2003/ 5/31(土)雨

『旅行社は大型キャンペーンを計画』

夏の観光シーズンに向け、旅行各社が新商品や大型キャンペーンを相次いで展開しているそうです。

イラク戦争や新型肺炎(SARS)の影響で海外旅行が落ち込んでいるためで、堅調な国内旅行や新型肺炎の影響が少ない地域への海外旅行の販売を強化し、業績悪化に歯止めをかけようと懸命。

JTBは、同社史上最大のキャンペーンで攻勢をかけるそうで、6月から4か月間、1泊以上の国内旅行を申し込んでアンケートに回答した顧客から抽選で、5万円の旅行券など総額4000万円の商品を贈呈。

「夏の家族旅行」をテーマにする近畿日本ツーリストは、国内10種類、海外6種類の商品を販売。家族で沖縄を訪れ、現地では子供たちだけで漁や天体観測をする「体験学校旅行」や、チャーター便を使ったアラスカ方面への旅行などを販促の中心としているとか。

日本旅行は、NHKの大河ドラマ「武蔵」の人気にあやかったキャンペーンを展開。6月から「小次郎との決闘の地を訪ねて」と題し、巌流島など山口県や福岡県への旅行を販売とのこと。

 

たまには、ゆっくりとからだを休めることも必要。夏休みでもとって小旅行でも企画したいですね。

はやいものでゴールデンウィークで始った5月も今日で終わり。明日からはいよいよ6月です。

2003/ 5/30(金)晴れ

『消費税率の見直し』

日本経団連は昨29日、政府税制調査会が6月に策定する税制改正の「中期答申」に対する意見書を発表。

社会保障制度の破たんを避けるため、公的年金などの財源を消費税でまかない、2005年度以降、消費税率を現在の5%から8%に引き上げ、2007年度までに10%にするよう求めています。

日本経団連は1月に発表した「奥田ビジョン」で消費税率の引き上げを提言し、複数の案のなかで「2004年度から1%ずつ引き上げ、2014年度に16%とする」案を最適としていました。しかし、小泉首相が首相在任中の引き上げを否定したため、引き上げ方法を修正したようです。

いずれにしても、消費税率の引き上げは、時間の問題のように思います。

 

昨日はフェーン現象のせいか、30度前後まで気温が上昇。夏本番を思わせるような暑さでした。景気のためには、やはり夏はより暑く、冬はより寒い方が良いとはわかっているものの・・・。

そういえばもう衣替えの時期ですね。

2003/ 5/29(木)晴れ

『第1回経営塾開催される』

昨夜は、当事務所主催の経営塾第1回目を開催。

テーマは「金融機関から見た企業の財務内容の改善と経営理念について」。講師は、三条信用金庫加茂支店木村和弘支店長様。

内容は盛りだくさんで@融資審査の仕組みA債務者の実態把握B経営改善に向けて等々について、具体的な事例をふまえて、本当にここだけしか聞けないような貴重なお話しをお聞きすることができました。

融資をする金融機関側の本音を多く語って頂き、貸す側の立場から、借りる側はどうすべきかが、具体的になり有意義な時間となりました。

企業を@積極的融資先A現状維持先B消極的対応先C撤退先D回収先という区分に分けどう対応するのかということや、金融機関によって仕組みが違う信用格付けの方法の説明、なかでも木村支店長のオリジナルの表現と前置きされながら言われておられた「収益力の弾力性」という言葉の解釈がなるほどと感じた次第です。

30分時間延長し、正味3時間半の研修となりましたが、実り多い場となったものと感じております。参加者側からの発言の時間があまりとれなかったのが残念でありましたが、できることなら第2回目も引き続き木村支店長からご指導頂けたらなあという感であります。

2003/ 5/28(水)晴れ

『30%が黒字』

昨日は三条法人会加茂地区会総会に出席。

その席で三条税務署担当統括官より、三条税務署の税の徴収状況等についての内容報告がありました。

税収は380億円。うち消費税142億円、源泉税98億円、法人税95億円、その他。

消費税を申告している法人事業所は2700社。今回の税制改正で免税点が3000万円から1000万円に引き下げになると新たに800社(30%)が納税義務者になるとか。

三条税務署管内の申告法人4300社のうち黒字申告(当期が黒字でも繰越赤字があり結果的に当期の納税はゼロの法人は除く。すなわち納税した法人をいう。)割合は30%とのこと。ほぼ全国平均。

 

法人会は29年に設立されすでに半世紀。設立当時賦課課税方式から申告納税方式へと移行した際、納税者自身が団体を結成し、その活動を通じ、帳簿の整備、税知識の普及などをはかる必要性が生じ、企業の間から自発的にできた団体ということでありますが、もっともっと今以上の積極的(有益な)な活動をしなければという感であります。

2003/ 5/27(火)曇り

電子申告・納税が間近に

国税庁は所得税や法人税などの国税の申告・納税をインターネット経由で行う「国税電子申告・納税システム(e−Tax)」を、平成16年2月から段階的に運用を開始する予定です。

これにより、納税者は税務署に行かずに、パソコンを使って申告・納税ができるようになります。国税電子申告・納税システムのあらましは次のとおりです。

1.インターネットで行える手続き

これまで書面で行われていた次のような手続きがインターネットで可能になります。

  ・所得税、法人税および消費税についての申告 ・全税目の納税  ・申  請・届出など

2.運用開始時期

 次のように段階的に運用が開始される予定です。

  ・平成16年2月

    名古屋国税局管内において、所得税申告、消費税申告(個人)の運  用を開始。

  ・平成16年3月下旬

    名古屋国税局管内において、法人税申告、消費税申告(法人)、納  税、申請・届出等について運用を拡大。

  ・平成16年6月以降

    全国に運用を拡大。

3.利用するには?

