2003/10/31(金)晴れ

『知らないではすまされない消費税』

今朝は、さわやかな天候です。10月も本日で終わり。明日から11月。何となくそわそわしてくる時期となりました。

昨夜は、小須戸町商工会主催のセミナー「これでスッキリ改正消費税」の講師として講演をさせて頂きました。参加者からは、的を得た質問が多く出され、大変楽しく、また、有意義なあっという間の2時間でありました。

受講された皆様、大変お疲れ様でした。また、小須戸町商工会の皆様大変お世話様でした。

平成16年4月から改正消費税が適用となりますが、事業者にとっては知らないではすませられない問題です。免税点が3000万円から1000万円に引き下げとなるわけですが、これによって消費税の課税時業者数は、現在の1.6倍に増加する見込みです。現在事業者全体のうち、4割が課税事業者でありますが、免税点引き下げ後は6割が課税事業者になる見込みです。

消費税は、納付する場合だけでなく、還付してもらうことも場合よってとはありえます。売上が、免税点の1000万円以下でも、多額の支出(車両、店舗、修繕、備品等の購入に伴う支出)がある年については、消費税の申告をあえて選択することによって払いすぎの消費税を国から返してもらうことも可能となるわけです。

事業所の規模にかかわらず、設備等多額な支出を行う場合は、事前に当事務所までご相談ください。

2003/10/30(木)曇り

『わが社はこうありたいと真剣に思い何としても達成する執着心が・・・』

日経産業新聞が実施したこれからの30年の指針となる会社像、経営者像を探るため、「有力経営者特別調査」を実施。その結果が本日の日経産業新聞に掲載されていましたので紹介致します。

国内主要企業158社の社長に対して実施した結果、尊敬される会社ベスト10は@トヨタAキャノンB花王CソニーD武田薬品Eイトーヨーカ堂F日産GホンダG信越化学I京セラ。

尊敬される経営者ベスト10は、@御手洗冨士夫(キャノン社長)Aカルロス・ゴーン(日産社長)B張富士夫(トヨタ社長)C金川千尋(信越化学社長)D鈴木敏文(イトーヨーカ堂会長)E丹羽宇一郎(伊藤忠社長)F武田国男(武田薬品会長)G後藤卓也(花王社長)H出井伸之(ソニー会長)I中村邦夫(松下電気社長)。

尊敬される経営者ベスト1になった御手洗社長のコメントがあり、自身が世界に向けて尊敬される経営者を選ぶと、次の3人と述べています。一人目は、GEのジャック・ウェルチ、二人目はシテイグループのジョン・リード、三人目はIBMを復活させたルイス・ガースナー。

また、御手洗社長は、「経営者に一番必要なことは『わが社はこうありたい』という目標設定だと思う。経営環境の変化は予測しきれなくても、どんな会社にしたいか、目標を立てることはできる。まず自分の『軸』を持ち、世界の経済・金融情勢や技術動向とすりあわせながら、方向が間違っていないか点検しながら走る。それが環境変化の荒波にもまれながらも着実に会社を変身させる確かな道だ。『こうありたい』という目標は経営者が自分の頭で考え、一生懸命練らなければならない。自分で作らないと何としても達成してやろうという執念がわいてこない。これは大事な点だ。一方、経済情勢など外部環境の分析は手段がいくらでもある。組織の力をフル活用し、専門家の意見を聞く、などだ。ただし、もう一つ重要な点がある。会社の現在の実力を正確につかむことだ。外部環境を熱心に分析しても、内部をしっかり把握していなければどうしょうもない。何が得意・不得意かも見極め、不得意なものは得意にする。足りない物は補う。目標に向かって前進するため不可欠な作業だ。私自身の反省もふくめて言えば、長く会社に勤めているから、社内の様子はなんとなく分かった気になる。しかし、実はよく分かっていない場合が多い。『彼を知り己を知らば百戦あらうからず』という孫子の一説はまさに至言である。」と述べています。

 

