2002/ 5/31(金)

『目』

「目は口ほどに物を言う」と言いますがね実際、目は口以上にその人の健康状態を表しているそうです。

目という局所に前進の状態が凝縮されているためだとか。回生眼科の山口康三院長は次のように雑誌で述べています。

・・・患者さんの目の状態をよく観察すると、全身の不調が手に取るようにわかります。目の不調を訴える人は、眼底の血液循環か゛悪くなっています。病気を改善する方法が血液循環法です。目の症状に対しては、目の周りを指で押して血行を促します。軽いタッチで押しパッと離します。目の血液循環を良好に保つには、空腹時に生水や柿茶で水分を十分に補給することも大事です。ちなみに、コーヒーや緑茶、紅茶などのカフェイン飲料は、利尿作用が強く、脱水をもたらすので、おすすめできません。・・・

血行をよくする事が大切と言うことでするね。足の裏のつぼをマッサージする事(以前紹介した足踏みマッサージ・エバーヤング)はやはりよいということですね。

2002/ 5/30(木)

『申告納税額1割減少』

県内13税務署の平成13年分所得税の確定申告状況が発表されましたが、納税人員、所得金額は増加したものの、申告納税額は9.7%減少とのことです。昭和55年以来最低だそうです。

納税額275億円を納税人員13万2千人で割ると、一人当たり平均納税額は21万円となります。

消費税については、申告納税額47億円で8.6%減少し、還付件数は9.4%増加したとか。

14年度はぜひ景気回復し、税収もアップしてもらいたいものです。

2002/ 5/29(水)

『ワールドカップ』

いよいよ31日よりワールドカップが開催。会社を休んだり、早退したり、仕事が終わるやいなや帰宅する人が増えそうです。

景気が悪い中、そんなどころではないと言う方もいらっしゃるでしょう。

そんな方も、地上波テレビの放送予定をチェックできる「サンスポ」のサイトがありましたので、無理なく見られる観戦スケジュールを固めてみてはいかがでしょうか。

http://www.sanspo.com/soccer/02worldcup/

2002/ 5/28(火)

『コロッケ』

昨日届いたメールの一部です。メールをいただいた方の会社のMさんの話です。

 

・・・・・Mさん、実は「食べること、飲むこと」にとにかく目がない自称食通。 一般の食通と違う点は、「味より量」という点でしょうか…。 そんな彼が、いつものように近所のコロッケ屋さんに行って、お目当ての、「特大クリームコロッケ」を買おうとしたときのことです。

このコロッケ屋さん、近所では「ウマい!」と評判のお店とのこと。しょっちゅうMさんはコロッケを買いにこのお店に立ち寄るとのことですが、その日はふとMさん、なにげなくコロッケ屋さんのおじさんに尋ねてみたそうです。

 「これから暑い夏になってくるから、コロッケ商売はヒマになってくるんですか? やっぱり、冬場のほうが売れるでしょう?」

おじさんは、その質問には答えずに、「よかったら、お店の厨房に来てごらん」とニッコリ。

Mさん、誘われるままに、厨房に… そこは、まさに蒸し風呂のような暑さ! とても普通じゃいられないほどの熱気が充満していたそうです。

おじさんいわく、

「コロッケ揚げるとすごく暑くなるんだけど、夏の暑いときには、当然もっと暑くなるんだけどね、みんな暑いのがイヤだから、家でコロッケ揚げたくないでしょう」

「だからウチはチャンスなのよ。コロッケ好きな人は、それでも食べたいから買って帰る。おかげでウチは、夏場の方が、商売繁盛!」

なるほど、「人が嫌がるコト、時期、モノ…に商機あり」ということでしょうか…。うーん、考えさせられます。なんて、思ってるそばで、Mさん、

「ね、この特大クリームコロッケ、うまいでしょう? ボリュームあるし…」とご満悦でほおばっておりました。・・・・・

 

人が嫌がること、時期、もの商機あり・・なるほどその通りでありますね。

2002/ 5/27(月)

『麦の穂』

「ビアパパ」をご存じですか。ビールを飲むお父さんではありません。今、全国のスーパーを中心に、長い行列を作り出している持ち帰りシュークリーム店「ビアード・パパの作りたて工房」のことであります。このチェーンを展開しているのが麦の穂。

開業から1年以上経過した店舗でも行列は当たり前。8坪の標準点で平均月商は800万円。坪月商で100万円。これはファミリーレストランの約10倍。マクドナルドや吉野家ですら標準点は月商坪30万円前後とか。品揃えは1個120円のオーソドックスなシュークリームのみ。