 事前に所轄の税務署長に開始届出書等の提出が必要になります。その後、税務署から利用者識別番号および仮暗証番号、専用ソフトが送付されます。これらを利用して申告等のデータを作成し、電子署名と電子証明を添付して送信することになります。

 ただし、第三者が作成した証明書などの添付書類(例えば医療費控除を受けるための領収書など)については別途送付等することになります。

国税電子申告・納税システムについては、http://e-tax.nta.go.jp/を。

 

これによりどれだけ効率化されるのかは、今のところまだ見えてこないのが現状ですが。

2003/ 5/26(月)曇り

『自分のレベルを知り、そのレベルを上げる』

23日のこのコーナーの続きです。

次はその本の84ページに書いてあるタイトルです。

「人の心、意識にはレベルがある」

ここでいう「レベル」とは、その人の容姿、育ち、家庭環境、ましてや出身校、会社名、職業などを指しているのではなく「精神レベル」のこと。

レベルとは「プラスのパワーの量」と言えるとか。

・・・周りから見てうらやましい人たちは、一言で言うと精神レベルが高いのです。つまり、良いことばかり起こる人生にするには、自分の理想を実現させるには、精神レベルを上げるしかないのです・・・

自分の周りには、自分と同じレベルのことしか起こらないそうです。

・・・レベルの低い人は、起こってしまった事を他人のせいにしたり、小さなことに文句を言ったり、他人をうらやましがってねたんだり、いつも愚痴っぽい生活をしているはずです。・・・

レベルの高い人は、どんなことでもうまくいくそうであります。

友達自身も自分のレベルに応じて選ばれているそうであります。

・・・自分のレベルがどんなものか簡単にチェックする方法として、私がよく基準にするのが、交通機関や日常生活の中で出会う人々です。タクシーやバスの運転手さん、スーパーやコンビニの店員さんのように、日々接する人々の態度で判断します。バスの運転手がニコニコ笑いかけてきたら、自分の心の状態が良い証拠です。タクシーに乗ったら運転手がものすごく横柄な態度で腹がたった、これは自分が横柄な態度をしているから、または心にマイナス要素を持っているからです。こんな時、私は「あら、今日の私はこのくらいのレベルなのね」と思って、この2.3日間を振り返ったりします。・・・

いずれにしても自分自身のレベルを知り、これを上げることが大事と言うことでしょうか。

2003/ 5/25(日)晴れ

『3感の実践』

次は昨日届いた社団法人倫理研究所からのファックスからの一部です。

勝ち組の経営者たちには、いくつかの共通点があるそうです。

なかでも一番に挙げたいのが、元気であること。

元気な経営者であるという道筋としては次の3項目であると書かれています。

 1.感性を磨く。

人には生まれながらにして持ち合わせた「センス」というものがある。美的センス、運動センス等々。ところが、自分でも気づかず潜在しているものも多くある。それを掘り起こすことで、さらに大きな幸福を味わうことができる。

  その感性を豊かにするよい方法がある。それは日常での「気づき」を見直してみること。誰しも、この気づきという能力を持ち備えているもの。ピーンと感じることは、「大自然が与えてくれる、瞬間のチャンス」。

その気づきの瞬間を真摯に受け止めて、喜んでテキパキと処理をするか否かで成否が決まる。  

2.感動する。

今年、オープン20周年を迎えた東京ディズニーランド。現在も常に大勢のゲストで賑わっているが、来場者の約70%以上がリピーター(再訪者)。その理由として、大半が「やはり感動しに行くんでしょうね」と答えている。

ここの経営理念は、ゲストに感動をプレゼントすること。そしてその感動の受け方は、人それぞれ違う。

訪れたゲストと迎え入れたスタッフが互いに感動を共有し合う、それが東京ディズニーランドそのものの元気を維持する秘訣では。

3.感謝する。

「ありがとうは心の栄養」。潜在能力研究家の小林正観氏は、「ありがとう」の五文字には、健康のみならず運命までをも変化させる最高の波動があると言う。

  「ありがとう」と繰り返し唱えている人は、言葉の波動を受けて、体内の水分や血液が再生し、健康体になるという。「何よりも大事なのは、大いに笑って愉快に生活すること。そのために私たちが発すべき言葉が、プラス言葉。つまり、うれしい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう、ツイてる、の7つ」と強調している。これを七福神ならぬ「祝福神」と呼んでいる。  

 

企業を元気にするために、この3感をぜひ実践したいものですね。

2003/ 5/24(土)晴れ

『大事なのは私は何が得意なんだということ』

またまた、小椋佳。昨日届いた日経ビジネス2003.5.26号の有訓無訓のコーナーに小椋佳の記事が掲載されています。

小椋佳は、いま、ここにきてまた、話題の人なんでしょうね。

1967年に旧日本勧業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)に入って、93年に辞めるまで26年間サラリーマン生活を送った体験を語られています。

創作活動に加えて、自分が得意で好きな分野を仕事でも見つけられたからおもしろかったと述べています。

・・・サラリーマンは今まで以上に「得手で好きなもの」を見いださなければならない。これまでは終身雇用、年功序列というありがたい制度があって楽に生きてこられた。自分で価値観を持たなくても、組織自体の価値構造の中に組み込まれてしまえば良かった。しかし、時代は変わった。すべてにおいて、自己選択的に生きて行くしかない。・・・

・・・だから「私」というのを持たないとだめ。これからは、サラリーマンは「私って何だ」と問いながら生きていかなくてはならない。「私って何だ」と問いかける中で、「私って何が好きなんだ」「私って何をやりたいのか」というのがでてくる。さらに大事なのは「私は何が得意なんだ」ということ。「何が好きなんだ」だけでは、企業内で存在する意味がない。もっとも、得意技は一朝一夕では身に付かない。修行と辛抱が必要なことは言うまでもない。

 

自分が何者かを知れば「得手で好き」で勝負できると言い切っておりますが、個人だけでなく企業についても同様な感が致します。

2003/ 5/23(金)晴れ

『運は偶然ではない』

一昨日、あるお客様企業へ訪問した際、社長より、一冊の本を紹介頂きました。

タイトルは「貴方は絶対!運がいい」浅美帆帆子著、グラフ社。1200円

この著者はなんと、1977年生まれ!
短大卒業後、イギリスでソフトファニッシングを学んだことがある女性。
24年間での人生から得た体験をまとめ上げたもの。

この本の1ページは、次の書き出しで始っています。

「自分の心の持ち方一つで、思い通りに人生は変えられる、変わっていく」

「自分の精神レベルが上がると、欲しいものが向こうから近づいてくる」

「心の底から思っている理想は、どんな大きな事でも実現する」

「誰でも運のいい人になれる」

これが、わたしがこの本の中で言いたいことです。・・・

心が楽しいと感じることをする・・・と最後に書かれていますが、まさに同感です。

「運」は偶然ではないということでしょうか。

2003/ 5/22(木)曇り

『1,000万円か10,000円か?』

「ドリームジャンボ宝くじ(第457回全国自治宝くじ)」が5月19日(月)から全国一斉発売されています。

1等・前後賞合わせて3億円を夢見てすでに購入された方も多いかと思いますが。

昨日届いた専門誌に税に関するおもしろい記事が掲載されていました。

<事例>

・10月15日・・・Aさんが宝くじ100枚を購入(購入価額10,000円)

