば、歯の治療代16万円を今年8万円、翌年8万円のように分けて支払うのは避けるべきであります。足切りがありますから。借金してでもその年中に全額支払う方が得策です。

B領収書がなくてもあきらめない

申告の際は、領収書を添付することになっていますが、無くても、支払った事実が証明されるものがあれば、控除の道は残されています。例えば、診察券、薬袋によって、まず、支払先が証明され、家計簿等によって支払金額が証明される様な場合であります。このような場合は、これらを直接税務署に持参し、承認を受ける方法がベターと思われます。

最後に、忘れがちなのが、薬局等で購入した風邪薬等。治療又は医療に必要な医薬品の購入は対象になるからです。ここでいう医薬品とは、薬事法に定める医薬品を指しています。そして、市販されている風邪薬のほとんどは、この医薬品に該当しています。ただし、レシートだけでは、医薬品なのが、雑貨品又はビタミン剤等の対象外のものなのかが、明らかにできない場合があります。薬の名前等を書いてもらうことが望ましいことになりますね。

 

2月も今日で終わり。皆さんは充実した1ヶ月でしたか。私自身、それなりに意義ある2月となったと思っております。ご意見ご質問は大歓迎です。メールにてお寄せ下さい。このコーナーで回答するよう心掛けたいと思っております。では。

2002/ 2/27(水)

『昨日の医療費控除の補足です』

昨日のこのコーナーの内容について読者の一人から、誤字脱字のご指摘及び10万円足切りについての説明不足等についてのご指摘メールを頂きました(今後はメールに御名前も添えていただくとありがたいのですが)。ありがとうございました。

早速、足切りについて、補足説明させていただきます。あえて「原則として」と書いたのは、例外があるためであります。

通常は年間10万円以上の支出があった場合、その超える金額が対象となりますが、ある一定の所得金額以下の人については、足切りが10万円未満になります。

具体的には、所得金額の合計額が200万円未満の方であります。200万円未満の方は、その所得金額の5%が足切額となります。例えば所得金額が180万円の場合は、9万円となり、支払った医療費の額が、10万円であっても、1万円の医療費控除がが受けられることになります。(控除されても、還付すべき税額を納付していなければ還付されないわけですが。)ちなみにこの所得金額200万円というのは、給与収入金額でいうと311万6千円になります。

また、ご指摘を受けるといけませんので申し添えますと、支出した医療費の金額とは、保険金等で補てんされる金額を控除した後の金額をいい、最高で200万円まででありますので念のため。

2002/ 2/26(火)

『医療費控除と住民税』

ニッポン国中、確定申告まっただ中であります。

医療費を年間原則として10万円以上支出していると、確定申告によって所得税が還付されるというのは、周知の事実と思いますが、医療費の還付申告によって所得税だけでなく、個人住民税も減額されることとなる点をややもすると忘れがちでは。

例えば、夫婦・子一人のサラリーマン世帯で家族のけが病気等で昨年一年間で60万円の医療費の支出があったと仮定した場合で、この夫の年収600万円・妻は無職・子どもは小学生・社会保険料等が50万円であったとして、まず、医療費について60万円から足切りの10万円を引いた残りの50万円の還付申告を行ったとします。

源泉徴収済みの所得税21.6万円に対して医療費控除後の税額は13.92万円となり差引7.68万円の所得税が還付。さらに加えて、住民税も自動的に3.145万円と、所得税還付額の約半分が減額されることになります。ただし、所得税は現金で返されるのに対して住民税はこれから本来払うべき住民税を減額する形になるという違いがあります。念のため。

2002/ 2/25(月)

『人を活かすコストカット作戦』

本日発売のプレジデント誌にこのタイトルの特集が組まれております。良いコストダウン、悪いコストダウン・・やる気を高める社内改革の手法・・としての記事であります。

なかでも、「志気を落とさず、人件費間接費をカットする法」として、日本石油化学、イオン、安田火災海上保険の紹介されていますが、興味深いものがあります。

いずれにしても、コスト削減にしろ、業務の進め方にしろ、全社一丸となって、社員一人ひとりが、責任と自覚をもって、その会社の方針を理解し、目標かって邁進するしかありえないと考えます。

話は変わりますか゛、人は能力があっても、熱意があっても、考え方が間違っているために、十分な仕事の成果を出せない人がたくさんいます。多少能力があっても、決意があっても、考え方がマイナスだと、かけ算なので全てがマイナスになってしまうからです。今は能力があろうと、無かろうと、強い熱意を持ち、プラス思考で行動すれば、人生の結果は必ず良い結果になります。考え方を異にする者同志でいる場合ほどお互いに不幸なことはありません。

 

企業は、一人ひとりが利益を生み出し、その成果として給与を支払わせていただく・・・というコンセプトで成り立っている訳ですから、トップはトップとしてこのロジックが成り立つような方針を明らかにして、全社一丸となって邁進しなければいけないのは当然のことですね。全社員と価値観を共有しながら。

ちょっとまとまり切れておりませんが、タイムアウトということでこの辺で。

では、今週も頑張りましょう。

2002/ 2/24(日)

『和民 その4』

渡邉社長は1959年生まれ。84年4月居酒屋「つぼ八」のフランチャイジーとなり、その後、86年5月、ワタミ(現ワタミフードサービス)を設立。2001年12月現在、グループ全体で242店舗を展開中ということであります。

この渡邉社長が、昨年の9月14日に講演された内容のテープが、ある雑誌の2月号の付録としてついてきたので現在、車の中で、2回目を聞いています。タイトルは「夢を実現させるための条件」。

