2002/12/31(火)雪

『プラス・ファクターの扉』

いよいよ2002年も最終日であります。皆さんにとって本年はどんな年でしたか。良くなかった・まあま・よかった・・・・・等々いろいろな思いがおありと思います。

本年の全ての出来事をプラスにうけとめて、来年は今年以上の良い年にしたいものですね。

男性はロマン派、女性は現実派と言われますが、ぜひ、夢を描いて人生を歩みたいと願っている一人です。どうせ描くのなら大きなものを。

                          
「どんなに実現不可能に見える夢でも、そんなことは問題ではありません。意志を強く持ち、自分を信じて夢を実現させる努力を続けていれば、ひとりではとうていできないようなことでも誰かが来て、きっと手伝ってくれます。はっきりと夢を思い描く。それを忍耐強く追い求める。実現しがいのある夢なら必ず実現すると信じる。努力に努力を重ね、さらに努力を続ける決意をする。以上が私たちの中に眠る力の源、プラス・ファクターの扉を開く全ての鍵なのである。夢はくだらないたわごとなどではない。夢は実現への第一歩である。可能性は夢の先にあるのだ。夢がなければ物事を成就させることはできない。夢を抱きなさい。大きな夢を持ち続けなさい。夢の現実を心から願いなさい。そうすれば、意外にもそのすぐあとにプラス・ファクターが起こってくるのだ。」

以上は、ノーマン・V・ピールの「人生が驚くほど逆転する思考法 三笠書房」からであります。

夢は実現への第一歩です。

プラス・ファクターの扉を全開し、あたらしい年を迎えたいものです。

 

本年も1年間、この「所長のひとりごと」 をお読みいただきありがとうございました。来年も、ひとりごとを言い続ける所存です。引き続きご覧いただければ幸いです。

それではよいお年をお迎え下さい!!

2002/12/30(月)雪

『人の力』

上記の自己啓発格言は、まさにその通りと痛感いたします。

人一人の力量には限りがあります。

チーム(組織)力を発揮すると大事も達成出来るというものです。

チーム(組織)力を発揮するためにはメンバー個々の特性を発見し、向上させる事が必要不可欠であります。

「さらなるチーム力の発揮」を当事務所の来年度のテーマの1つに加えようかと考えています。

 

今年もあと2日であります。

2002/12/29(日)曇り

『企画・発想力』

理想の幹部候補は田中耕一さん――。日本商工会議所が全国の商工会議所会頭527人に聞いたアンケートによると、有名人に例えた理想の幹部候補として、ノーベル化学賞を受賞した島津製作所フェローの田中耕一氏を挙げた会頭が47人と最も多かったとか。

次いで、米大リーガーのイチロー選手(23人)、読売巨人軍の原辰徳監督(20人)、伊プロサッカーの中田英寿選手(同)・・・。

自社の幹部候補に必要な能力としては「企画・発想力」(70%)、「行動力」(61%)、「チャレンジ精神」(53%)の3つが重要との意見が多かったそうであります。

幹部候補の充足状況は「やや不足している」が60%、「不足している」が19%と、人材不足を指摘する会頭が大半を占めたとのこと。

(調査は12月6―24日に行われ、全国の商工会議所会頭のうち332人が答えた内容)

 

行動力も必要ですが、その前に、「企画力」「発想力」であるのは、間違いないと痛感している昨今です。

やるべきことを決める。そして、実行する。これがすべてですね。

2002/12/28(土)曇り

『本日で仕事納め』

本日28日で当事務所も仕事納めであります。

色々なことがあった一年であります。

今年の反省をし、来年以降に生かせるようにしたいものであります。

本日の日経新聞に「新年を迎えたい場所ベスト10」が掲載されていました。

第1位は温泉地。第2位はテーマパークでありました。

買い物に出かける機会が多い年末。ショッピングセンターに娯楽施設などを加えた「複合商業施設」が相次ぎ開業。2000年以降に営業を始めた施設のうち、年末年始に行きたい場所を首都圏と近畿圏で別々に聞いたところ、首都圏では千葉県の「イクスピアリ」=写真=が首位。わずかな差で「丸ビル」「アクアシティお台場」の順と報じられています。