・10月20日・・・Aさんに相続開始(交通事故で即死)

・10月20日・・・上記の宝くじの抽選日

上記の宝くじについては、1枚が当選(当選の事実は、相続人が相続開始後に、被相続人の遺品整理中に宝くじを発見し、番号を確認したところ 1,000万円が当たっていたのがわかった)、賞金をその相続人が受け取った。

 

この場合において、相続財産(宝くじ)の評価が問題となります。

1,000万円当たったのだから、1,000万円を相続財産とするという考え方でいいのかという問題です。

当選発表の日に亡くなったのだから、まだ、現金に交換していなくても未収入金(宝くじ当選による当選金引渡請求権)として、その評価額を当選金相当額で評価するという解釈の場合が1,000万円を相続財産とすることになります。

ここで問題になるのは、亡くなった時間。今回のケースは20日に死亡でも、改めてその死亡時間を確認ところ深夜午前1時に事故にあって即死したことが判明。ということは、まだ宝くじの抽選前の死亡となり、死亡時点では、当選金引渡請求権にはなっていなく、単なる宝くじの原券で、評価額は購入額の10,000円でしかないということになります。(除籍謄本で死亡の時間を確認した結果)

相続開始時間前に当選が確定していれば、1,000万円の相続財産、後に確定であれば10,000円の相続財産。数時間の違いで、月とすっぽんの違いとなるということになります。

 

 なお、今年の「ドリームジャンボ宝くじ」は、雄大な自然の魅力が満喫できる100万円相当の海外旅行(エコツアー)と賞金100万円の「ドリームエコツアー賞」が390本も用意されているとか。当せん者は、稀少な動植物の宝庫である“ガラパゴス諸島”(エクアドル)、太平洋の鯨の回遊場所として知られる国立公園“チャネルアイランド”(アメリカ合衆国)、熱帯の豊かな自然をお楽しみいただける南半球の島々からなる国“パプアニューギニア”の3ヵ所から、好みの旅先を選ぶことができるそうです。また、エコツアーを希望しない場合は、200万円の当せん金と引換えることもできるとのこと。

いずれにしても当たらなければこのような問題は発生はしませんが。

ちなみに、ご承知の通り所得税は非課税となっております。

なんだかんだといっても購入しなければ当たりません。

発売は6月6日までです。

ちなみに私自身は通販で購入済み。(当選した場合は自動的に指定口座に振り込まれます。)

2003/ 5/21(水)曇り

『税制改革』

本日の日経新聞によれば、政府税制調査会が6月中旬にまとめる税制改革の中期答申の骨格が明らかになったと報じています。

それによれば来年度改正に向けて検討項目として@相続税の課税範囲の拡大A年金受給者への税優遇の縮小などが、また、中期的に検討事項として@消費税率の引き上げ、税率の複数化A環境税の導入等となっています。

相続税は、現状では100人の死亡者に対して5人程度が課税対象となっていますが、これをどの程度まで引きあげられるのか気になるところです。

消費税については暗黙の了解ではありませんが、最終的には10%を越えるものになることは間違いないようではあります。

いずれにしても、税の使途が無駄なく行われるという前提でなければ増税の容認は認めるべきではありませんが。

初めての体験となりますが、来月、ある関係で会計検査院の検査の立ち会いを行う予定であります。

会計検査院は、内閣から独立した憲法上の機関として、国や法律で定められた機関の会計を検査し、会計経理が正しく行われるように監督する職責を果たしている国の財政監督機関でありますが、楽しみであります。

仕事がら、税務署等の税務調査の立ち会いは随時行っておりますが、その税務署自体も、必ず定期的に会計検査院の検査を受けているとのことですので、その検査手法には興味があります。

 

今日は市内青海神社の春季祭礼。午後2時から御神幸の出発であります。幸いにも天気に恵まれたようですね。

2003/ 5/20(火)曇り

『売上向上は仕掛けで決まる』

昨日届いた専門誌の記事です。

「昨日何か仕掛けを打ちましたか?」

「その仕掛けに対して今日、どんな反応ができますか?」

という問いに対して、多くの営業マンは言葉につまる・・・

というのは、購買代理商社バイヤーズ鰍フ登内社長。

「昨日仕掛けを打っていれは今日反応が出てくるので、朝出勤した瞬間にまず動かなければならない。反応がないということは仕掛けを打っていないこと。それでは動けません。簡単なことです。」と言い切っておられます。

今日やることがないからルートセールスから脱却できず、お得意先でお茶を飲んで帰ってくる。これでは売り上げが伸びるはずがないと。

そのため、社長は何らかの形で仕掛けを考える必要があるといいます。

「仕掛けを打てば必ずレスがくる。レスがくるからレスに対してフォローをする。フォローして終わったらまた次にと。朝何をしに出社するかといったら、仕掛けのフォローをするために経営者は毎日毎日出社するわけです。」と。

 

全ての行動に共通して言えることですね。自戒したいものです。

2003/ 5/19(月)晴れ

『小椋佳』

昨日のテレビで、「たけしの誰でもピカソ」に小椋佳が出演。小椋佳のヒットづくりのドラマにふれることが出来ました。

小椋佳は、1970年代半ば、ニューミュージックブームを作ったシンガー・ソング・ライター。

レコードの売り上げはデビュー5年で約50億円。

しかし決してテレビに出ない、コンサートも開かない小椋佳は、東京大学卒業後銀行に就職、本業はあくまで銀行員。

布施明に提供した曲「シクラメンのかほり」がレコード大賞を受賞し、その後美空ひばりの「愛燦々」、中村雅俊の「俺たちの旅」、梅沢富美男の「夢芝居」をはじめ、200曲を超える楽曲を提供。