・・・「夢に日付を入れれば、夢は必ず叶う」という信念のもと、若い頃から常に期限を決めて目標を立て、忠実にそれにを実行。しかし、思いがけない入院生活(2001年5月)を経験して、それが「夢を叶えるための一つの条件にすぎない」ことだと知る。弱気になったのではない。今の自分が多くの人によって支えられていること、その幸運のうえに今があることに、あらためて気付かされたという。・・・

以前にもこのコーナーに書きましたが、松下政経塾生の板東氏の講演の際に、「皆さん、成功の秘訣は何かわかりますか」という問いに、会場から、いろいろな答えが返ってきたことがあります。板東氏曰く、「成功の要諦は、成功するまで続けることである」、ということでありました。「素志貫徹の事」ということであります。これは五誓の一つであります。現在も事務所内の壁に貼り付けてあるものです。

諦めることなく、かつ、日付を定めれば、夢は実現するということでしょうか。しかし、その前にその夢を描く必要がありますが・・。

 

今日は、快晴の一日になりそうですね。リフレッシュしたいものです。

2002/ 2/23(土)

『和民 その3』

同じく著書から。

・・・我が社には「できないと言わない」という社訓がある。これは実現不可能なことを指示・命令されても、何でも「はい、できます」と答えよ、という意味の社訓ではない。「空を飛べ」と言われたら、「私は人間だから空を飛べません」と答えてはいけないという意味の社訓である。つまり、「空を飛べ」という指示に対して、例えば「私に飛行機を購入する予算と、飛行機操縦免許取得の免許の時間を下さい。そうすれば飛べます」と答えなさい、という意味の社訓である。    

「○○すればできます」という答えに対して、上司が○○という条件を認めて実行命令が下った時、次に大切なことはそれを「必ず実行する」ことだ。私の好きな言葉を紹介したい。

「為し終えた小さな行為は、為し終えぬ大きな計画に勝る」

計画は、それが実行されて初めて価値がある。実行されない計画ほどないほうがましである。為し終えた小さな行為の連続が、大きな計画遂行となる。だから、確実な小さな達成は尊い。

先日、こんな話があった。

「やるべき店長の作業が為されていない」と報告があり、

「それはなぜだ」

「作業が多すぎるためです」

「それでは作業店長業務を減らしなさい。大切なことは、決まったことを必ずやり抜く事だ。やらない10の計画より、やる1の計画のほうがよい」

その後店長業務が50から36に減った。・・・

 

これはワタミの100%文化づくりということであります。

行為の習慣化を身につけたいものです。「できない」と言わない時、できるまで耐える心も、習慣化するまで耐える心も必要ということでしようか。

2002/ 2/22(金)

『和民 その2』

昨日と同じく、ワタミフードの渡邉社長の著書からであります。

・・・この夏、ワタミ創業以来、初めて退職者が続出しました。総勢8人にのぼりました。しかも、その8名のうち4名が、不正行為による退職という驚くべき事実がありました。・・・つい先日、本社で噂話が流行しました。「誰々がこう言った・・」「誰々がこんなことをした・・」私は怒りました。幹部社員を集め、「社訓にもどれ」と訴えました。この社訓は、私の最愛の息子へのメッセージです。これを守れば、幸福になれるというメッセージです。皆、幸福になりましょうよ。不正を働いた4名に対し、怒りなど何も感じていません。ただ、悲しいなと思っているだけです。・・・

 

そのワタミフードの社訓は、次の五箇条です。

一、約束を守れ、嘘はつくな

一、愚痴、陰口をいうな

一、笑顔で元気よく挨拶せよ

一、他人の喜び、悲しみを共有せよ

一、正しいと思い、決めたことは、あきらめずに最後までやり遂げよ

であります。

私も全く同感であります。当事務所スタッフ全員の普段からの行動に対する根底になっていることがらであります。

2002/ 2/21(木)

『和民(わたみ)』

いま、外食産業で、最も注目されている居食屋「和民」の創業者渡邉美樹社長が、「社長が贈りつづけた社員への手紙」という自著の中で、言っている一部です。

「何のために、この会社があるのか」、いつも考えながら仕事をしてください。上司の顔色は見ず、経営に照らして合わせて、正しいと思うことをどんどん提案し、どんどんやって下さい。君は、この地球上に一人しかいない、かけがえのない人ですから。君の人生は1回しかない、かけがえのない人生なのですから。君は、人生の主人公なのですから。」

私自身、経営者の一人として、まったく同感であります。ぜひ、そうありたいし、そうしていただきたいものであり、また、そうしてもらわなければなりません。仕事だからと言って割り切るのではなく。

人間の能力はそれぞれに違う。故に、周りと自分を比べず、精一杯の努力をつづけて成長していただきたい。自分は自分以上でも、以下でもない。よって自らが努力するしかない・・・・・。私を含めて。

単純な私自身の現在の素直な思いであります。

2002/ 2/20(水)

『経営セミナー出席』

昨日は、滋賀県びわ町に所在する新江州株式会社代表取締役社長の森建司氏の講演を聞く機会がありました。

テーマは、「これからのリーダーに期待する  循環型社会と企業経営」という難しい感じ出はありましたが、森社長の経営に対する考え方方針等をなまで聞くことが出来大変有意義な時間となりました。