 
<首都圏では>
イクスピアリ(千葉県浦安市) 335
丸ビル(東京都千代田区) 331
アクアシティお台場(東京都港区) 330
横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区) 255
グランベリーモール(東京都町田市) 162
カレッタ汐留(東京都港区) 161
ガーデンウォーク幕張(千葉市美浜区) 139
ラ・チッタデッラ(川崎市川崎区) 119
ラ・フェット多摩南大沢(東京都八王子市) 109
10 モザイクモール港北(横浜市都筑区) 90

皆さんは、どちらで新年を迎える予定ですか。自宅というのが最も多いとは思いますが。

2002/12/27(金)雪

『コロンブスの玉子屋』

一昨日の25日のこのコーナーで紹介した玉子屋の菅原社長の本「コロンブスの玉子屋」をインターネットで早速購入。昨日届いた次第であります。

その本は、日本一の弁当屋の華麗なる経営哲学が書かれており、例の玉子屋の経営哲学「事業に失敗するコツ12箇条」の解説も書かれておりました。

その中の第5条「稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらに骨をおること」の解説として次のように書かれております。

日本人にはとかく、むやみやたらに骨をおるタイプが多い。特に経営者には多く見受けられる。朝4時に起き、夜は深夜まで、休みもほとんど取らずに働き続ける、成長企業の社長にはよくあるタイプだろう。・・・・きちんとしたビジョンもなく、ただ働いていてもそれは無駄である。こうした仕事の仕方は全体からみると効率が悪く、損も大きい。・・・・経営者は、徹夜して働いたからといって会社のためになるというものではないと思う。むしろ余裕をもった中から、経営の発想は生まれる。ひたすら忙しく働き続けている経営者は、ときどき立ち止まってじっくり考える必要があるだろう。・・・・

まさに、経営者としての役割は「じっくり考えること」であると考えます。

年末も押しせまってきましたが、来年の戦略をじっくり練ってこの時期を勝ち抜いていきたいものです。

2002/12/26(木)曇り

『ハイビック』

昨日紹介した玉子屋は、1月のある新春経営セミナーで講演されるということで、いただいた案内パンフに掲載されていた企業です。

同じく、そのセミナーで講演される企業紹介の中に、「ハイビック株式会社」があります。

中小工務店の救世主として、プレカット材の低価格販売で大活躍をされている企業ということであります。

●僅か3時間で、住宅一棟分の建材を設計図通りの仕様で加工し、直接工務店に
●非効率な材木の流通構造を見直し、2割安い価格を実現。工務店の信頼を得て飛躍
●生産能力は年間1万7000棟、独自の“材木市場”も大人気《売上123億・経常利益8.6億》

ハイビック 店頭〕 
高品質の木造住宅構造材のプレカット製品を・低価格で製造販売。関東地
区の中小工務店の信頼を得て飛躍
■所在地 栃木県小山市 
■売 上 123億 
■経常利益   8億6500万
■事業内容 プレカット材の他に材木全般を低価格で販売する“市場”を創設し大評判


ハイビック社長
高井勝利氏

http://www.hivic.co.jp/index.html

わずか3時間で住宅一棟分の建材を設計図通りの仕様で加工し、工務店に納品出来き、且つ、価格も通常より2割も安いとは・・・。

不況と言われる昨今でも、着実に業績を伸ばしている企業はあるものですね・・・。

2002/12/25(水)雨

『玉子屋』

今マスコミ等で注目されている企業「玉子屋」の企業理念がユニークであります。

水・食材へのこだわりを持ち続け、季節の便りを込めながら、430円(税込)の弁当を、その日のご注文で、昼までには約50,000食(一日)のお弁当をお客様の手元に届けている会社です。

玉子屋の企業理念は、「事業に失敗するコツ12ヶ条」です。

次のアドレスをクリックしてみてください。

http://www.tamagoya.co.jp/gaiyou/rinen.html

一度、この430円の弁当を食べてみたいものですね。

http://www.tamagoya.co.jp/menu/ohiru.html

2002/12/24(火)曇り

『2003年度予算』

政府は今日24日午前の閣議で、2003年度一般会計予算と財政投融資計画の政府案を決定する予定です。

一般会計の総額は、財務省原案と同じ前年度当初予算比0・7%増の81兆7891億円、政策的経費である一般歳出は同0・1%増の47兆5922億円となる見込みで、一般会計の増額は3年ぶり、一般歳出の増額は2年ぶりとのこと。