49歳で銀行を辞め、再び母校の東大・哲学科に入学。デビュー30年目にして初めての全国ツアーを行うが、その最終日に胃がんが発覚。

小椋佳は1944年東京上野の料亭の長男として生まれ、父は若い頃琵琶の師範として活躍。

小椋佳の次男・宏司くんが中学2年のとき脳梗塞で倒れハンディキャップを背負う。

そして50歳になった小椋は無限の音が出せる琵琶の持つ可能性に惹かれ、琵琶を手に取った。

入院後、リハビリの甲斐あって宏司くんは、ほぼ健常者といえる程の肉体と能力にまで回復していた。

小椋佳の作曲は、寝る前の3時間ほどで1曲が出来てしまうとか。音符は書くのではなくメロディーとして。年間50曲ほど。

天才的な小椋佳の知られざる部分を見ることができ感動的でありました。

何と言っても、小椋佳と氷川きよしが小椋佳作詞作曲の「夢芝居」を薩摩琵琶などの演奏でのデュエットは、素晴らしいの一言でありました。

感性力の高さを痛感した次第です。

2003/ 5/18(日)曇り

『ニワトリを殺すな』

このタイトルの本が現在ベストセラーとなっているということだったので、早速購入。

ニワトリは、群れの中の1羽が血を出していると、寄ってたかってその傷をつついて死に至らしめる残酷な生き物なのだそうです。実は、業績の悪い会社は、傷ついたニワトリを殺すように失敗した人を責めるだけで生産性の全くない会議ばかりしているというのが著者ケビン・D・ワンの主張です。

そんな企業の1つだったある銀行からメーカーへの出向を命じられた主人公のジェームスが、その銀行とは経営スタイルが180度違う経営に触れ、そのメーカー経営者の考え方に染まっていく様を描いた1冊で、モデルはホンダの創業者、故本田宗一郎氏。

そのたるめ、いたるところに本田氏の名セリフがちりばめられております。

傷ついたニワトリというのは失敗した人という意味で、その人を責めて潰してしまうような会議をしてはいけないという意味だそうであります。ニワトリ会議を開いてはいけないということ。

・・・ちょっとした問題点のあげ足をとって、せっかくのアイデアをつぶしてしまうほどばからしいことはない。その人は満足かもしれないけど、会社にとってはいいことなど一つもない・・・

・・・「出来ればやってみます」って言う人は、たくさんいるが、その人たちは、本当にそれをやるだろうか。たいてい出来ない理由をつけてやらないことが多い。できたらやってみるなんてことでは、いつまでたってもできやしない。「やりません」と行っているのと同じことだから・・・

 

この本の最後に「創造」のための教訓として6項目が掲載されています。

その6項目目は、「創造=アイデア×情熱」。

その解説は、「真の創造とはアイデアと情熱の掛け算によって生まれるものである。したがって、4のアイデア・10の情熱は、10のアイデア・1の情熱に勝ると思え」

なるほどと思った次第・・・。

2003/ 5/17(土)曇り

『欲しい物を欲しい時に』

昨日届いた日経ビジネス誌2003.5.19号は、特集として稼ぐ巨大店「厚利多売」の異能経営というタイトルでホームセンターのジョイフル本田(茨城県)とカインズホームをはじめとするベイシアグループ(群馬県)を13ページにわたって紹介。

その記事の中での一部です。

・・・台風の最中に雨よけのビニールシートを買いに来たお客様に「明日入荷します」という言い訳は通用しない。お客様は、明日欲しいのではなくて、今欲しい。欲しい物を欲しい時に、必要な分だけ買える喜び。これが感動を呼び、店の信用につながる・・・(松山茂ジョイフル本田社長)

・・・商売に発明・発見なし。日々のコツコツとした改善の積み重ねからしか、大きな仕事はできない・・・(土屋嘉雄ベイシアグループ代表)

他を凌駕する品揃えと低価格で高収益を上げるこの2大ホームセンターの秘密がこの言葉に隠されているような気がいたしました。

この記事を読んだ直後に、あるお客様企業(設備工事業)にスタッフと共に訪問。同じような話(お客様からのニーズに対し、いかに速やかに対応してあげられるか創意工夫する。出来ないと言わず、仮に100%要望に即応できなくても出来ることをしてあげる事が大事。)をその社長よりお聞きし、素晴らしいと肝銘した次第でありました。

 

話は変わります。

昨日は2002年分の所得税高額納税者の公示日でありましたが、当加茂市での最高納税者は2363万5千円。敬意を表する次第です。何と1日64753円の税金を365日納めるという計算になります。

2363万5千円の所得税額ということは、逆算すれば7130万円の課税所得があったと想定されます。

2003/ 5/16(金)小雨

『在庫を減らすと売上が増える』

二日続けての小雨降る朝です。

昨日に続き、坂本圭史先生の講演から。

やっていい競争としては、品質・技術・財務内容の競争。

やってはいけない競争としては、価格・規模・品揃え。

という話の後に、在庫は減らすことにより売上が増えるという理論を紹介。

要は在庫の管理を徹底すれば在庫は減る。売れ筋も把握でき結果的に売上は増える・・・。

やってはいけないことは、在庫を減らすために仕入を一定期間止めること。

売れる商品はドンドン仕入れなければ、売上は上がらない。

商品の削り込みではなく、絞り込みをしなければならないということでしょうか。

 

昨日このコーナーの最後に「仕事が趣味ではいけないと言うことですね。」の言葉で終わりましたか゛、昨日の事務所内での話です。

私が、ある会話のなかで「仕事が好きだから○○だ・・」と話したのちに、スタッフの一人がすかさず「仕事が趣味ではいけないのではないですか」と一言。

好き=趣味 ではないと思うのですが皆さんはどう思われますか。

ちなみに私の趣味(仕事とは関係ないもの)は2つほどありますが。

自分自身では、その趣味がまさに坂本先生がおっしゃられたように「明日の仕事のエネルギー、趣味は心にゆとりを与える」と思っております。

2003/ 5/15(木)小雨

『企業も人生も競争の連続である』

昨日はスタッフ4名と研修会に出席。

テーマは「競争こそ生き残りの条件」〜いま、我々がやらねばならない事は何か〜。講師はM.Yマネジメント研究所 所長 元(株)イトーヨーカ堂取締役営業業務部長 坂 本 圭 史 氏。 

坂本先生は、慶応義塾大学卒業、且O越入社後人事部長、総務部長歴任。昭和56年イトーヨーカ堂入社、取締役営業業務部長、常勤監査役、顧問を歴任する中で、経営サイドから同社の業務革新を実践というプロフィールの持ち主。

「セブンイレブン」や「イトーヨーカ堂」での経験体験から、「企業間競争は弱肉強食ではなく、優れたものが顧客に選ばれるという優勝劣敗だ。消費者が何か欲しい時に最初に思いつく『一番店』にならねば」と講演。