廣田社長は、ビアパパを展開する前、商品として候補のあがったのは、イチゴのショートケーキ・チーズケーキ・そしてシュークリームだったとか。チーズケーキはすでに先行チェーンがあり、ショートケーキは原料であるイチゴの価格変動が激しいという理由で断念。その結果シュークリームに。全て店頭で実演製造販売。主婦をねらうためにスーパーへ出店。OLは、1個、2個と自分の食べる分だけしか買わないが、主婦は近所や家族への土産として5個、10個をまとめ買いしていくからだとか。

おいしさを5感に訴える演出で成功していると言うことであります。いずれにしても練り尽くされた戦略であります。

たしか、亀田のアピタ内にあるのがそうなんでしょうか。行列に並び一度だけ買った事がありましたが。

ただ、店頭に漂うあのにおいはちょっときついなあと言う感ではありましたが。

いずれにしてもすごい売上であります。

2002/ 5/26(日)

『ブルー一色』

昨夜の国立競技場は、ブルー一色に包まれた鮮やかなかな画像をテレビは伝えていました。惜しくも1−1で引き分け。サッカー日本代表のさらなる健闘を期待したいものです。

東京・芝公園の東京タワーまでが25日、ブルーにライトアップされました。国立競技場で行われた「KIRIN WORLD CHALLENGE 2002 ファイナルチャレンジ」に合わせて、日本サッカー協会が企画したとか。

 東京タワーがブルーにライトアップされるのは初めてで、26日にも点灯されるとのことです。

日本サッカー協会も粋なことをやりますね。粋なついでで、ワールドカップにまず一勝しないとしゃれになりませんね。

2002/ 5/25(土)

『行動計画』

次は当事務所のあるお客様企業の今期の行動計画の一部であります。全社員の前で発表されたということであります。

内容から、一丸となって会社の継続・発展をしていこうという社長の思いが伝わってきます。社員に対し、なかなか伝えきれなかったことを文章にして方針を明確にすることは大切なことでありますね。

ぜひ、目標利益を達成し、全社員でその喜びを分かち合っていただきたいと思います。

 

・私を含め従業員の健康管理 

・私のできることも従業員にさせてみる、その後のフォローも     

・私の知っている技術をみんなに知ってもらう(教える)

・毎朝のミーティングで今日しなければならないことの確認

・私自らアルバイト・従業員への作業の実地指導

・笑顔は金のかからないサービス、今まで以上にみんなで実施

・他人がした良いこと悪いことを話し合い、みんなで心の通う対応をする(ありがとうの気持ちを伝える)

・今まで以上に足で稼ぐご用聞きの商売の実施

・部門ごとの販売目標をみんなでクリアーできるように細かく目標を立てて細かくチェックする

・経費を見直しムダを探す、ムダを省く話し合いする・・・・・・・・・

 

どれも当たり前の事かもしれませんが当たり前のことを当たり前にやり通すことが大切と言うことなのではないかと痛感。是非頑張ってほしいものです。 

 

昨日のこのコーナーで紹介したライブ富士山。今日先ほど(現在時刻AM6時40分)は最高の雄姿を仰ぎ見ることができました。是非、下の昨日の青い色のアドレスにマウスを動かしクリックしてみてください。                       l                 

2002/ 5/24(金)

『ライブ富士山』

何事も日本一は良いものですね。

久々にライブカメラで、今現在の富士山を眺めてみました。

残念ながら、現在は曇り空でよく見えないので残念ですが、ぜひ、次のアドレスをクリックしてみてください。ライブでご覧いただけますよ。ご自分でカメラのアングルも操作可能ですのでぜひどうぞ。

http://www.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/info/div/admin/html/fujisan/fujisan.html

2002/ 5/23(木)

『ハートフル・ビジネスカレッジ開催』

当事務所主催の表題のセミナーが昨日より開始。

5回シリーズの第1回目は、「古典に学ぶ」がテーマでありました。

第1回目ということで、このカレッジの学長である早稲田大学理工学部教授梅津光先生の講義が40分ほど前段でありました。梅津先生は知る人ぞ知る方で、臓器移植に国を挙げて取り組んでいたオーストラリアの人工心臓開発プロジェクトの初代リーダーとして活躍された方であります。

梅津先生の講義の一部を紹介いたします。

 