自社の得意・不得意を見極め、何としても達成してやろうという執着心がわいてくるようなこうありたいという目標を掲げる事こそが大事だと言うことですね。

それにしても、日本を支えるトップ企業158社の社長(同じ立場の人間)から尊敬される経営者として選ばれると言うことは、すごいことですね。

2003/10/29(水)雨

『生き残れる建設会社の条件』

昨夜は、ある事情があって事務所室内の書類の整理を4時間半かけて実施。

その整理中に発見したコピーの切り抜きからです。

次は、生き残れる建設会社の条件です。

@経営者の資質、能力の高い会社

A利益が出せて、資金を残せる会社

 ア.管理会計システムが整備されている

 イ.限界利益最大化志向の経営が出来る

 ウ.自社の目標管理指標を持っている

 エ.積算力、実行予算力に優れる

B売上高志向の会社

 ア.経営事項審査対応が完了している

 イ.下請け工事が取れる

 等々(建設業経営コンサルタント倉見康一氏)。

倉見氏は、

・・・「まだ元請けがある時に、下請けを取って取って取りまくりましょう」と言っています。とは言っても、下請けはいい仕事をして、1年も2年もかかって元請けとの信頼関係を気づいていくもの。ですから、今のうちから、自社とは違う地域の同クラスの会社に営業をかけるべきなのです。車で往復4時間で行ける範囲であれば、みんな通えます。早く安くいい工事をすれば、必ず使ってくれます。私のクライアントで下請けを強化した会社があります。この2年間で、元請け受注は減ったものの、下請けを一気に増やしてた、結果的には全体の利益率は落ちましたが、限界利益で行けば、かなりの額を確保できています。下請けのメリットはもう一つあって、原価管理能力がつくことです。下請けは実行予算をきちんと組んでシビアに管理しないと、簡単に赤字が出ます。元請け主体でやってきた会社はこれまでは大概の工事がもうかりましたから、原価管理があまい。下請け工事の発注でも合い見積もりを取らずらに、特定の会社にほとんど言い値で発注しています。肝心な所が弱いので、コスト縮減、たたき合いをやられたらおしまいという状態です。・・・

 

建設業は半分が淘汰されるそうですが、いずれにしても経営者自身が改革意識をもち、先を見据えた経営をすべきと言うことですね。参考まで。

2003/10/28(火)曇り

『黒字法人は過去最低の30.3% 』


今年6月までの1年間(2002事務年度)に税務申告した企業などの法人のうち、黒字申告の割合が30.3%と前年度より0.6ポイント減少し、過去最低となったことが27日、国税庁のまとめで分かったと本日の日経新聞が伝えています。

それによると、全国の法人289万6000社のうち、272万3000社が申告。うち黒字申告は30.3%の約82万5000社で、過去最低だった1999事務年度(30.7%)を下回ったとのこと。

申告所得の総額は35兆299億円と前年度から1兆1683億円(3.2%)減少し、法人税額も2.8%減の9兆3500億円。一方、赤字申告した企業の欠損総額は33兆116億円と6.8%増加したようです。

資本金1億円以上の大企業で見ると、黒字申告したのは全体の48.3%(0.3ポイント減)の約1万8100社。赤字申告の総額はこれまで最大だった前年度から3兆2478億円増え、19兆8190億円となったようです。

 

ちなみに私どものTKC会員全国8700人のお客様企業22万4000社のうち黒字法人割合は、なんと49.0%であります。

2003/10/27(月)曇り

『湯宿ベスト20』

一昨日の日本テレビ夜7時からの「スーパースペシャル’03 一度は行ってみたい!!憧れの…湯宿ベスト20」は、「本当にいい温泉宿は何が違うのでしょう…もてなし?くつろぎ?10万人アンケートから極上の“湯宿”ランキングをお届けします」ということで、2時間テレビに釘付けでありました。

http://www.ntv.co.jp/special/contents/ssp_yyado20/


堂々の第1位は、那須高原温泉「二期倶楽部」。

http://www.nikiclub.jp/

ぜひ、一度は行ってみたいものですね。テレビでは何がそんなにいいかはよく伝わらなかったので、実際に体験するために、また、日頃の疲れをいやすために・・・。

残念ながら、新潟県は20位以内には1つもありませんでした。

2003/10/26(日)曇り

『エモーションマーケティング』

いま注目されていることの一つに「エモーション(感動)マーケティング」というものがあるそうです。

企業が顧客をとても大切にし、配慮しているという感動(悦び)を感じてもらうことによって、ロイヤリティを獲得し、顧客との永続的な関係をつくろうというものだそうです。顧客との永続的な関係づくりは、製造業、小・卸売業、サービス業、建設業などあらゆる業種にとって共通するテーマです。