「不況で物が売れないというが、買い物の仕方や商品構造が変わったと見るべきだ。成功体験を持つ人ほど経験論や前例に頼りがちだが、それが新しい発展の妨げになる」と指摘。日々変化する消費者の視点で物事を考える素人の発想が必要と・・・。

また、「コンビニが日本人の生活を変えたのではなく、日本人が望む生活にどう応えるかを考えたのがセブンイレブンだ」と説明。主力商品のおにぎりについて、「今では1日に175万個売れ、年間売り上げが800億円に上るが、これは失敗を基に、なぜ売れないかを追求した結果だ」とこだわりを持って商品作りに取り組んだ経緯を紹介。

野球は打順・守備位置が固定されているのに対し、サッカーはボールのパスのされ方で臨機応変に選手の役割が変わる。これからの企業は、状況によって役割や体制が柔軟に変わる「サッカー型」が望ましいと力説。

坂本先生の流通業界でご活躍された実体験に基づいての講演は、わかりやすく、説得力があり、聞き入った次第でありました。

企業のあり方のみならず、個々人に関してもこの競争時代に変えなければならないもの、変えてはいけないものを再認識致しました。

最後に先生の趣味であるマジックまで披露いただきました。なんと天皇陛下の前でマジックを披露したこともおありとか。

趣味は明日の仕事のエネルギー、趣味は心にゆとりを与え、人間関係の幅を広げるとも話されておられました。

仕事が趣味ではいけないと言うことですね。

2003/ 5/14(水)晴れ

『30万円未満の資産は一括損金算入可』

平成15年度税制改正の目玉の一つといわれている「中小企業の少額減価償却資産の償却特例」が4月1日よりスタートしています。

これは、中小企業に限り、取得価額が30万円未満の資産については、事業に活用し始めた年に一括して全額損金に算入できるという画期的なものです。

30万円未満というとちょうどパソコンやプリンタなどが買える金額。そのため、パソコン業界では、製品販売に大きな刺激剤となると踏んでいたようですが、今ひとつパソコンの売れ行きが伸びていないとか。

その理由の一つに、固定資産税(償却資産税)の課税問題があるのではと言われています。

企業が所有する一定の固定資産について償却資産税が課税されているわけですが、この30万円未満の中小企業の少額減価償却資産の損金算入の特例が適用されている資産については償却資産税の課税対象となり、これに対して、現行の少額資産損金算入の対象資産(10万円未満は損金)は課税対象とはなっておりません。また、一括償却資産(10万円以上20万円未満の資産は3年均等償却)についても課税対象にならないという取り扱いです。

いずれにしても、今回の30万円未満の資産についての一括損金算入は魅力的ですので、ぜひ有効活用したいものですね。

2003/ 5/13(火)晴れ

『人の魅力』

本日の日経流通新聞に「旅の魅力演出します」という見出しの記事が掲載されています。

似たり寄ったりの内容になりがちのパック旅行に、個性や経験豊かな「人」の魅力を加え、違いをアピールし、リピーター獲得や価格競争からの脱却を狙うという内容。

紹介されているのは日本旅行西日本営業本部の平田進也課長(45)。パンフに顔写真を載せ、自身で企画・添乗するツアーを実施。昨年度は独自ツアーで3500人を集客、1億5000万円の売上を稼ぎ出した「カリスマ添乗員」。

その人気の秘密は2つだそうであります。

1つは笑い。旅行業務を通じ「人を笑わせ、喜んでもらうにはどうすればいいかを身につけた」とか。「平田進也と行く」と題したツアーを始めたところ「2回、3回と参加するリピーターが増え、これはいけると思った」。売り物は旅行先の民族衣装を着たり、おばさんなどの格好になって、宴会を盛り上げるお笑い話術。

もう1つは、無料の会員組織。平田課長の企画・添乗ツアーを優先的にダイレクトメールで案内し、固定客を獲得。会員は4年で5000人にも。有名タレントの動向ツアーのようでもあるが、平田課長は「単にタレントというだけなら旅行と結びつかないし、私の奇抜な格好も笑いに厳しい関西のお客さんは1回で飽きる。連れて行く人間がプロで、かつ、おもしろいから来てくれる」と違いを強調。

人気添乗員と得意客との交流パーティーも昨年から開催。約1000人の顧客に招待状を送り、顧客を楽しませているとか。

この新聞記事と一緒に掲載されている1枚のスナップ写真がありますが、平田課長始め、参加者全員が素晴らしい笑顔であります。

 

ぜひ1度、この平田課長の添乗で私自身もパック旅行に行ってみたくなりました!!

2003/ 5/12(月)曇り

『売れる仕組み作り』

現在使用しているある機器が、そろそろ入れ替え時となったため、その機器について複数のメーカーに見積もりを打診。

見積もり依頼先にこちらの意向を具体的に説明し、それに沿った提案を過日依頼。その際、選定決定要件の第1は○○、第2は○○と伝えたわけですが、その後頂いた提案はその複数社とも、自社の売りたいものを見積書と一緒に持参。

いくら素晴らしいものでも、こちらが必要としないものは購入はしないわけなのに・・・。

購入先が真に「もとめているもの」を理解しなければ、本当の顧客サービスにはならないと思うのですが。

顧客第一主義とはよく言われます。私自身、これを人のふり見てではありませんが、お客様への真のサービスの提供について今一度考えさせられた次第です。

顧客満足について書かれてあったものを思い出しました。

 

「手づくり感動営業」の伝道師 岩崎清美氏の言葉です(日本経営合理化協会のホームページより転載)。

・・・立場上いろんな会社の営業会議に呼ばれる。 その場で「顧客満足」と必ず耳にするが、実際にお客様を感動させる営業を具体的にやっている会社には、なかなかお目にかかれない。

社長や上司は「お客様を感動させるんだ!!判ったか」と言い、若い営業マンは「ハイ、頑張ります」と答える。そして、上司は「あれほど言っているのに、何もやってない」と怒っている。

あきらかに、具体的なやり方、指示をしていない上司の責任だ。そんな中、私の指導先のある会社の営業マンたちは、お客様の名刺一枚で、お客様を感動、感激させて売り上げを伸ばしている。

「お客様の名前入りのグッズ」をこれでもかと言う程プレゼントしているのだ。別に金のかかるモノではない。しかし、「人」は、自分の名前に執着心を持っている。自分の名前が書いてあるだけで、捨てられないどころか、貰ったお客様は必ず自分の応接室にグッズを飾るそうである。