「生まれてはじめて聞くことへの対応」

@全体像をまずつかむ

A何が問題でどこが難しいのかを即座に把握する。

  そのために

 1.メモを必ず取る 

 2.頭の中に整理棚を作る

 3.復習する・・・他人に教えてみる

 

「詐欺師・脱獄囚の共通点」

@目的が明確

A切迫している

B人に相談できない

C他人と同じ方法ではダメ

D文献がない

E学校がない

 

この詐欺師・脱獄囚の共通点は、不可能なことはないと言うことのたとえでの紹介であります。

第2回目は6月10日。テーマは「業績を支える経営理念・企業倫理」であります。講師は、財団法人松下社会科学振興財団支配人の高橋誠之助先生で、松下幸之助氏に長年仕えた方であります。

2002/ 5/22(水)

夏のボーナス支給予測:民間1人当たり支給額3.1%減に

あさひ銀総合研究所が発表した「2002年夏のボーナス支給予測」では、次のように予想されています。

(1)民間企業1人当たりのボーナス支給額は前年比3.1%減

海外経済の回復に支えられて、日本経済はここにきて悪化のテンポが和らいできており、底をうかがう状況となってきています。しかし、内需は弱い動きが続いており、企業を取り巻く状況は依然として厳しい状況が続いています。 こうした状況のなかで民間企業1人当たりの夏のボーナス平均支給額(パートを含む)は、前年に比べて3.1%減の42万5千円で昨年に続いて前年の水準を下回ると予想しています。

(2)民間企業のボーナス支給総額は前年比5.4%減

 民間企業のボーナス支給総額は、前年に比べて5.4%減の15兆4千億円になると予想。というのも雇用過剰感は依然として高水準で、リストラを行う企業が跡を絶たず、ボーナスの支給対象人数が減少し続けると見られるからです。

(3)官民を合わせた今夏のボーナス支給総額は18兆8千億円

官公庁と民間企業を合わせたこの夏のボーナス支給総額は、前年に比べて4.5%減の18兆8千億円になると予測しています。これは、官公庁の1人当たり平均支給額(非常勤を除く全職員)が、昨年の人事院勧告がベースとなり前年に比べて微増が予想されるからです。 今夏のボーナスが民間企業1人当たり平均支給額のみならず支給総額でも前年を下回ることになると、一部の明るい動きによって拡がりつつあるともいわれている景気底入れの期待にもかかわらず、消費者マインドに水を差すことにつながりかねません。

 

県内の地銀でも固定給をカットしたという報道がなされるぐらいの現況かであるため、中小零細企業では、賞与支給の実施すら決めかねているところが未だに多いのではないかと推測されます。

2002/ 5/21(火)

『健康管理』

またまた、健康管理の必要性を痛感する事がありました。

常に意識して、自己の健康管理をしなければならないと心したいものです。

今日は、市内の青海神社の春季大祭であります。数年前までは、御輿をかついだのですが、現在はとても無理。天候も、どうにか曇りということでまずまずの予報であります。ケガ人がでなく無事終了してもらいたいですね。

2002/ 5/20(月)

『業績を良くするための7つの手順』

次は、以前講演会でお世話になったランチェスター経営株式会社竹田陽一先生の語録です。 

    業績を良くするには、次の手順が必要になります。
     ● まず1番目は、利益性と最も相関関係が強い要因を明らかにしなければなりません。 ここのところで9割が決まりますから、ここの所が狂えばすべてが狂うことになります。
     ● 2番目は、経営を構成している中心的な要因を明らかにしなければなりません。
     ● 3番目は、大事な要因1つ1つに対して、自社の規模と、業界での地位に合った目標を 定めることになります。
     ● 4番目は、目標を効果的に達成する、全社的やり方の戦略を決めなければなりません。 その戦略には、特別有利な1位の会社が使う「強者の戦略」と、1位以外の会社が使う 「弱者の戦略」の2種類があり、内容は、全く逆さまのアベコベになっています。
     ● 5番目は、これらを実行に移すときに欠かせない、仕組を作ることになります。 中小企業の弱点は仕組作りが弱く、仕事が個人に依存し過ぎていることにありますから、 仕組が上手に作られると、普通の従業員を使っても予想以上に成果が出るのです。
     ● 6番目は、仕事の役割分担を決めることになります。
     ● 7番目は、教育と訓練になります。これらの決め方が正しいと、正しい仕事を全員で 実行することになりますから、1人当たりの純利益がグンと多くなります。