とにかく手広く事業を展開されており、主だったものは、こん包資材建築材料製造販売、ITビジュアル製作、販促・イベント企画・環境ビジネス支援・バイオビジネス支援等々。役職は長浜商工会議所副会頭他。

経営理念は「個と全体の調和と融合」。

会社は株主のものと言われますが、現実にはそこに働く社員の生活がかかっている。そのため個(社員)と全体(会社)が調和してかつ融合することを願うという意味とか。

社是は「過去には感謝・現在には信頼・未来には希望」。

事業部が14、関連会社が4社のグループカンパニーであります。

印象に残った話は、次の通り。

人にはウイークポイントがあったほうがいい。それを克服することによりパワーが出る。現に森社長はどもりで悩んでいて、それを克服してなおしたとか。

現状を壊さない限り、新しいことは成し遂げられない。改革するには自己否定か゛大前提。

会社は、社長以上に大きくならない。

これからはビジネスパートナーを探し、そのパートナーとどこまで通じ合うか、等々。

現在、エコ村ネットワーク、エコ建材、エコ住宅、地球環境を考えた事業を展開中とのこと。

ちなみにこの会社のホームページアドレスは、次の通りであります。

http://www.biwa.ne.jp/~singoshu/opening.htm

また、新たなパワーを頂いた感でありました。

2002/ 2/19(火)

『更正の請求の期限』

いよいよ確定申告がスタート致しました。申告納付期限は3月15日であります。この日は、昨年確定申告を行った人の更正の請求の期限でもあります。

即ち、平成12年分所得税につき、その申告書に記載した所得金額や税額等について「法律の定めに従って計算を行わなかったため納付額が本来よりも多かったケース」では、申告書の提出期限から1年以内に限り、更正の請求を行うことで訂正を求め、還付をうけることができることになっています。

例えは゛、老年者控除、配偶者控除等の各種人的控除の適用し忘れがあります。

自分の家族に本来ならば適用されるところ、パートや年金収入を確認しないままてっきり「できない」と思いこんでいたケースなど。

平成12年分については、来月の15日が更正の請求の期限となります。

なお、同様のケースで、確定申告書を提出せずに年末調整で課税が完了しているサラリーマンであれば、今回確定申告することによって、還付されることになります。確定申告していないサラリーマンについては、本来控除できるものを忘れていた等により、税金が納めすぎであった場合の、この確定申告による還付は、過去5年分まで行うことが出来ますので、再チェックしてみてはいかがでしょうか。

2002/ 2/18(月)

『毎日が決算日』

今日の朝刊に「エプソン 毎日が決算日」というタイトルのコラム記事が掲載されております。

それによると、

セイコーエプソンは近く、日ごとの売上状況を毎日計上する「日次決算」を導入する。本社の情報画像事業本部や液晶表示体事業部など独立採算性をとる全8事業部について、前日の販売状況を翌日には確認出きるようにする。各事業部傘下の連結対象会社なども対象とする。

日次決算は当面、売上高だけを対象に導入。その後、在庫量や受注状況も、グループごとにはじき出せるようにする。

日次決算を導入し、経営意欲和高めると同時に、コストや在庫管理も意識しやすくして、事業部制に磨きをかけるとか。

時代の要請で、ここまでやらなくては生き残れないという結論だということでしょうか。

それにしても連結対象の会社もと言うことでありますので、たとえ、中小企業であったとしても、日次決算体制をとらざなくなるというのは・・・という感であります。

 

実質的に今日から確定申告受付。お昼のテレビニュースでは、各税務署のこの受付風景をニュースとして報道すると思われますが、いつもその年の活躍した芸能人などが、自ら税務署の窓口で手渡し、形ながらの税務署員の検算の上、収受されるという映像。さて、今日はどんな著名人が映し出されるのでしょうか。

今週も頑張りましょう。

2002/ 2/17(日)

『マルサの女』

昨夜のフジテレビ系列9時〜のゴールデンシアターは「マルサの女」。1987年の伊丹プロ、伊丹十三脚本・監督作品であります。宮本信子扮するマルサ。バブル期まっただ中の15年前の経済情勢にあった査察のリアルな状況が、今みてもリアルに表現されています。監督が主張したかったことがひしひしと伝わってくるものがありました。

奇しくも、昨日は確定申告開始日。あえて、この日にぶつけてテレビ局が放送したのではないでしょうか。

よく、テレビ・新聞等で○○年度一年間の税務調査のワースト10や悪質の脱税手口が報道されますが、これは国税当局の情報リーク的なもので、あえてこの確定申告時期にぶつけて、発表していると言うことを聞いたことを覚えております。

脱税で、事業が発展したと言うことは聞いたことはありません。納税は国民の義務であります。節税は必要でしょうが。

マルサの女の中で、板倉亮子役演じる宮本信子が、巨額脱税の摘発を受ける権藤秀樹役演じる山崎努に、「こどもにカネを残すよりも貴方の力強い生き様を残してやったらどうなんですか」と言うようなせりふを言い、最終的には観念したという終わり方に、後味の良いものを感じた次第であります。

2002/ 2/16(土)