歳入では、デフレの影響で税収が同10・7%減の41兆7860億円と16年ぶりの低水準にとどまったほか、約1兆8000億円(地方税分含む)の先行減税の実施で、国債発行額は当初予算で過去最高の約36兆4450億円に達する見込み。

歳出では、500億円の調整財源を巡る復活折衝が21、22日行われ、金融庁の金融検査官増員などへの配分が決まり、国債の元利払いに充てる国債費拡大などで実質的な歳出は前年度当初予算より縮小した形になっています。

 

いずれにしても、税収が一般会計予算の50%程度しかないというのは・・・・・・。

2002/12/23(月)曇り

『東京タワー』

今日は天皇誕生日のため祝日。

12月23日はあの東京タワーが完成した日でもあります。

1958(昭和33)年、東京・芝公園に東京タワーが完成し、完工式が行われました。

高さ333mでパリのエッフェル塔より13m高く、当時世界一の高さの建造物となりました。現在でも、世界で最も高い自立鉄塔です。

テレビ放送局のチャンネル数増加から送信用の塔をまとめるために建設。現在は新たなアンテナを設置し、地上波デジタル放送の準備を勧めているそうであります。

現在、また、人気の観光スポットになったとのことですので、あらためて行ってみたいところであります。

日本一、世界一は、やはりいいですね。

 

話は変ります。昨日、ピアノ演奏の発表会を聴く機会がありました。その中で、なんと当事務所のスタッフの一人Yさんが、終盤にて演奏!!

プロ顔負けの演奏で感動モノでありました。奏者(Yさん)の心が聴衆の心に伝わり、心が洗われるようでありました。

何でも極めることは大切で素晴らしいことですね。

2002/12/22(日)曇り

『目的を成すための手段の具体化』

最近、特に痛感することは、ある目的や事柄を達成あるいはやり抜くために、どのような具体的な手段・戦略を行うのかということが、明らかになっていないという事象に遭遇しています。

その目的等も明らかになっていない場合すら見受けられるところです。

その結果、当然、おのずと、その手段・戦略も、明らかに出来ないという結果になっていると思われます。中には、目的手段等について潜在的心理の中で明らかにしたくないというケースもあるのではという感であります。

なぜなら、定めたら、やらなくてはならない・・・・。

いずれにしても、何のために、何をしなければならないのかを明確にすることが全てにおける原則ではないでしょうか。

今、行っている事業、会社での仕事、自分の人生等々すべてについて。

2002/12/21(土)曇り

『税法に対する考え方の当事務所の主張』

昨日は、当事務所すなわち私の、税理士としての根本的なスタンスを、課税庁側(税務署)に、伝える(かねてからの税務調査においての指摘事項に対する私の考え方)ために、担当統括官と対談。

関与先であるお客様に対する関わり方、税に対する考え方、指導方法等をお伝えし、適正な申告納税に努めていることを、ご理解いただけたものと考えております。

そして、仮に、申告内容に誤りがあれば、正すべきであり、また、課税庁側(税務署側)から、税務処理に疑義がある旨の指摘があり、当方との見解の相違等があれば、安易な結論にせず、私の税法の解釈を論理的にご理解いただけるべく主張させていただく・・・・。

当然当たり前のことではありますが。

租税法律主義を貫くという立場で、今後も納税者(お客様)の権利と義務を履行するために行動したいと考えております。

2002/12/20(金)雨 

『松井、ヤンキース入団!』

松井秀喜外野手と米大リーグ、ニューヨーク・ヤンキースが18日、3年契約の総額2100万ドル(約25億2000万円)で基本的に合意したと報じられています。

ヤンキースはこの日、松井の代理人を務めるアーン・テレム氏と交渉し、基本的に合意。3年契約で、今後4年目のオプション契約や出来高など細部を詰めるとか。 

ラインアップにスター選手が居並ぶヤンキース。あえて厳しい道を選択し、自分自身話より高めたいと、チャレンジする精神はすばらしいのひとことですね。

2002/12/19(木)雨

『12月の月例報告、2カ月連続下方修正

竹中平蔵経済財政・金融担当相は18日、12月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出。

景気は「持ち直しに向けた動きが弱まっており、おおむね横ばい」とし、基調判断を2カ月連続で下方修正。輸出と生産が弱含み、景気が底ばい状態に陥ったことを公式に認め、米国経済の減速や大幅な株安で景気の先行きに対する懸念が一段と強まっているとしています。