この会社は、以前に比べて注文が倍に増え、紹介までいただき、業界の平均売上高が落ち込んでいるにもかかわらず、順風満帆である。

  ◎お客様は商品の性能が同じなら、値段の安い営業マンを選ぶ。

  ◎商品の値段が同じなら、好きな営業マンから購入する。

  ◎営業マンが同じなら、感動をくれた営業マンから購入する。

     ・・・営業というのは、「人」対「人」であるとつくづく思う。

私は「人」にフォーカスを当てた「売れる仕組み」を作り、営業部門だけでなく、全社で展開すれば、この不況の大波の中でも、確実に売り上げが伸びると断言する。

ただ、仕組みを作っても、流れ作業にしては、効果が弱くなる。一つ一つ手づくりで、気を入れるからお客様に気持ちが伝わる。コンピュータ時代だからこそ、昔より差別化になる。

やっぱり、商売の原点は、喜ばれて「なんぼ」だ。・・・

2003/ 5/11(日)曇り

『消費税率引き上げと低所得者層に対する戻し制度』

政府税制調査会は、将来、消費税率を引き上げる際は、低所得者層ほど負担感が増す「逆進性」に配慮して、税額の一部を払い戻すリベート制の導入を検討する方針を固めたと、読売新聞が伝えています。

それによると、 2010年ごろをめどに、現行5%の税率を「2けた」を視野に引き上げるべきだとの考え方とともに、6月にまとめる中期答申への盛り込みを目指す方針とのことです。

消費税率の大幅な引き上げは、国民の負担増に直結するため、税率引き上げと同時に、低所得層などに配慮した負担緩和措置導入も打ち出す方針。

その柱の1つが、税額の一部相当分を払い戻すリベート制度で、カナダなどですでに実施されているもの。カナダでは、納税者が年収や家族構成を申告すると、年4回に分けて払い戻しを受けられる仕組みで、既婚世帯の場合、本人と配偶者は1人あたり年額213カナダ・ドル(約1万8000円)、子供は同112カナダ・ドル(約9500円)が還付され、世帯所得額が原則、2万7749カナダ・ドル(約240万円)を超えると全額は支給されなくなる仕組み。政府税調では、日本で実施する場合の仕組みや、払戻額の決め方などを検討するとのこと。

政府税調はこのほか、一般的な消費税率を引き上げても、食料品など生活必需品に関しては税率を5%に据え置く「複数税率」の採用なども打ち出す方向だ。これらの負担緩和措置を同時に実施することで、税率引き上げに対する消費者の反発を和らげたい考えだそうであります。

 

戻し税方式は、当初から言われていたことで、ぜひ導入をしてもらいたいものですが、手続きの簡素化や不正防止等の仕組みの構築を望みたいものです。

2003/ 5/10(土)晴れ

『妻あれば』

「できる経営者婦人、5つの共通点」というタイトルでファックスが昨日届きましたので、その一部(社団法人倫理研究所・今週の倫理)を紹介いたします。

・・・成功した経営者の夫人を拝見すると、不思議に共通したものがあります。その共通項をまとめてみました。

第一に「健康」であること。創業期は人を雇う余裕もなく、最大の働き手は夫人です。夫婦が力を合わせて働いて働いて、事業の基礎を作りあげるのです。その最大の働き手が病弱で何かと床に臥すようでは、夫の志気もしぼむでしょう。とにかく、長時間労働に耐えうる頑健さを持ち、少々のモノを食べてもあたらない体の持ち主であることです。

第二に「まじめな努力家」であること。人が見ていようといまいと、ほめてくれようとくれまいと、朝早くから夜遅くまでコツコツと働き、わずかな時間を見つけては、夫や家族が喜ぶような工夫と努力をしています。

第三に「虚栄心の少ない地味な人」であること。夫が少し成功すると、今までの反動か、きらびやかなものを身にまとい、趣味や遊びにのめり込んで、必要以上に背伸びする人もいますが、正直感心しません。自分の稼いだ金でやるのだから、他人からとやかく言われる筋合いはないという考えなのでしょうが、社員や取引先、お客様はよく見ているものです。できる夫人は、分に応じ、こざっぱりと清潔なもので身を包み、「皆様のおかげで、今日このように仕事をさせていただいています」と、じつに腰が低いものです。

第四に「人に好かれる」こと。自分さえよければいい、という身勝手さなどみじんもなく、常に相手の立場で物が考えられる心の幅を持っています。

社長にはなかなか話ができないけれど、夫人には、仕事の悩み、家庭のことなど、何でも包み隠しなく相談に乗ってもらえる。それというのも、説教するでなく、「そうそう」と温かく受けとめてくれるからであると、社員から絶大の信頼をされているのです。

第五に「美人でない」こと。ただし、醜いということではありません。容姿はさておき、愛嬌があるということです。奥さんと話をしていると楽しいとか、明るく前向きになれるとか、知らず知らずのうちに周囲の人間の心を軽くしている人のことです。

あまりに整い過ぎた人に対しては、近寄りがたいものがあります。お高くとまっているのでは、と見られるからです。それに比べ、愛嬌のある人は周囲の心を自然と開かせるので、多くの人が集まってくるのです。・・・

 

この文章を読んで、何人かのお客様の奥様が浮かんできました。まさにこの5つの共通点があるように思います。現に会社の業績も着実にのばされておられます。

そういえば、ある講演会の講師(市内の会社社長)が、ビジネスパートナーは、兄弟でも、親でも、子でもなく、妻であるべきと力説されたのを思い出した次第です。一生涯の伴侶として生きていく人こそが、真のパートナーだと。

仮に兄弟の場合は、弟は兄が引退すれば次は自分、この場合も親が引退すれば次は自分という具合にスタンスが経営者とずれていると言うような話を聞いた記憶があります。同感です。

どんなに優秀な経営者でも、事業は一人では成立しません(言うまでもなく、社員あっての経営ですが)。経営者を後ろで支えている奥さんがあればこそです。自分自身が今このようにあるのは「妻あれば」と感謝を深め、夫婦ともに大きく成長していきたいものですね。

2003/ 5/ 9(金)晴れ

『ロスリーダー・コアプロダクト・スタープロダクト』

昨日届いた専門誌の記事からです。

タイトルは「インフレ時代に強い3つの商品構成」。

・・・インフレ時代に必要な商品は値上げのできる商品(サービス)です。では、どうすれば値上げのできるサービスを生み出すことが出できるのでしょうか?