『フナイFAX』

昨日届いたものの内容の一部です。

人づくり法 ・・・ これからは本物化と人づくりが重要になる。クラーク博士、吉田松陰、小林虎三郎など26人にも及ぶ人材育成の天才を研究したところ、彼らの人材育成方法には、人づくりのコツとも言える5つの共通点があった。1つ目は「長所伸展」、2つ目は「プラス発想」、3つ目は「勇気」、4つ目は「至誠・慈愛」、5つ目が「自由」。逆にやってはいけないのは、「短所是正」、「マイナス発想」、「逃げる、人の責任にする」、「いじわる、差別、いじめ」などで、「素直でなくなること」もいけない。これら5つのコツに従えば、まず、謙虚になり、他人から好かれ、人相が良くなる。また、「ミクロなエゴ人間」にあう行動をするようになって、人間の最高の能力である「直感力」と「創造力」を活用できるようになるといえそうである。結果的には「幸せ」で「楽しい」生活がおくれるようになるといっていい。「この世の中で起こることは全て必然・必要であるが、ベストにするのが人間の役割であること、想うことは実現すること、与えるものが受け取るもの」という3つのことを知った上で、その人の持つ優れた特性を生かす努力をしてほしい。

と締めくくっております。人としての目的を達成し、人財になるため鋭意努力しようと思った次第であります。

思わなければ実現しませんよね(思ったことは実現すると言いますが、思わないことは絶対実現しないと言いますよね。)。

 

今日から平成13年分の所得税の確定申告の始まりであります。役所は土日閉庁ですので実質的には18日からであります。早めの申告準備をしたいものです。今回から申告書の様式や大きさが改訂されました。38年ぶりということで、慣れるまでは大変でありますが、スタッフの皆さん、健康に留意し頑張りましょう。                 

2002/ 2/15(金)

『当事務所が提供しているものは何なのか』

当事務所は物販業ではありません。では何を売っているのか。何の対価として、報酬を頂いているのか、自問自答しながら日々の業務を推進しています。判断に迷ったときは、この原点に返るようにしております。ただの、事務処理屋では決してありません。当事務所として、お客様の企業経営のお役立ちというスタンスであるのは言うまでもありません。自己満足であってはなりません。

本日の、上記自己啓発格言も、まさにお客様のためである、ということに対して同感いたします。

自分の言動に、時には振り返り、また、反省し、スタッフと共に成長していきたいものです。

2002/ 2/14(木)

『税をただす』

現在、日経新聞朝刊に連載中のコラムのタイトルが上記です。本日で4日目です。その中の一部を紹介しますと

・・・・市民が自分の払ったお金の使い道を直接選び、監視できる方法はないか。たどり着いたのが出資方式だった。むろん基本的な行政サービスの多くは税金に頼るしかないが、清水市長は「15万人市民のうち事業の趣旨に納得した人が出資してくれれば、かなりの行政サービスは税の仕組みを使わずにできる」と協調する。今後も文化施設や道路の整備などで出資方式を採用して効率の悪い行政サービスから撤退、その分、出資者には税金を安くすることも考えたいという。・・・

税金は使い道に対する議会の監視が働かないと、納税者が望んでいない事業にもおカネが使われ、負担だけがふくらむ。ひれはいまの日本の国、自治体に共通する病弊になっている。特に自治体は国が画一的に配分する地方交付税に歳入の多くを頼っているため、地域に必要のない事業にまで手をつけがちだ、と指摘しております。

まさに同感であります。現在の税の執行の問題点を解決しないと、税が、寄付等の形に置き換えられてしまうこともあり得る事になります。

即ち、現在の画一的な国税地方税として納税するのではなく、自身の望む特定の地方公共団体などに寄付をすることによって税負担を軽減する(その寄付先が税務処理上損金とできるところであれば)ということになりかねないわけであります。納税は国民の義務でありますが、その使途をたださなければ納税意欲も激減することになります。

 

話は変わります。当事務所では、この年末年始にスタッフに対して一冊の経営関係の書籍を渡し、年明けにその読後感想を提出していただきたい旨の指示をさせていただいておりました。今回、その提出いただいたレポートを読ませていただいた感想です。、スタッフそれぞれが、それぞれの感性でとらえてそれを解釈されたと言うことに対して、私なりに非常に感謝いたしております。また、違った気づきを得た感であります。ぜひ、スタッフの皆さんが感じたその内容を業務に生かして頂きたいと、切望いたします。

ちなみにこの本のタイトルは、「ジャック・ウェルチ我が経営」であります。

2002/ 2/13(水)

『未来の視点から現在を振り返る』

次はある方の本日のホームページでの書き込みです。

・・・・・・単刀直入に今流行の「ガン保険」を勧められた。
無論最初は断った。もうこれ以上は入らないと。(^_^.)
しかし、説明はこう続く。
高齢化が進む中、これから20年間を考えた場合、がんで入院する確立がどのくらい高くなるのか。まして治療や手術の大半は保険適用外。適用されたとしても、これから医療費3割負担を考えれば、どれだけの金銭的な負担があるのかを考えてみたことがあるのか。
そうした話を知り合いの例を出されて説明されると、なるほどとついつい弱気に考えてしまうものなのである。

確かに、いま健康である姿を考えれば必要はないと自信を持って言えるが、将来の状況を考えれば、否応なしに最悪なシナリオを考え具体的な姿が沸いてくる。結局、個人契約でサインをしてしまった私なのである。

経営も同じことが言える。
現状認識の上で、これからどうすべきかを論じてもなかなかイメージが沸かない。しかし、未来の観点から現在を振り返り、いま何をなすべきか。そのために会社をどう変えるべきかと考えると方向性はかなりはっきりと見えてくる。未来から現在を見る、、、こうしたアプローチが重要なんだろう。・・・・・・

 

これからどうすると言われても、ピンとこないかもしれませんが、このように未来の観点から現在を振り返り、いま何をすべきなのかという風に考えると方向性は見えて来るというのは同感であります。