    逆に、これらの決め方が根本的に間違っていたら、根本的に間   違った仕事を全員で 実行することになるので、当然業績が悪くな   り、中には倒産する会社も出ます。
    こうならないために社長は、1から7までをきちんとマスターして   おかなければならないのです。 ところが経営の中心部分は形がな   く、つかみどころがないので、経営を構成している大事な要因が    どういうものであるか、あるいは業績の善し悪しと相関関係が強い   要因はどれとどれであるか、 さっぱり分からないのです。大事な   要点が分からないまま経営したのでは、 業績は決して良くなりま   せん。
   

ダイレクトメールで送られてきましたのでご参考まで。

2002/ 5/19(日)

『久々の晴れマークの天気予報』

まだ雲は残っているものの、久々の晴(降雨確率ゼロパーセント)となりそうな朝であります。すがすがしい気分です。

本日は、これから結婚式に出席(兄の長女であります)。また、感動を体験できる嬉しい一日であります。

結婚式は何度出席してもいいものですね。

本日の結婚式場の料理も、楽しみの一つであります。こちらの料理は何度食べても感動しきりでありますから。

期待を胸に。

では。

2002/ 5/18(土)

『リーダーは40歳代に』

本日の日経新聞に、京セラの稲盛名誉会長に対して編集委員のインタビューという形式で「停滞を打破するリーダーを生むには何が必要なのか。」と言う問いに対しての記事が掲載。その答えとして「老人はみな引退して40歳代に任せろ」と言いきっております。

「大きな善をなすために、情け容赦のない決断ができる勇気もリーダーに必要だ。経営者について言えば、ただ人格円満で高潔だと言われるだけでなくて、場合によっては長年苦労をともにしてきた部下でも切らなければならない」

「IBMをコンピューターの巨人に育てたワトソン氏が社員教育に使った野鴨(かも)の話がある。たいへんやさしい人がいて、毎年飛来する野鴨にエサをやっていた。鴨たちは野生を失いエサ場にいつくようになった。これには落ちがあって、鴨はエサがもらえなくなると、自ら探すことができず死んでしまったという」

「大膳は非常に似たり、小善は大悪につながるという。エサを与えるのは小善で、鴨を死に追いやった。エサをやらないのは一見冷たいようだが、実は大膳なのだ。IBMは人を大事にするが、野鴨を飼いならすような従業員の扱いはしませんというわけである」

「この際、50歳以上の人はみな辞めて、40歳代後半ぐらいの人たちに全てを任せたらいい。つぶしてもかまわないから苦労してみいと言ったら、任される方は緊張して必死になり、人間ができてくるのではないか。政界にも企業にも、すれていない若い連中がまだたくさんいそうだ。暴論のようだが、これが本当の解かもしれない」

「最近どうもわれわれをはじめ老人がいっぱい出すぎている。年寄りはみんな引退しようと、われわれが、私なんかが言わなければいけないのかもしれない。余計なことを言うなと嫌がられても私は全然かまわない」

 

国が豊かになり万事便利になりバカみたいに働かなくても良くなって、リーダーがだめになったと 稲盛会長は語っております。

「若返り論」と、「野鴨理論」。中小企業であっても例外ではないと言うことですね。

2002/ 5/17(金)

『財務管理の話その2』

一昨日につづいて昨日も同じ先生の講義を聴講。

とにかく、ユニークな語り口でズバズバと良い悪いを含め言い切る先生であります。聞く側もそこまで言い切られるとやらざるを得ないと言う感覚になるものであります。

次は、その中での講師語録です。

・一時的に良い会社ほどつぶれることがある。それは、銀行のすすめにのっていらない借金をする、いらない買い物をするから。

・キャッシュフロー経営とよく言うが、物の本は、あえて難しく説明しすぎている。本来の意図を解説している本は少ない。あえて、私(講師の先生)なりに定義するならば、「資金(お金)を【営業活動によるキャッシュフロー】を増加させるもののみに集中させること」である。キャッシュフロー計算書は、1分できる。

・社長は65歳でやめるもの。社長の仕事は後継者を育てること。ユニクロが30歳代の社長に交代するのは大正解。売る品物が若年層が対象だから。

・私(講師の先生)が、引導を渡す企業は、次の3項目とも該当する企業。@付加価値が借入金よりも少ないA借り入れがどうしても増加してしまうB3年以内に新しい収益部門ができない。

・構造改革はしてもいいが、されてはいけない。仮にある同業者が10社の場合、2社なったら必ず利益は上がる。パイが同じだから。

・損益分岐点を利用して、@当社はどこまで売上が伸びたら毎月の借り入れ返済が可能になるのか。A当社はどこまで売上が落ちたら毎月の借り入れ返済ができなくなるのか、を、常に頭に入れておき、対処すること。