基調判断での「おおむね横ばい」という表現は初めてで、内閣府は「持ち直しの動きは消えてはいないが、景気は踊り場の状況にある」と説明しています。

生産が横ばいになったために景気が停滞し、底をはうような状態にあるとの認識です。

項目別にみると、けん引役の輸出は前月と同じく「弱含み」と判断。生産は前月の「持ち直しが緩やか」を「横ばい」に下方修正。

雇用情勢についても10月の完全失業率が過去最悪に並んだことから判断を引き下げ、先行きでは米経済の減速や株価低迷で環境が厳しいと指摘。「最終需要が下押しされる懸念がある」とし、景気の底割れに警戒感を示しております。

 

話は変りますが、昨日このコーナーで、お知らせしたとおり、昨日は、日本経営合理化協会理事長の牟田學氏の講演会参加のためスタッフ5名と共に大宮まで出張でありました。

約5時間にわたる研修でありましたが、売上を伸ばす効果的な手の打ち方を迫力ある話しぶりで、かつ、多くの事例により紹介いただきました。

機会あるごとに、お客様にお伝えしていこうと考えております。

2002/12/18(水)晴れ

『売上戦略』

売上こそ事業を繁栄させる根幹・・・。

この厳しい状況の中で、企業はどういう積極策、攻めの体制を取るべきかという問いに、こういう時代には、「増客」こそ、攻めの思想の中心でなければならないと、日本経営合理化協会の牟田學氏は、力説しています。

どんな会社でも、売上とは、値段×数量。

売上目標を達成する為には、まず、増客。増客には概して12の方法があると牟田氏は述べています。

環境の変化や不況に抗して経営を推進するためには、「増客を絶えず行い続けること」をけっして忘れてはならないで欲しいと力説しています。

それが経営を最も攻撃的、積極的に勧める戦略・戦術だから。攻撃こそ最大の防御であるとのこと。

今日まる一日、この牟田學氏の講演を聞かせていただくことになっており、楽しみであります。

テーマは「社長の売上戦略」。副題として、売上増大戦略と数々の手の打ち方であります。

2002/12/17(火)雨

『来年度一般会計 82兆円』

財務省は16日、2003年度予算の一般会計総額を82兆円前後とする方向で最終調整に入ったと、本日の新聞が伝えています。

2002年度当初予算(81兆2300億円)をやや上回る規模で、3年ぶりに前年水準を上回るようです。

歳出は政策的経費である一般歳出が今年度より微増の47兆6000―7000億円とする方向で調整、地方自治体の財源不足を補うため国から地方に充てられる地方交付税交付金は17兆4000億円に達し、国債費は17兆円程度に達するもようです。

歳入は、税収が42兆円前後に落ち込むため、国債発行額は今年度補正後(35兆円)を上回る36―37兆円に達するとのことです。

2002/12/16(月)曇り

『会津っぽ』

本日(16日)の日経産業新聞に不況下でも伸びる1杯390円の格安ラーメン店を看板にする店が紹介されています。

関東では「幸楽苑」、南東北では主に「会津っぽ」。中身は同じ二つの系列店の店舗数は150。

2006年春まで直営で300店。7000億円のラーメン市場の5%のシェアをとる計画。

2003年3月期の売上は前年比19%増の150億円、経常利益は26%増の13億円を見込む。

強みは、製造直販。福島の工場で、めんからスープ、チャーシュー、餃子まで、扱う食材の8割を生産。1日に作るめんは、3万食以上。

来年には首都圏に進出し、1杯290円のラーメンを売り出すとか。

ラーメン界のマクドナルドを目指していると言います。

キーワードは、自家製・直営・正社員。これによって、品質安定にこだわっているそうであります。

新潟市内にある会津っぽに1度行ったことがありますが、店員の応対が明るく元気だったことを覚えています。味はまあまあでありましたが。もう一度行ってみたいと思わせる店でありました。

2002/12/15(日)曇り

『黒字申告割合は、30.9%』

昨日、ある会での挨拶のために調べたことです。

今年10月に国税庁が発表した法人税の課税事績によると、13年度の黒字申告割合は30.9%で、前年度の31.1%に比べて、0.2%の減少となっています。

またまだ、申告の状況でも、赤字法人のしめる割合は増加している形となっています。

申告の状況
事務年度
項目   
12
13
件数等
前年対比
件数等
前年対比
申告件数
千件
2,701
100.7
千件
2,715
100.5
申告割合
90.4
ポイント
±0.0
89.7
ポイント
▲0.7
黒字申告割合 31.1 0.4 30.9 ▲0.2
申告所得金額
億円
426,925
112.1
億円
361,982
84.8
黒字申告1件
当たり所得金額
千円
50,372
 