昨夜、東京からおいでいただいた方と懇談および酒席を持つ機会があり、我々税理士の5年後、10年後はどうなっているのか。何割が生き残り何割が生き残れないのか、という問題提起がありました。

生き残る税理士事務所はどういう事務所で、何をしなければならないかという問いかけがあり、足もとだけでなく、もっと広い視野で現在の環境変化に対応しなければならないという気づきを得た次第であります。

気づくだけではなく、行動ありき、それも人より先に。ピンチはチャンス。酔いが吹っ飛ぶような目の覚めるような思いでありました。

2002/ 2/12(火)

『連結納税制度』

政府・与党により、本年4月以降開始する法人企業の事業年度から、連結納税制度が導入されることが政策決定されており、法案は5月連休明け頃をめどに国会上程され会期中に可決・成立後、4月に遡り施行となる見通しです。

この制度の最大のメリットは、いうまでもなく「グループ会社全体で損益通算を行い課税所得を算出する」という点。

仮に親会社が+50の所得で、連結子会社が−50であれば、単純な試算は結果的にその年度では納税額は発生しないことになります。ただし、原案では、「子会社の繰越欠損金は連結加入時でうち切る」旨が明記されており、選択・導入には大きな障害になりそうです。

この制度を選択導入するかしないか判断に迷うところですね。

 

来週18日から、いよいよ平成13年分の所得税の確定申告の受付が 始まります。事前準備はお済みですか。なお、還付申告は既に受け付けております。今年度は、税務署のシステムが変更になって、還付金が振り込まれるまでの日数は2ヶ月をみて欲しい旨の案内がされているようですので、早めの還付申告をお勧めいたします。

今朝は本当に寒いですね。日中もあまり気温が上がらない予報であります。風邪など引かないようご自愛下さい。

2002/ 2/11(月)

『おかげさまで15,000カウント達成』

昨日、ついに当ホームページ開設以来15,000人の方から訪問いただきました。本当に嬉しい限りであります。

近々リニューアルも予定していますので、今後ともよろしくお願いいたします。

所長のひとりごとは、毎日更新させていただいておりますが      @一番身近には、当事務所のスタッフの皆さんに口答などで、伝えにくい所長の思いなどを早朝の頭のスッキリしているときにこのパソコンのまえに座った瞬間に頭に浮かぶ言葉を書くことによって、発信し、所長の今考えていることなどを理解していただきたいということと、    A次に当事務所のお客様から、事務所のスタンス、方針等を理解していただければということ、                          B更に万万が一、当事務所に興味をお持ちの方がいらっしゃった場合に、山口会計の雰囲気を少しでも理解いただければということの情報発信にでもなればありがたいなあと言う、以上3つの趣旨からであります。

今後ともよろしくお願いいたします。

今日は3連休最終日。久しぶりに母と私の兄弟と一同に会する時間をとる予定であり楽しみであります。

明日からの鋭気を養いながら、今週も頑張りましょう。2002/ 2/10(日)

『春山満』

1954年兵庫県生まれ。24才で、筋ジストロフィー発症。現在、首から下の四肢を全廃。91年、自らの体験から、障害者や高齢者のヘルスケア、オリジナル商品の開発やコンサルティング業務を手がけ、「ハンディーネットワークインターナショナル」を設立し活躍中。車椅子で全国を巡りながら、年100回以上の講演活動を精力的に展開。

以上は春山満氏のプロフィールです。たまたまテレビで見かけ、著書「いいわけするな!」(講談社)を早速購入した次第です。

首から下は全く動かない。寝るとき意外は車椅子に座ったまま。寝返りが出来ないので、痛みで毎晩、起こされてしまう。少ない夜で3回、多い時で、10回。氏は、そのたびに妻を起こし、妻は半分眠りながら、手慣れた介護をこなす。朝は、体重50sの氏を妻が抱き起こし、車椅子に移されることからはじまる。もう一度便座に座って用を足し、そこで歯磨き、洗面。そして階下へ下ろされ、身支度をさせてもらう。会社に行っても同じ。車から乗って降りること、タバコの火をつけること、コーヒーを飲むこと、食事をすること、排泄まで、スタッフが氏のなくした機能をすべてかわりにしてくれる。

氏は不自由になってからいろいろなものを無くしたそうですが、「なくしたものを勘定するな。残っている機能を120%活用すればまだまだ生き残れる」という人生観を見つけたと言います。

「勇気」と「感動」を与えてくれる素晴らしい生き方であります。

2002/ 2/ 9(土)

『仕事の段取り』

限られた時間で与えられた職務を全うする。利益を追求する組織であのわけですから、効率よく行う。当たり前のことであり、当然のことである訳であります。

残業、休日出勤もしなければいけない事情がある場合も当然であります。経営者の管理及び指示が適切でないから、残業等をしなければならなくなると、反省大であります。

売上、利益目標等は、大きめに設定すべきでありますが、仕事の段取りは効率よく余裕を持って行うべきであると考えます。

あらかじめしなければいけない仕事に、優先順位をつけ、想定されるタイムリスクを考慮した段取り(一週間の業務作業計画等)をしなければ意味がありません。

「厳しい」を経営用語集で引いたところ、「人に言い訳をしない人です。自分の事を正当化せず、己には厳しく、他人には寛大に。」でありました。

仕事も段取り八分であります。全て計画で決まります。計画に時間を掛けすぎることはありません。自分に妥協せず、厳しく行動しましょう。

当事務所のスタッフの皆さん、本当にご苦労様であります。超繁忙期である確定申告時でありますが、健康に留意して頑張りましょう。仕事の段取りを上手に行いつつ(残業も休出も計画的に)。