顧客に限定せず、その企業が関わるすべて(社員等も含む)に対して当然あるべき関わり方であり、なぜいまごろ注目されてきたかが不思議でなりません。

これらのセミナーや関係する図書が売れているそうであります。

2003/10/25(土)曇り

『運命は誰と会ったかで決まる』

昨日あの、感動をまた体感することが出来ました。

ちょうど1年前の昨年9月12日以来で、4回目となります。

カルチャーとユーモアにつつまれたパフォーマー丸山浩路氏講演であります。

いつものように「上を向いて歩こう」の曲を手話で表現しながらの登場。最後は、「五井先生と太郎」の話をされ「乾杯」の曲を手話で表現しながらエンド。

あのユーモアを身体一杯に表現しながら感動を与えるいつものパワーをいただいた次第です。「五井先生と太郎」の話は何度聞いても目に涙がたまってしまいます。

http://www.kouji-maruyama.com/

100%の『元気』を90分にわたって頂いた次第です。5回目がいつ来るか楽しみであります。

運命は誰と会ったかで決まるそうです。

それにしても60代半ばという年齢でどこからあのパワーが出てくるのか不思議でなりません。

2003/10/24(金)曇り

『達人』

昨日は、ペーパークラフトの達人の話を聞く機会に恵まれました。

この方は田上町在住のテツ安中さん45歳。安中さんは7年ほど前、あのテレビチャンピオンに出演し、決勝まで進んだ方であります。

実際にその作品を見せて頂き、その繊細なできばえに一同感嘆のため息でありました。

何事も極めることの大切さを痛感したひとときでありました。

3週間ほど前には、組子屏風で総理大臣賞を受賞された加茂市在住の渡辺文彦さんの作品を実際に見ながらその作成にいたった話をご本人から聞かせて頂きましたが、すばらしい達人達が近くに多くいられるのにはびっくりでありました。

当事務所は、何事も本物にふれて感性を高めようということも方針の一つであります。

2003/10/23(木)曇り

『お客様の幸福、安心、喜びを心から考えて接していますか?・・・』

次は先日届いた日本商工会議所の会員機関誌「石垣」の10月号28ページの記事からの抜粋です。

・・・以前、朝日新聞の読者投稿欄に掲載されていた話を例に考えてみましょう。

「コンコン」と生後五ヶ月になる次男が、時々軽い咳をする。でも病院へ行くほどでもなさそうだし、表は雨風が強い。外へつれて出て、かえってこじらせてはまずいな。こう思って、とりあえず咳止めの薬を買いに家を出た。行きつけの薬局があいにく定休日だったのでそこからに五百メートルほど先の薬局に入った。「乳児用の咳止めをください」「何ヶ月の赤ちゃんですか」「五ヶ月です」「咳はひどいですか」「いいえ、ときどき軽く」「それなら放っておけば治りますよ。赤ちゃんは敏感ですから、薬を飲んで下痢でもしたら、たちまちやせてしまいます。まず、飲ませない方が無難ですね」「でも乳児用の甘いシロップの薬がありますね」「ありますが、売りたくありません。薬も安くはないし、無駄ですよ」「本当に大丈夫ですか?」「何か飲ませないと気が済まないのなら、砂糖湯でも飲ませてご覧なさい。そして一晩様子を見て、さらにひどくなるようでしたら、売ってあげますよ」

しばし店主と押し問答をしたが、どうしても売ってくれない。帰宅後早速赤ちゃんに砂糖湯を飲ませて様子を見た。そして翌日、赤ちゃんは実際に「コン」とも言わなくなり、治ってしまったのだ。今までどこの薬局でも売ってくれたし、また、それが当然とも思っていた。

この薬局のご主人は何故お客様が薬を買いに来たのに売らなかったのか。黙っていれば、シロップが一つ売れ、幾ばくかの利益が上がったのです。しかし、ここで、考えなければならないと思います。それは「金を得て客を失う」ということです。もし、このご主人がお客様の言うなりに薬を売っていたとしたら、一つのシロップは売れたかもしれない。しかし、このお客様は二度と来店してくれなかったでしょう。何故なら、その薬局より近くに、行きつけの薬局があったのですから。薬局のご主人のお客様を思う気持ちが、お客様に伝わった訳です。