その考え方の一つが「ロスリーダー」と「コアプロダクト」と「スタープロダクト」というものです。

「ロスリーダー」とは、その商品(サービス)自体では経営的には必ずしもプラスにならなくても、お客様を呼び込むために必要なものという意味です。あるいは利益は上がらないが、その企業のシンボルとなるような商品です。

一方、「コアプロダクト」とは現在の企業の主力となる商品・サービスのことです。仮に社員の給与などの固定費をこのコアプロダクトでまかなえるようであれば、経常的には非常に安定します。こうした商品・サービスがあって、初めてインフレ時代に利益を生み出す「スタープロダクト」を考える余裕が出てくるのです。・・・

 

皆さんの企業にとっての@ロスリーダー、あるいはAコアプロダクトとはどんなものでしょうか。

これらの基盤の上で、本来あるべき「スタープロダクト」を考えたいものですね。企業規模の大小を問わず、これらの明確な戦略を持つことで、商品の使い分けが可能となると言うことでしょうか。

これが、ひいては企業の永続・発展につながる訳というものですね。

 

話は変わります。昨日、宮崎市のMさんより次のようなメールを頂きました。Mは、本年2月21日のこのコーナーで紹介させて頂いた方であります。(バックナンバーはこのページの最後にある以前のものはこちらを!!の前の▽印をクリックしてください。)

毎日、貴税理士事務所のホームページを朝一で開いております。

「所長のひとりごと」、楽しく読ませてもらっております。

毎日、書き続けるのは、大変だろうと拝察致します。 

有益な話が多く、毎日啓発させられます。

敢えて今日の標語について一言疑問を呈させていただきたいと思います。 

「恩と義理と人情は日本人の価値基準である」・・・・義理人情を持ち出すのは最近はやりませんが、古くても良いものは良いわけで、義理人情自体には異論はありませんが、義理人情は日本人だけのものなんでしょうか? 

無論、この標語は日本人だけとは言ってはおりませんが、そういうニュアンスが強いように思います。 

敢えてケチをつけさせて頂ければ、どれほど実証的なんでしょうか?

毎日読んで頂いて嬉しい限りです。昨日のモチベーションカレンダーについてのご意見ありがとうございます。たった2行の文章でも、意味のとり方は人それぞれだなあと言う感想です。私自身、そこまでの考えは浮かばなかった次第です。

ちなみに、この言葉の解説がありますので掲載させて頂きます。

「人は何に対した時、今まで以上の行動力が出るのか?それが人から受けた恩・義理・人情に報いるという時である。ITと言われ久しい今の時にもこの本質が確実にある。」

今後ともMさん、貴重なご意見よろしくお願いいたします。

2003/ 5/ 8(木)雨

『勝ち組・負け組の比率が2対8といわれる経営環境の中で』

昨夜出席した、ある会合での代表者の挨拶での言葉です。

・・・勝ち組と言われる企業には、それぞれ固有の特徴があります。逆に負け組といわれねる企業は、不思議に似かよったパターンを持っています。

例えば収益に対して甘いとか、お客様を差別したり、軽くみているとか、株主無視ならびに横並びに安住しているとか、とにかく負け組企業は全体的に士気も覇気もありません。負け組になるべくしてなっているのです。やれない理由、出来ない理由を並べ立て、環境が厳しいから売上アップが難しいと、負の要因を拾い上げ、自らのやる気のなさをとりつくろっている経営者が多い・・・

・・・負け組意識にどっぷりつかっていては、前向きな発想も行動も生まれません。経営者はタフで積極的でなければなりません。どんな環境下にたたされてもマイッタなどと泣きごとを言わず、何とかなるとますます勇気をふるいたたせ前進していかねばなりません。・・・

 

社員が経営者を信頼してついてきているという意味からも、経営者自身が勇気をふるってやり抜くしかないと言うことですね。

2003/ 5/ 7(水)晴れ

『目的が先か、方法が先か』

毎朝、全スタッフで研修を行っておりますが、昨日は単行本「新しき会計人よ!めざめよ!」の136ページから141ページまでの輪読でした。

その一部抜粋です。

・・・アメリカの企業が優れている部分は、目的と方法論を明確にしていくことである。日本では方法論について議論することについて、80%の時間を費やしている。目的論で議論する時間を割かないで、「こうすればよい」「こういうやり方がよい」といったことばかり話す。結果として方法論を追求したいがために、目的を見失って見当はずれの答えを導き出すこともある。・・・

・・・よく言われるたとえ話だが、旅人が歩いていて、3人の男が石を運んでいるのに出会った。

「何をしているのですか」という旅人の質問に、最初の男は「石をあそこからあそこに運んでいる」と言い、2人目の男は「あそこを見てください」と指さし、「ほら、いま城ができようとしているでしょう。あの城の石垣を作るために石を運んでいるところです」と言った。そして3人目の男は、「いま私たちの文化を造っているところなんです」と胸を張って言った。

同じ作業をしていても、目的の違いによって、大きな差を生むことになる。

目的とは何か。目的とはどう見つけていくか。方法はそこから発見できるはずであり、目的をいかに追求するかが問題になってくる。

目的と問題さえ発見できれば、方法は浮かんでくる。

 

企業でも、まず目的を見つける。そのための問題点を明確にする。その目的と問題点を議論することで、方法はあとからついてくるということでしょうか。

考えさせられた文章でありました。

2003/ 5/ 6(火)晴れ

『本物の企業発展とは』

ご自分の企業をもっと発展させ成長させたい、と考えるのは経営者にとって当然のことです。

よく「企業はその経営者の器よりも大きくならない」と言われます。つまり「企業成長」と「経営者の器」との関係に決着をつけなければ本物の企業発展はないということでしょうか。 

「人間の器は、その者の利己心の大きさに反比例する」そうですが、とかく「自分が、自分が」と自己中心の考え方に固執しがちです。

あるいは自分の損得ばかりに気をとられてしまいがちなのが常です。

自己中心の考え方から、お客様のため、社員のためと精進努力する経営者にだけ、本物の企業発展が約束されているのだ、という人生のルールがあるそうです。

色々な経営者の方とお会いしている体験から言えることは、人間のスケールの大きな人ほど、謙虚さが大で、確たるビジョンを持っておられ、物事を前向きに考えられているような気がいたします。結果、企業も発展し続けているようです。