2002/ 2/ 8(金)

『経営用語解説その3』

またまた、続きです。山口会計の「や」から。

@約束・・・どんな良いことも守らないならば、約束をしないほうがよい。守れないときは後で理由を付けずに、事前に連絡して新しい約束をする。

A優しさ・・・感じる心です。人の痛みと悲しみを。相手の立場になって、考えてあげられるということです。

B野心・・・身分不相応な大きな望みを持つことです。社員の共感を得なければ達成できない。

Cやり甲斐・・・自分の希望を叶えられる仕事で、自分の仕事が、お客様に感謝されることです。お礼を言われる職場を持っていることです。

Dやりすぎる・・・我が社ではやりすぎるということはない。やりすぎているときは、必ず回りからストップがかかる。ストップがかかるまでやっても良い。

Eやり直し・・・時間の無駄です。失敗の大半は、指示・命令をよく理解していないからです。メモ・期限・優先順位です。

 

「優しい心」で「野心」をもちつつ「約束」を守りながら行動し、更に「やり甲斐」ももちつつ、かつ、「やり直す」と言うことのないよう指示命令を理解しましょう。「やりすぎる」と言うことは無いわけでしょうから。

上記6項目全部文章に挿入致しました。ちょっと不自然でしょうか。

2002/ 2/ 7(木)

『経営用語解説その2』

昨日に続き、今日は「さ」からの抜粋です。

@催促・・・うるさい所から支払いをする。売上金の入金が遅れた時など、期間がすぎたらすぐに言う。お客様だから悪いと思うのは、次元が低いからです。言うのがしっかりした会社です。

A挫折・・・人の心がわかって、部下と一緒に歩く事が出来る。人間が育つチャンスです。

B幸せ・・・ここにはありません。みんなで作り上げていくものです。他人が持ってきてくれるものです。

C去る者は追わず・・・辞めるという人は引き留めない。勤めてまだ日が浅く、短い人は、事情がよくわかっていないので、上司が話を聞くが、3年以上の人はその必要がない。大切なのは残った人です。

D叱り方・・・同じ事を何度も言う、うんざりするぐらい全力で叱る。人前で叱る。相手の目を見ながら、しかるべき問題点をできるだけ具体的に。

D資金調達・・・難しい方から順番に選択する。1.利益の確保2.資産の圧縮3.負債の増加

F仕事・・・仕事はスポーツと同じです。仕事を嫌々やれば、仕事の奴隷です。しかし、仕事に楽しみを見いだすことが出きれば、スポーツと同じです。スポーツであれば、汗をかいても、気持ちがいいし、ゴールを目指して走るところにスリルだって生まれてくるのです。しかも、仕事もスポーツも個人プレーじゃできない。団体戦です。だから、時には自分をころしても、めざすゴールへチームが走っていくことが要求されます。

G指示命令・・・必ず復唱する。メモをとる。期限を定める。

H失敗・・・やる気に正比例する。失敗はさけるべきものでない。逃げるものではない。それから何かを学ぶものです。

I社内禁句・・・出来ません。ムリです。時間がありません。わかりません。

 

気が付いたら「し」ではじまる用語も書いてしまいました。

会社で使われる共通言語について、きめられた定義が案外ないということが社内を混乱させている原因ではないかと気づき、小山社長が作り上げた用語集です。ぜひ、みならって意思統一をしたいものです。

2002/ 2/ 6(水)

『経営用語解説』

またまた、株式会社武蔵野の「経営用語解説」からであります。当事務所の社用車は、「す号」と「さ号」です。

そこで解説集の「す」のところから抜粋。

@すぐやる・・・すぐやる、後で直す。「そのうちに」というのは、やる気の無いことです。やりながら手直しをしていけば、パーフェクトに近づいていくものです。決めるべき時に決める。成功の秘訣です。事を始めるにも、うち切るにも、見切りは大事です。

A素敵な人・・・情熱を持って生きている人です。

Bすなお・・・「すみません」「失敗しました」が自然と口から出ることです。過去の経験や知識だけで、物事を決めつけたり、否定しない人です。すぐに口から出ないと結局、後々で倍の苦しみを味わうことになります。

C素直なこころ・・・掃除など手を汚す仕事をすると、自然と心の修養に役立ちます。

D素直なセールス・・・商品の欠点から説明して、次に長所を説明する。お客様が信用します。

E素晴らしい人生・・・死んでから家族に、お父さんを尊敬していると言われることです。

F砂時計・・・ある時間にできることは、常に一つしかない。やらないことを決めればよい。砂時計は上から下へ一つの小さな穴からしか通らない。即ち、一つしか処理できない。

Gスケジュール・・・先に決めた人が全てに優先する。変わらないものを先に決める。とりあえずでよい。雑務・予備の時間をとる。準備の時間がどうしてもぬける。

 

素直が一番ととうことでしょうか。ひいてはそれが自分のため人のためという事ですね。

この解説集は、インクの色をブルーにしてあるのですが、その理由は、コピーしてほしくないからだそうであります。社長が社員の方に口で読んで、耳で聞いて、手に書いていただかなければ、勉強にならないからだと巻頭の言葉として書かれております。一倉定先生等からの指導で作り上げたものだとか。

心したいものです。

2002/ 2/ 5(火)