とにかく、この時代、今、経営者は何をすべきなのかと言うことを改めて痛感した2日間でありました。

2002/ 5/16(木)

『財務管理の話』

昨日は、「基礎から学ぶ財務管理」というテーマの講義を聴講。

財務情報の限界の話や、財務分析の常識の非常識の話など、ユニークな語り口での話でありました。

その中での話であります。

・・・・このような経済下では、売上を上げようにもなかなか上げられない。そうなると、自称専門家と言う方は、口を揃えて「固定費の削減」を提言する。すなわち、コスト削減。これらはナンセンス。

コストは適正な限り惜しむな。

ロスは1円たりとも支払うな。

と言いたい。

すなわち、コストとは、費用を意味し、売上に貢献するものであるから、削減したら売上が低減してしてしまう結果となる。それに対して、ロスとは、損失で、売上に関係ないものであるから・・・・。

コストとロスを見極め、かけるものと減らすものを明確にして経営しなければならないと言う意味の話でありました。

一律給料をカットはナンセンス。できる人はアップ、できない人はダウンし、できる人のやる気を喪失させないようにすることが大事だと言うことも付け加えておられました。 

企業経営者が何をしなければならないのか、何をしてはいけないのかを今一度原点にたって考える必要があるのではないかと痛感した次第であります。

2002/ 5/15(水)

『相続税と贈与税の一本化を検討』

政府税制調査会は14日、基礎問題小委員会を開き、相続税と贈与税を一本化する「累積課税方式」の導入を検討して行くことで一致したと、本日の朝刊は伝えています。

生前贈与でも、死亡時の遺産相続でも、同じ税率体系を適用することで、どちらの場合でも有利不利がない中立的な税制にする狙いとか。

現行制度に比べて生前贈与の税負担が軽くなるため、高齢者から現役世代への資産移転が活発化して、需要の喚起につながるとの見方もあるそうです。

累積方式は、過去の贈与の累積額から、その年の税額を計算し、基礎控除額と、前年までの納税額を差し引いて納税する仕組みと説明しています。遺産相続の税額計算も同様で、最終的な税額から生前に納めた税額の合計額を控除するとか。

現行制度では、生前贈与を使って相続税負担を逃れる節税行為を防ぐため、贈与税負担が相続税より重くなっていますが、累積方式では、生前贈与の税負担が、基礎控除(現在は1人当たり年110万円)を超える分については軽減されることになるようです。

 

税制改正に対しての検討として新聞記事等に出るたびに感じるのは、思いつき・その場的な発想ととられてもしょうがない内容であるものが多いと言うことであります。マスコミの報道の仕方が悪いのかどうかはわかりませんが、税のあり方から根本的に国民に訴えかけ、税に関する認識を高めながら公平な課税を実現するための具体的方法として体系的に訴えてもらいたいと言うことであります。国民の税に対する意識向上のためにも。脱税等に対する罰則も当然強化してもらいたいものです。

2002/ 5/14(火)

『高額納税者公示の時期』

今年も高額納税者の公示の季節がやってきました。今年も多くのマスコミが芸能人やスポーツ選手、文化人など有名人の金持ちぶりを披露しようと手ぐすねを引いて待ちかまえているようです。

公示日は明後日の5月16日。各税務署の掲示板に張り出されます。13年分の所得税として今年3月に納めた税額が1000万円以上の人が対象であります。

プライバシーの侵害等でこの制度自体の見直し論議が最近盛んでありますが、公示者については興味のあるところではありますよね。

海外逃亡(移転)することで、この公示を逃れる人もいるとか。結果的に国は税収だけでなく優秀な人材をも失うことになってしまうわけですが。

何事も、何のために行うのかということを再認識しながら行動したいものです。

 

話は変わります。昨日、スタッフの宮本と訪問させていただいたお客様(S社長)から、当事務所に対して、「パートナー」という位置づけとして認識しているので今後も引き続き支援していただきたいというお話をいただき大変嬉しく思った次第であります。期待に応えるべく行動する所存であります。

2002/ 5/13(月)