ゴールデンウィークで身も心もリフレッシュされた方も多いかと思いますが、心の視野を広げることによって、この経営者の器も広げたいものですね。

2003/ 5/ 5(月)晴れ

『22年連続で、子供が減少』

今日はこどもの日。

総務省が発表した15歳未満の子供の推計人口は、前年より17万人少ない1801万人で過去最低を更新。

22年連続の減少で、少子化に歯止めがかからない現状。

人口全体に占める割合は14.1%。この割合は29年連続の低下。

今の高齢化社会を支えるべく世代の人口が、ますます低減することによって、経済構造の歪みが発生しているわけですが、根本的な改善方法をぜひ、実施してもらいたいものです。

ゴールデンウィークも今日で終わり。明日からは気分一新で充実した日々を送りたいものです。

2003/ 5/ 4(日)晴れ

『おにぎり三昧の一日』

昨日届いた日経ビジネス2003.5.5号で、ローソンが取り上げられておりました。

あの話題を呼んだ43歳の新浪社長就任から1年経過し、新商品開発で新機軸がが飛び出しているという記事であります。

ローソンの業績好転のリード約となったのが、2002年発売の米・塩・海苔などの素材にこだわった新シリーズ「おにぎり屋」。発売2ヶ月で1億個を売るヒットとなり、以来前年比120%台で推移。

きっかけは、開発手法を「すぐに否定するのではなく、素人の意見にも耳を傾けたら」というコンセプト。

「コンビニのおにぎりはなぜ、ふっくらとしていないのか」・「なぜ具が乾燥しているのか」・「なぜ具の鮭はフレーク状なのか」などなど。

おにぎり屋シリーズの中でも、ヒット作となったのは「豚角煮」、「焼き鮭ハラミ」。

早速、昨日近くのローソンにて、このおにぎり屋を購入。ふんわりとしてご飯がおいしく、鮭もフレークではなくハラミ。いくらも北海道産を使用し適度な醤油漬けとなっていて最高なおいしさでありました。また、次回もおにぎり屋にと思った次第。

http://www4.at-lawson.com/l-lab/onigiri/onigiri.shtml

 

昨日は、その後、新規開店したアピタ新潟西店にショッピング。これで2回目ですが。

我が家の奥さんが、昨日アピタ内のある衣料品店の店員さんとの雑談の中で、このアピタ新潟西店の中のテナントで、加茂市の方が頑張っているとの話になったとか。おむすび「伝」の萱森氏のことであるようでした。そのお店の「塩むすび」が最高とのおすすめでしたので早速購入し、試食。

ただ、おむすびに塩がかけてあるだけなのに最高でありました。ぜひ一度ご賞味下さい。

萱森氏は、知る人ぞ知る方であります。2年前加茂市内で、おむすび屋を開店、翌年燕三条にて開店したと記憶しております。まだ35歳の若さで今年に東京・群馬・栃木とはすごいですね。

ご自分が、おいしくて安全なコシヒカリを作るために10年以上研究を重ねてきた結果の集大成の米。このご自身が作ったコシヒカリでおむすびを販売しているとか。

炊きあがった米を握るのは1時間後。木枠を使わずに、1ヶ月以上研修を受けたものだけが握るのをおるされるという徹底振り。

今月4月号の日経トレンディーやラピタに記事として紹介されたとのこと。萱森さん自身もスーパーテレビに出演されたとのことで、素晴らしい活躍であります。

http://www.omusubi-den.com/

 

昨日の憲法記念日は、おにぎり・おむすび三昧の一日でありました!!

2003/ 5/ 3(土)晴れ

『元気長寿十訓』

以前、食文化研究所の永山久夫先生の講演をお聞きした際に買わせて頂いた先生の著書「100歳食入門」を何気なく昨日パラパラと斜め読みをしていたところ、「このような食べ方が老化を早める」と題した項目が目にとまった次第です。

30代でも早くも老人のようになってしまう、気の毒な方がいる一方で、80,90歳になっても、少しも老いを感じさせずに、実に若々しい方もたくさんいます・・・の書き出しで、前者が「年寄り」であり、後者の方が「年よらない」と述べております。

つづいて、老化促進食事を列挙され、その後に、「元気長寿十訓」として次のように列挙しております。

1.少肉多豆  2.少塩多菜  3.少白多黒  4.少食多噛

5.少糖多酢  6.避煙鮮気  7.少袋多芋  8.少肉多魚

9.少怒多笑  10.少車多歩

それぞれの解説は省略いたしますが、私自身、6の避煙鮮気のみが

かろうじて該当し、その他は全部守られていないようであります。

みなさんは、自己判断で10のうち、いくつ該当いたしますか。

7.の意味は、ビニール袋などに詰められたスナックや加工食品などは控えて、むしろ、イモとかカボチャなどをおやつにするという意味だそうです。

2003/ 5/ 2(金)晴れ

『バランススコアカードの活用』

今、「バランススコアカード」が注目されています。

昨日出席した会議においても、「それでは各グループに分かれて討議をして頂くにあたってバランススコアカードにてお願いいたします」といった具合であります。

バランス・スコアカードとは、「ビジョンと戦略をアクションに落とし込み、総力戦で成長力と競争力をつけ未来を切り開く戦略マネジメントシステム」。

よくある話ですが、会社の目標、部門の目標は年度初めに検討し気の利いた言葉でまとめあげ、ハイ、これです!ということで設定します。そして2週間もすればそれが何だったかはすっかり忘れ(笑)・・・ずーっと後の1年後、さてさて評価の時期、ということでやおら、その紙を取り出して・・・なんてことが、毎年繰り返される・・・・、と言うことは常であります。 

目標、戦略・・・絵に書かれた餅状態で保存されるだけ。 

バランス・スコアカードは、そうではなく、日々の業務のナビゲーターとして、戦略とビジョンを日々の業務に結びつけたものです。  

これを使わない手はありれませんね。

関係図書も売れているということです。

http://shopping.yahoo.co.jp/shop?d=jb&id=31098060

2003/ 5/ 1(木)晴れ

『創業・経営革新アドバイザー』

当事務所は、TKC全国会認定の創業・経営革新アドバイザー認定者が5名在籍しております。

このアドバイザーは、

@経営者に経営革新の必要性と重要性を認識していただくための情報発信と啓蒙を積極的に行い

A国・地方自治体による中小企業支援策を理解し、その活用方法を積極的に提案し

B中小企業経営革新支援法の承認申請支援とそのフォローアップに積極的に取り組む

ことを行動指針としています。

これらを事務所一丸となって実践することによって、お客様の企業の永続発展に寄与したいと考えております。

今日から5月。気分一新で日々の業務に邁進いたす所存です。