『経営計画策定』

過日(1月23日)、当事務所の2002年の経営計画発表会を無事終了する事ができた旨の内容をこのコーナーで書かせて頂きました。

その際、出席いただいたお客様が、今度自社でも発表会を開催するので出席していただきたい(かねてから、発表会を行う旨の申し出はありましたが)旨の連絡を、当事務所に対してN社のB社長より案内を昨日頂きました。

うれしい限りであります。来る13日が今から楽しみであります。

 

次は一倉定著「経営戦略」からであります。

・・・・・・・会社というものは社長次第でどうにもなります。社長こそ、会社の運命を決定的に決めてしまうものなのであります。社長が正しい決定をすれば、企業の業績は向上します。

会社経営の基本は、利益をあげ続け、存続することです。倒産してしまえばすべて終わりです。だから、安定的に利益を出し続けるような「事業構造」をつくり出さなければなりません。

「経営計画」はそれを成し遂げるための唯一の道具だと確信致します。たとえば、社員に目標売上を立てさせると、実現可能な売上目標を作成します。過去の実績から実現可能な売上では、会社が存続していくために必要な利益は達成できないのが現実です。会社がつぶれたら誰が責任を負うのか・・・・。当然すべて社長一人が全責任を背負わなければなりません。最終責任を負う社長が、自らの意思で「決定」を下すのは当然の事であります。

社長が自らの意思で決定すると、それは社員の立場を無視した押しつけであるからいけない。社員の意見を尊重すべきであるという思想は、一見正しいように思われます。しかし、それは間違い。決定権は責任をとる人しか持つことのできない権利であります。社長は経営理念をもち、それを実践するために「我が社の未来像・ビジョン」を中長期経営計画で具体的に示さなければなりません。経営は社長一人ではできません。社員の協力が必要なのです。ですから「わが社の未来・ビジョン」を具体的に社員に示すことによって、社員に協力をお願いするわけです。・・・・・・・・

 

経営計画は、「我が社が生き残るため」の道具であり、魔法の書であります。計画通り行かないからこそ計画が必要であります。計画と実績の差が解るからこそ次の手が打てるというものですね。B社長、120%自身のビジョンを具体的数字と期限を示しながらさらけ出して下さい。当事務所もN社が勝ち組になるべく最大限の支援をさせていただく所存であります。

2002/ 2/ 4(月)

『組織論』

先日の外務省の大臣更迭、本当にビックリしたできごとでありました。

昨日のテレビ朝日系列で放送されたサンデープロジェクトで、ある若手議員が、今回の問題は省の中で終わるべき事。省のトップである大臣が車の運転手にたとえれば、問題になった事務方のトップは、その車のタイヤ。そのタイヤは運転手の目指す方向へ行けるべく全力で回転していかなければならない。にもかかわらず、逆回転(トップである大臣の発言を否定)するようであれば、やむを得ず交換しなければならない。それを交換せず、予算委員会まで持ちこしたことで手遅れとなった、と言うような発言をしておりました。

企業経営においてもまさに同様であり、トップとベクトルを併せられなければ、その企業のめざす事に対して行動する一員から離れてもらわざるを得ないということではないでしょうか。

このような経済状況の時代。そうならないためにも企業内で意志を一致団結しなければならないということであり、万が一そうでなければ、対外的な経済活動などうまくいくはずはないというものですね。

今週も一週間、当事務所もスタッフ一同ベクトルを合わせて頑張りましょう。

2002/ 2/ 3(日)

『節分』

本日は節分。節分を辞書で引いたら@季節の変わり目A立春の前日と。

と言うことで明日は立春。暦ではもう春到来であります。

我が家でも昨日は恒例の如く私が鬼に扮し豆まきをやった次第であります。子供はこの日を待ちわびていたほどで、下の子は始める直前ドキドキしてるとひとこと。

季節の変わり目を実感した瞬間でありました。

 

本日の新聞による今週の占いであります。


今週の星占い(2月3日〜2月9日)
アリアドーネ・ユウコ

◎発展 ○好調 △平凡 ▽停滞 ×下降------------------------------------

【牡羊座 3月21日〜4月20日】
寒さによる体へのダメージに注意したい週。室温調整や防寒に配慮を。仕事、学業はペースを落として正解。健康、美容への投資吉。 
愛情 △  健康 ×  金運 ○  仕事 ▽ 


【牡牛座 4月21日〜5月21日】
わだかまっていた問題に深くメスを入れる好機。最初はガタついても自然に道が開けそう。愛情、家族の問題も一歩踏み込む姿勢で。 
愛情 △  健康 △  金運 △  仕事 ○ 


【双子座 5月22日〜6月21日】
全体的に気がゆるみがちな週。大切な物をうっかり落としたりしがちなので手回り品には注意を払おう。仕事では大きな決断はパス。 
愛情 ○  健康 ▽  金運 ×  仕事 △ 


【蟹座 6月22日〜7月22日】
創意工夫が今週のキーワード。いらない物でも工夫をこらしてリサイクルしてみよう。金銭も限られた予算を有効に使うことが大事。 
愛情 △  健康 ○  金運 ×  仕事 △ 


【獅子座 7月23日〜8月22日】
自分にとって心地よい環境を作ることで運気上昇。インテリア改装や人間関係の見直しに収穫が。仕事は自分の意思を抑えないこと。 
愛情 ◎  健康 ○  金運 ○  仕事 △ 