『強みを活かした成長企業その2』

昨日の続きであります。講師は山崎氏の他にもう一人。

昨年12月にNHKの朝のテレビ番組「おはよう日本」で約7分にわたって紹介された、ニッショー機器株式会社代表取締役寺内一秀(いっしゅう)氏です。

レーザー墨出し機を世に最初に開発し、実質的には99%のシェアを誇っている会社で、工場を持たないファブレス企業(製造組み立て工場を持たないメーカー)であります。ファブリケーション・レスの略だとか。

現在50社を越える外注先に委託製造。従業員は、開発とできあがった製品の最終調整を担当。

操業当初、20年計画を作り、実行可能性があればやろうと決断し半年かかってようやくスタート。顧客の不満足を除去すれば必ず売れるという信念のもと、製品開発を手がけたとのことです。

人のまねのできないもの、ものをつくって相手に感動を与えられるか、感動のお裾分けができるか、お客様は王様そのわがままに答えることができるか、クレームは天の声と認識しているか等々持論を展開していただきました。

中小企業は大企業とは違い資本力が少ないため1から10まで全て自社ではできない。大なり小なりファブレスすなわち中小企業連合軍でやらざるを得ない。いかにパートナーを捜して行うか。餅屋は餅屋であると力説されておられました。

寺内社長のパワーが伝わってくるすばらしい話でありました。

http://www.laser-sensor.com/

それでは、今週も頑張りましょう。

2002/ 5/12(日)

『強みを活かした成長企業』

昨日は、上記タイトルの講演を聴講。

講師は山崎ダイカスト株式会社代表取締役山崎博次氏。

http://www.yamazaki-dc.co.jp/

独自の強みを知り、活かし、そして伸ばすことを実践し、現在の会社を築いていられるという内容であります。浮沈を握るのは経営者の決断であるとも述べておられます。

今から12年前、5S活動を導入。その際の社員に向けた社長からのメッセージですが次の文章です。

栄枯盛衰は世の習いとはいえ、会社は今大きな壁に突き当たっています。注文はある。忙しい。残業。休日出勤。不良多発。手直し。慢性的な注文残高。一人一人は一生懸命働いている。個々の技術水準は世界に誇れる。しかし、売上は伸びず、利益もでない。工場は単価が安いから利益がでないといい、営業は工場の合理化努力が足りないという。お互いの信頼関係が崩れ、不信感が横行して余裕のないのが現状でないだろうか。なまけているものは1人もいない。皆、一生懸命頑張っている。しかし、何故・・・。(一部略)社長を先頭に全従業員が一丸となって目標に向かって進むには社長の私も創業時の初心に返り、今までたまったアカを落とした新たな気持ちで再出発するのが良いと考えました。幸いにしてこのたび、社団法人日本能率協会様の5S活動の一端を拝聴する機会を得、導入を役員会に諮ったところ全役員の賛成を得ました。5S活動とは、整理、整頓、清掃、清潔、躾、の事をいい会社にとってもっとも重要なことです。しかし、この基本的な当たり前と思える事が、なかなか実行できません。5S活動には終わりのない活動だそうです。決められたことが決められたとおり正しく実行できるよう不退転の気持ちで取り組みます。(以下略)

その結果、生産性を始め業績向上につながったということです。現在はソニー、松下等大手企業と直接取引をされているということです。

何事にも実践あるのみ。

2002/ 5/11(土)

『人脈づくり』

人脈づくりの大切さを船井総研・船井幸雄会長が力説しておりますが、その人脈について昨日届いたフナイFAXに次のようにかかれています。

「人脈ができるワケ」

・約束を守ってきた歴史が人脈となって残る。

・期待通りの仕事をしてきた証明である。

・他人様を大切にしていることで生まれてくる。

「人脈の多い人の特徴」

・心も体も元気な人。心が元気とは夢があり、夢に向かって努力している人。

・はがきをくれる人。すぐ返事が来る人。

・頼んだことは間違いない人。

・人がいやがる仕事を率先してする人。(掃除、世話役)

・気前がいい人。

・グチをいわず、プラス発想できる人。

 

人脈の価値は広さと深さのかけ算だとのことです。広さと深さを極めたいものです。

2002/ 5/10(金)

『電子申告間近』

昨日は「電子申告時代の取り組み」というテーマの研修会にスタッフと共に出席。

政府は、来年度末より、国税・地方税について、電子申告を導入予定であります。そのスキーム等についての研修でありました。

現在は紙に書かれた書類としての申告書を税務署に提出して申告しておりますが、電子申告になれば、ITを活用しての申告になるわけであります。

申告処理の流れとしては、

@会計事務所で決算・電子申告用データ作成

A納税者側で納税者電子署名

B会計事務所で税理士電子署名・送信

C国税庁・地方自治体側で受信

であります。

「あと1年ある」ではなく、「もう1年しかない」という意識で、インフラの整備と平行して、それを利用する体制の整備と意識改革が最重要になるのは間違いない事実であります。