109.6
千円
42,555
 
84.5
申告欠損金額
億円
271,916
 
93.0
億円
309,200
 
113.7
赤字申告1件
当たり欠損金額
千円
14,389
 
92.9
千円
16,196
 
112.6

いずれにしても、黒字3割、赤字7割という現状。いかにこの3割の中にとどまるかということが最低限の企業生き残りの前提ということになります。

2002/12/14(土)曇り

『税制大綱正式決定なる』

昨日、自民党税制調査会が事実上の決定権を握り、公明党が一部の項目に拒否権を発動しながらの、与党三党での来年度税制改正大綱が決定いたしました。

増税2兆4000億円、減税1兆6000億円。初年度は減税2兆円、増税2000億円で、差し引き1兆8000億円の先行減税となっています。

昨日もこのコーナーで述べたとおり、消費税改正に与える中小企業の影響が懸念されるところです。

2004年から、価格は消費税を含んだ総額(内税)表示が義務づけられることで、外税の価格表示を売り物にする業種にとまどいが広がっています。100円ショップや100円を売り物にしている回転寿司などであります。

ただ、今後の景気情勢によっては、増税の見直し論議が浮上するのは必至と思われます。

もっと大局的な税制改革をぜひ、実施してもらいたいものですね。

2002/12/13(金)雪

『税制改正大綱決定!?』

昨夜、当事務所に、地元選出の国会議員事務所より、税理士各位ということで、何と25ページにも及ぶ、今日13日発表される自民党税制調査会の税制改正大綱のおおむねの内容が送られてきました(一方的に・・・)。

主な注目すべき内容は次の通り。

・IT投資促進税制の創設・・50%の特別償却又は10%の税額控除

・30万円未満の少額減価償却資産の全額即時償却

・相続税・贈与税の一体化  非課税枠2500万円 税率20%

・消費税の免税点制度を1000万円以下に。簡易課税制度を5000万円以下に。申告納付回数を年税額が4800万円を超える事業者は毎月納付に。総額表示の義務づけ。

・たばこ税のアップ

・外形標準課税は資本金1億円長の法人に導入等々

 

中小企業にとって消費税の改正は、税負担、事務負担の増となります。免税点を1000万円以下ということは、ほとんどの事業者が納税義務者になるものと思われますし、簡易課税が5000万円以下ということも、法人の事業者はほとんど全てが、一般課税となると思われます。

なお、免税点制度・簡易課税制度の改正は、16年4月1日以後開始する課税期間からとのことです。

この改正に伴い新たに課税事業者となる者の最初の確定申告期限は、個人事業者は18年3月末、法人(17年3月末決算法人)は17年5月末となるそうであります。

 

2002/12/12(木)雪

『税制大綱概要固まる』

与党3党が、13日にまとめる2003年度税制改正大綱の概要が11日、固まったと本日の朝刊が伝えています。

外形標準課税については、法人事業税収の4分の1相当分を04年度に外形課税に置き換えることで正式合意。

所得税の配偶者特別控除と特定扶養控除の廃止、たばこ増税など焦点となっていた増税項目もほぼ出そろった形。

ただ、増税の実施時期や税率の上げ幅は詰め切れておらず、小泉首相が主張する複数年度で増減税のバランスをとるという「多年度税収中立」の行方はなお不透明のようです。

 

明日、13日の大綱発表が注目されるところであります。これによって来年度の税制改正が実質本決まりということになると思われます。

2002/12/11(水)雪

『パソコン減税復活!!』

本日の日経朝刊によれば、政府・与党は来年度税制改正で、中小企業の設備投資を促進するため、一件当たり30万円未満の設備投資なら、一括で損金(経費処理)参入する「即時償却」を認める制度を導入する方針と伝えています。

2001年3月で廃止した「パソコン減税」と同じ枠組みが中小企業に限り復活し、対象もパソコンに限らず、幅広く認めることになりそうです。

中小企業にとって朗報ですね。

ぜひ、実現してもらいたいものです。

 