【乙女座 8月23日〜9月22日】
今まで見たくなかった現実に直面しそうです。どんな状況にあっても自分を見失わなければ解決策あり。インフルエンザには要注意。 
愛情 ▽  健康 ×  金運 △  仕事 ▽ 


【天秤座 9月23日〜10月23日】
魅力や実力を最大限に生かせる週。人の目は気にせずに自分のやりたいことを推進する。仕事、愛情は与えられるより与える方向で。 
愛情 ○  健康 ○  金運 ○  仕事 ◎ 


【蠍座 10月24日〜11月22日】
思考が悪循環してしまいうつ状態に。そんな時は身体を思い切り動かして頭の切り替えを。仕事では自分が正しいと思うことは発言。 
愛情 ▽  健康 △  金運 ×  仕事 △ 


【射手座 11月23日〜12月21日】
最近、ごぶさたしていた友人と交流してみると意外な収穫が。仕事や人間関係で煮詰まっていた問題に希望の光が。健康運は回復中。 
愛情 △  健康 ○  金運 △  仕事 ○ 


【山羊座 12月22日〜1月19日】
上司や両親など目上との間にトラブルが起きやすい。反抗的な態度は改めて、こちらから歩み寄る努力を。必要のない買い物は却下。 
愛情 ▽  健康 △  金運 ×  仕事 ▽ 


【水瓶座 1月20日〜2月18日】
できる事とできない事を明確にさせることで物事がスムーズに。嫌な事に対して素直にノーと言うことが大事。愛情運は好転ムード。 
愛情 ◎  健康 ○  金運 △  仕事 △ 


【魚座 2月19日〜3月20日】
あと一押しというところで手を抜いてしまいがち。仕事、学業は探求心を持って取り組む必要が。恋は決めゼリフで相手の心を把握。 
愛情 ○  健康 ▽  金運 △  仕事 △ 

 

蟹座である私は、創意工夫か゛キーワードと言うことですので、今週のテーマとしたいと思います。

2002/ 2/ 2(土)

『またも給与関係の話』

いま話題になっているのが、派遣社員を活用することで人件費を削減しつつ、消費税も減らせるという「一石二鳥」の経営手法。

総務庁のまとめた「労働力特別調査」によると、8月末の派遣社員数が前年同期を10万人(35.7%)上回る38万人と急増していることがわかったそうです。この背景には、長引く不況により企業が派遣社員の活用によって人件費削減を図っていることやIT関連の需要が増えている事で即戦力を求める企業の実状もあるようです。

このような企業の事情が派遣社員増加の一員となっているわけですが、一方で注目されるのは消費税の納付額を減らせるという税務上の利点。というのも、派遣社員の報酬は、消費税控除の対象となる課税仕入となるため。正社員の給与は消費税の課税対象とはならないから、正社員を増やす代わりに派遣社員を活用すれば、派遣社員の報酬の消費税分だけ納付税額が減る計算。人件費の固定化を避けて経費の削減を測る一方で、消費税の節税にもなるという「一石二鳥」の人事雇用に、派遣社員の採用を一考する企業が増えてきそうな気配であります。

2002/ 2/ 1(金)

『公平・公正な給与制度とは』

本日の朝刊に、業界第2位の大和ハウス工業の樋口武男社長の過激な経営改革を進めている内容が紹介されておりました。「人は切らぬが、甘えは許さぬ」ということで、戦う組織を目指すとか。

昨年末、赤字支店の支店長の賞与をゼロにするという社長の方針が伝わるとどよめきがわき起こったと言います。支店長ともなれば、半期の賞与が200万円から300万円を上回るもの。それが赤字となればゼロ。現実に全80支店のうち10人前後の支店長の賞与がゼロとなったそうであります。

私どもと同業者の税理士のある方のコメントを目にしたので紹介いたします。

・・・・・・・・・・・・ 従業員全員に「自分の働きから見て妥当だと考える給与の金額を正直に言ってください」という質問をして、従業員さんから出てきた金額を合計してみてください。おそらくその合計金額は、経営者が考える会社全体の給与の総額を上回っています。これが、誰から見ても公平・公正な給与制度が現実社会にほとんど存在しない本当の理由です。

 でも経営は現実の営みです。哲学的に公平や公正の概念を探求しても仕方ありません。経営者は現実の世界の中で、給与制度ができる限り公平・公正になるような努力を積み重ねるしかないのです。

 その際に参考にすべきポイントを列挙してみます。

(1)できるだけ、給与制度の仕組みをオープンにしておく。

 どのような成果をあげたら給与が増えるのか、どのような事をしたら給与が減るのかを事前に明らかにしておく必要があります。経営者の顔色を見ながら仕事をするなんて今どきナンセンスです。「人はパンのみに生きるにあらず」。会社の経営方針に沿って努力していれば結果として給与も増えている、そうしたシステムを給与制度の中に組み入れるべきでしょう。

 でも給与の加算・減算項目のすべてを制度に盛り込むことは不可能です。経営者は明文化され得なかった部分に関する裁量権を持つべきでしょう。そうでもしないと時には不公平な給与制度になってしまいます。・・・・・・

人材は、企業にとって人財であります。これからの勝ち組企業として残るためには、人財で決まります。

給与は労働の対価でありますが、社員がより納得出来る給与制度にしなければならないということは、永遠のテーマであると痛感した次第であります。

当事務所でも、3年前に給与セミナーを開催し、小原康夫先生を小田原からお呼びしシリーズで行いましたが、その際の先生の指導された、より職能給制度へ近づける努力が必要な時代といえるのではないでしょうか。