国の施策である電子政府構想は着実に進んでいます。ITからはもはやさけては生きていけない時代になります。であれば、1日でも早く利用する体制にすることがベターと言うことになることはいうまでもないことですよね。

国税電子申告納税システムホームページアドレスは次の通りです。

http://e-tax.nta.go.jp/

2002/ 5/ 9(木)

『金融検査マニュアル等の整備』

金融庁は今般、中小・零細企業等の経営実態の把握の向上による適切な検査の運用確保のため、金融検査マニュアル別冊・中小企業融資編の作成をするほか、金融検査マニュアル等について、資産査定における抽出基準の明確化や銀行法等の一部改正等に伴う所要の整備を行うことを検討しています。(平成14年4月12日公表)

今後、6月中をめどに検査官通達として出され、その後の検査から適用される予定とのことです。

その別冊の主な内容は、代表者の資産との一体性、企業としての資質等に十分着目して、勘案および判断するものとして9項目を例示しています。

そのうちの1つとして、

「企業の実体的な財務内容について」・・・代表者からの借入金があり、代表者が当該企業に対しその返済を要求する意思がない場合には、原則として、これらを当該企業の自己資本相当額として勘案する。なお、その際には、代表者の個人収支や資金繰りの状況等も確認する。

当然このような取り扱いになれば自己資本率は改善されるわけで、今までのマニュアルより、より現実に即した内容となることは間違いなく、従来より全体の評価がアップされることになるのではないかという感想であります。

2002/ 5/ 8(水)

『連休前のクイズの解答です』

このコーナーの4月27日の「構成部品の必要量の問題」の正解は次の通りです。

A 100    B 67   C 55   D 20    F 80

Kさんから回答をいただきましたが、大正解です。おめでとうございます。(1人だけでありました。)Tさんは、勘違いされたようですね。

 

4月28日の「交際費課税の問題」の正解は@からDまですべてが交際費となるが正解です。Dについては誤りやすいところですので注意が必要ですね。

この問題は複数の方が正解でありました。

 

まだの方は、ぜひ、ぜひ、チャレンジしてみてください。              

2002/ 5/ 7(火)

『消費税の簡易課税縮小、免税点の引き下げ』

このたび、財務省は消費税の簡易課税制度を縮小する方向で検討に入ったと5日の新聞で報道されています。

消費者などが支払った税の一部が事業者の手元に残る益税の解消に向けた措置ということで、適用される事業者の課税売上高を今までの2億円から1億円に引き下げるとか。

益税対策は将来の消費税率引き上げを視野に、納税者の不公平感を薄めるのがねらいというのは周知の事実であります。

「税についての対話集会」で批判が集まったため、塩川財務相が事務当局に対応を指示したと伝えています。

政府税制調査会は10日の会合で一連の対策について協議し、6月の税制改革の基本方針に織り込む方針。

その他には、消費税の納付を原則年4回から毎月にすることや、消費税の免税事業者を3000万円から1000万円に引き下げる案とあわせ2003年ど改正で実施する考えとのことです。

しかし、簡易課税制度の適用者は1998年度で47%。反発は必至。

いずれにしても行われるべき消費税改正がようやく動き出したという感であります。

遅かれ早かれ、平成元年に導入されて以来優遇され続けてきた点の改正への動き。当然と言う感であります。

これらの改正を視野に入れた対応を事業者は今から実施しなければならないことになります。

2002/ 5/ 6(月)

『ユニクロが自動車の販売』

なんとあのユニクロが今度は自動車の販売をするとか。

玩具大手のタカラと業務提携し、第一弾はこの秋から電気自動車の販売。

ゼンマイ式ミニカーチョロQを実車版に発展させた電気自動車とか。なんとユニークな発想ができる社長なのでしょう。

2002/ 5/ 5(日)

『こどもの日』

今日はこどもの日。

県内の4月1日現在の子供の人工は35万4077人。4人で1人の子供を扶養している計算になるとか。どこまで子供の数が減り続けることやら。

今日は子供と一緒に精一杯遊ぶことにいたします。

2002/ 5/ 4(土)