昨夜からの雪が積もり、今、はかったら33センチの積雪です。今年初の除雪車が先ほど通りました。

これから玄関先の除雪作業にかかります。

2002/12/10(火)雪

『売れるホームページ』

昨日は、ある機関で「インターネットの基本技能」についての研修会を聴講。講師は、あの「加藤忠宏先生」(有限会社アイ・リンク・コンサルタント代表取締役)です。

あまりの知識の豊富さ、実績、色々なノウハウ、何といってもあのジョークを交えての楽しい講義が魅力で、昨年7月に当事務所においで頂いた方であります。

昨日は

・売れるサイトの作り方

・売れない理由

・売れる商品の実例

・売れるページの作り込み

・最近の成功事例等々でありました。

本日も引き続き、サーチエンジン対策についての講義を聴講いたします。楽しみであります。

2002/12/ 9(月)小雪

『ついに雪が』

今朝から雪が降り始めています。久しぶりに寒い朝を迎えています。

先日のIT実践塾には、大勢の方々からご参加いただきありがとうございました。

その際、講師から紹介された、電子商取引サイト「NCネットワーク」。

実際に、このサイトをインターネットでアクセスし、スクリーンに紹介していただきましたが、何と、当加茂市の企業も5社ほど、登録されていて、びっくり・・。

そのうちの1社は当事務所のお客様であり、2度びっくり・・。

昨日届いた雑誌によると、このサイトは、10月に、創業以来初めて、わずかだが単月で経常利益を計上できたと紹介されております。

12000社の中小製造業を会員に抱え、10月期の売上は昨年のほぼ3倍の5億円とか。勝ち組がますます勝ち抜く構図が現れるような情勢という感が致します。

http://www.nc-net.or.jp/

2002/12/ 8(日)小雨

『大清掃』

昨日・一昨日と2日間、全スタッフで当事務所内の清掃及び整理等を実施しました。

日頃から整理整頓を心がけてはいるものの、整理のし甲斐がある状態。

時間を有効に使うためには、普段からの心がけを大切にしなければと痛感した次第です。

明日から、天気予報では、雪だるまが並んでいます。今年もあと残すところ16日(出勤日)です。風邪などひかず健康に留意し、効率よく業務をしたいものです。

2002/12/ 7(土)曇り

『資本金ゼロでも会社設立OK!?』

「中小企業挑戦支援法」が、臨時国会に上程され、その概要が明らかになりました。

この法律が成立すれば、資本金ゼロでも法人を設立することが可能となります。設立後5年間は最低資本金制度に縛られないというものです。

資金のないサラリーマンや主婦であっても、アイデアさえよければ法人名義による総業のみちが開かれるというもの。

我が国の企業を取り巻く環境がどん底状態にあるため、創業、新事業などの新たな事業活動にチャレンジする中小企業者を積極的に支援する制度を拡充することが狙いとか。

しかし、法人の設立は出来たとしても、資本金がゼロの状態で会社の運営が出来るのでしょうか。安易な制度改正によって、破綻企業が続出ということになりかねないという感が大であります。

2002/12/ 6(金)雨

『消費税免税1000万円に引き下げで調整

自民党税制調査会は5日夕、非公式の幹部会合を開き、2003年度の税制改正に関し、消費税納付を免除する売上高の基準(免税点、現行3000万円)を1000万円まで引き下げる方向で調整を進めていくことを決めたと、今朝の新聞は伝えています。

免税点の引き下げについて、ある税調幹部は「最終的に決定したわけではなく、一回党内で議論してみる必要がある」と断ったうえで、政府税調が1000万円までの引き下げを示唆していると指摘。「(党内での)相談の案としてはそういうのを出すのではないか」と続け、1000万円までの引き下げが妥当との考えようです。

 

自民税調のこの一ヶ月の動きを追うと次の通りです。

(12/5)登録免許税を軽減――自民税調、外形課税に容認意見
・  (12/5)外形標準課税、中小企業は先送り――自民税調、総務省案修正へ
・  (12/4)自民幹事長「先行減税、差し引きで1.5兆円規模」
・  (12/4)所得税控除、縮小は2004年度以降――自民税調と財務省が調整
・  (12/3)自民税調、発泡酒など4日以降に本格審議
・  (12/3)連結付加税を来年度も継続・自民税調方針
・  (12/1)自民税調、生前贈与の非課税枠2000万円軸に調整
・  (11/29)消費税免税点下げ、1000万―2000万円で調整――自民税調
・  (11/28)所得税の課税最低限下げ――自民税調方針
・  (11/28)自民税調、所得税の課税最低限下げ大勢
・  (11/28)不動産取引、税負担を軽減――自民税調が方針固める
・  (11/27)長期保有の土地譲渡益課税、20%で調整――自民税調
・  (11/27)自民税調、外形課税導入に慎重論相次ぐ
・  (11/27)株譲渡益課税、短期保有も10%に軽減――自民税調が調整
・  (11/26)法人税下げよりも研究開発投資促進を――自民税調で意見相次ぐ

・  (11/26)研究開発減税、税額控除10%で調整・自民税調
・  (11/18)自民税調、減税項目を先行検討
・  (11/13)自民税調が本格論議開始

2002/12/ 5(木)雨

『経営計画策定済みは32.2%』

着実に収益を上げていく推進装置として、また、厳しい金融環境かでの融資獲得の必要条件として、中小企業における経営計画の重要性はますます高まってきています。

ところが、信金中央金庫総合研究所の行った特別調査「中小企業の経営計画について」の結果(平成14年9月2日から6日にかけて実施)を見ると、

・経営計画策定済み32.2%

・今後策定予定25.8%

・策定方法がわからない14.3%

・策定する時間がない10.2%

・経営理念重視で策定しない11.0%

・不要で策定予定なし6.5%

という結果で、未だ多くの中小企業で経営計画が策定されていない現状です。

中小企業を取り巻く環境は日に日に悪化しています。特に金融環境はきわめて厳しい状況と言わざるを得ません。

銀行などによる格付けで債務者区分が「破綻懸念先」ともなれば、融資はストップされ、最悪RCC(整理回収機構)への移管もあり得ます。これを避けるには金融機関の求める「経営改善計画」の提出が最良の方策。

経営計画策定が企業生命をも左右する重大かつ緊急の課題であると中小企業経営者は再度認識せずに入られないという現状であります。

当事務所では、経営計画策定のお手伝いを積極的にさせてただきますのでぜひお申し出下さい。

2002/12/ 4(水)曇り

『伸びている会社の特徴は!』

明日、あるところで、15分ほど、「税理士からみた伸びている会社の特徴」と言うようなタイトルの話をさせていただく予定であります。

あらためて伸びている会社の共通点は・・・と考えると、幾つかの点が思い浮かんできます。

これらを明日までにさらにまとめて、自身のお客様との関わりの中での「こうあるべき論」を構築する機会にしたいと考えています。

2002/12/ 3(火)晴れ

『明日、IT実践塾開催』

明日4日午後1時30分より、加茂商工会議所会議室において、上記セミナーを開催します。

講師は、マイクロソフト社の専任講師です。パワーポイント等で具体的にわかりやすく、中小企業のIT活用事例の紹介や、事例にみる成功と失敗例の紹介、社内コミニュケーション改善成功事例、IT業者の有効な活用の方法まで事例豊富に紹介する予定です。

参加費は無料ですので、どなたでもふるってご参加下さい。一人でも多くの出席をお待ちしています。

詳しくはこのページ左上の「IT実践塾開催!詳しくはこちらを」をクリックしてください。

2002/12/ 2(月)晴れ

『もっと本物に』

何が真実か、何が正しいかを見極めることが、仕事においても人生においても大事なコンセプトではないかと常々考えております。

表面的には良いと思っていても、あるいは今時点良いと思っていても、後々考えるとそうではないこととかあります。

色々な人の考え方を参考にさせていただくことは大事ですが、最終的には自分の判断。自己責任であります。

私どもの会計事務所の業務においては、「正しいこと」を「正しい」というところに公認会計士、税理士の存在価値があると考えて行動しています。企業の永続発展のために。

平成15年の事務所方針の基本コンセプトは上記の考えを、あらためて認識し、どう行動すべきかを具体的にしていきたいと考えております。

2002/12/ 1(日)雨

『今年も残り31日』

今日から師走。一ヶ月後の今日は元旦。早いものです。

今年中にやらなければならない事がまだ、いくつかたまっております。年内にやるべきものをまとめ、やり抜く段取りをこれからプランするところ。悔いを残さないために。

上記の今日の自己啓発格言は、なるほどと思える言葉です。・・・正しく反省できる人は責任転嫁しない。・・・・・・