『生活意識に関するアンケート』

本日の朝刊の掲載記事からであります。

日本銀行の「生活意識に関するアンケート」によると、1年前に比べて収入が「減った」と答えた人は48.7%と、01年9月の前回調査より5.0ポイント増えて過去最高となったそうです。

勤め先や自分の事業に「不安を感じている」という人も79.5%。現在の暮らし向きが1年前より「苦しくなってきた」という人は50.7%と半数を超え、「痛み」を肌で感じている実態が浮かび上がっています。

調査は日銀が半年に1度行っており、今回は3月、全国の成人男女4千人が対象。

景気の実感については、「不景気はこれまで経験したことがないくらい深刻で、企業の自助努力などでは対応に限界がある」との回答が前回比8.3ポイント増の58.2%と半数以上。給与や人員の抑制・削減などのリストラが「行われた」との回答も32.0%と過去最高に。将来の仕事や収入に不安を感じ、支出を「減らしている」との回答は前回比5.5ポイント増の45.0%とか。

そのわりには、ゴールデンウィークの各地行楽地の人出を見ても、そうとは感じられません。

日本は諸外国に比べ貯蓄金額がある程度高いと言われていますが、そのことが影響しているのでしょうか。

米労働省が3日発表した今年4月のアメリカの失業率の上昇が気になります。

2002/ 5/ 3(金)

『ゴールデンウィーク後半』

今日からゴールデンウィークの後半です。仕事・遊び・家庭をバランス良くコントロールすることに心がけ仕事も遊びも一生懸命やりたいものです。

そのためにはプランをキチッと立て実行することからですね。

終わってみたらあっという間の4日間ということにならないようにしたいものです。充実した休日にいたしましょう。

ゴールデンウィークというと、税理士試験受験時を思い出します。ゴールデンウィーク期間をいかに過ごすかによって、夏に行われる年一回の試験の合否が決まると言われ、合格の暁には・・・・と思いながら最終答練に励んでいたことが懐かしく思い出されます。

現在チャレンジしている方は、くいを残さないようにぜひがんばってください。

2002/ 5/ 2(木)

『野村沙知代被告の判決』

なんと約2億1000万円もの脱税をしたとして法人、所得税法違反罪に問われたあの野村被告に対して、東京地裁は昨日、懲役2年、執行猶予4年、罰金2100万円の判決を言い渡しました。

裁判長は、「税理士から脱税工作をやめるように忠告されたのに、虚偽の申告を繰り返した犯行は悪質」などと厳しく指摘したとか。さらに「身勝手な動機に何ら酌量の余地はない」と断罪したと報じられています。が、本人の反省の情などを考慮して執行猶予としたといいます。

納税は、国家運営の根幹をなすもの。日本国憲法に納税義務がうたわれているわけであります。ばれなければいい的発想を繰り返して申告くをし続け、摘発されたときに、今回の野村容疑者自身の反省の情などを考慮して刑の執行を猶予するという程度でいいのかという感があります。

日本の租税教育が不十分である事が根底にあるといっても過言ではないと考えます。小中学校でもっと租税についての教育を望みたいものであります。

2002/ 5/ 1(水)

勝者にあって失敗者にないもの?

「勝者にあって失敗者にないものは何か」。この言葉は「成功の法則」で有名なマーフィーの「100の成功法則」という本の表紙に記載されている文。


マーフィーが書いた本のうち、そのいくつかは大島淳一という訳者が翻訳して日本で出版されていますが、この大島淳一という名前はペンネームで、本名はあの有名な渡部昇一(上智大学名誉教授)氏。


この本の中でマーフィーは、「成功した実業家とは、自分の事業計画が成功している状態をまざまざと見ることができた人だ」と言い、「あなたが名前を知っているような実業家、あるいはそれほどでもない人でも、繁栄している事業をやっている人は、その事業が繁栄しているところを頭の中に描きつづけて、それが実現している光景を潜在意識に前から送り込んでいた人たちです。そして、完成した仕事の絵に引きつけられるように、その方に向かって進んでいった人たちです」と言っています。

ここが自身の人生の分岐点。

自身の潜在能力の存在を知っている人には完全に納得できるものですが、潜在能力のすごさを知らない、あるいは知ろうとしない人にとっては、そんなバカなという感想を持たれてしまうかもしれませんが。

以上は、ある方のホームページからの引用でありますが。

いずれにしても、潜在能力のすごさ、それを使い切ることの大切さを再認識した次第であります。

 

今日から5月。新緑の季節でありますが、実稼働日数が少ない月であります。今まで以上に綿密なスケジュールをたてて業務にあたりたいものです。