この投書は最後にこのように結んでいました。「もっとも、砂糖湯を飲ませて治ったからよいものの、やはり抵抗力の弱い乳児については、素人判断せず、何はともあれ医者に連れて行くのが当然の処置というものだろう。しかし、今時珍しいこの店主の態度にとても信頼感を覚え、それ以来、私は遠いながらも薬はずっとその店で買っている」

一つのシロップを売らなかったおかげで、この薬局は永遠のお客様を得たのです。ここに商売の神髄があります。最近は自分の利益しか考えない人が多いようですが、これではその会社、そのお店はけっして繁盛しないと思います。この薬局のご主人は自分の店の利益を考える前に、まずお客様の幸福を考えたわけです。どうしたらお客様に安心を与え、喜んでもらえるかと。いかがでしよう。皆さんは毎日たくさんのお客様に接する時、お客様の幸福、安心、喜びを心から考えて接していますか?・・・

 

これが、本当のお客様第一主義と言えるものなのではないでしょか。

当事務所もお客様の目先の利益のためではなく、経営を継続していくにあたって何が正しいか長期的な視野を見据えたうえで、的確なあるべき判断をスピーディに提供させていただきたいと考えております。

このコーナーを毎日書かせて頂いていることにより、文章の入力のスピードが以前より早くなったように思います。上記文章は15分程度での入力でしたので、まだまだかとは思いますが、うれしい副産物です!!

2003/10/22(水)曇り

『20人に1人が相続税の申告』

国税庁はこのたび平成13年分の相続税の申告事績を発表致しました。

それによると、被相続人(死亡者数)は970,331人であり、このうち相続税の申告対象になった被相続人数は、46,012人、従って、相続税の課税割合は4.7%となっています。

課税価格は11兆6,912億円、申告税額は1兆4,750億円、被相続人1人当たりの課税価格は2億5,409万円、被相続人一人当たりの申告税額3,206万円とのことであります。

つまり、亡くなった人のうち、20人に1人が相続税の申告を行い、その財産額の平均は2億5千万円、申告した税額の平均は3,200万円ということです。

ちなみに平成14年度に相続税の調査を実施した件数は11,405件で、その89.2%にあたる10,171件の1件当たりの申告漏れの金額は3,685万円、税額は840万円。その申告漏れの財産の内訳は現預金が37.8%、有価証券が20.1%、土地19.7%の順だそうであります。

調査した件数のうちの約90%が申告漏れとはびっくりであります。問題がありそうな申告を中心として調査を実施されたのでしょうけれど。

正しい申告をしない代償は高くつく(重加算税)ことになります。

 

今朝の目覚ましテレビで、先日15日のこのコーナーで書いた「四つ葉のクローバー」のタクシーが放送されていました。4台の四つ葉のクローバーのタクシーは選りすぐられた8人の運転手しか運転できないそうであります。すごいですね。

2003/10/21(火)曇り

『生命保険の活用』

当事務所は最近、相続税の相談及び相続の相談が増えております。

@父が万が一死亡した場合相続税がかかりそうだが、どのくらいのお金を用意しておけばいいのか。Aまた、生前に節税する方法は無いのか。B相続税はかからないと思うが、どのように相続人間で財産を分割すればいいのか・・・等々。

一般的に相続税を納めなければならない場合は、不動産の占める割合が高く、現預金が少ない場合が多く見られます。

納税資金の確保及び節税の観点から生命保険の活用をおすすめします。

死亡保険金は、その保険料負担者が被相続人(死亡した人)である場合には、相続財産とみなされ相続税の対象となりますが、この死亡保険金の受取人が相続人である場合には、500万円×法定相続人の数(実際に財産を取得した人数ではなく法的に権利がある数)が非課税となります。

仮に、3人の子供がいるご夫婦の場合で、契約者であるご主人が亡くなり2000万円の死亡保険金を奥さんが取得した場合は、4人(奥さんプラス3人の子供)が法定相続人となりますので、2000万円(500円×4人)までが非課税となり、この場合の生命保険金は全額が非課税となります(2000万円−2000万円)。これを十分活用する手も方法ですね。

定期預金等で財産を所有するよりも、積立型の生命保険に加入していた方が有利というのは、この非課税枠が使えるからであります。

年齢が高齢でも現在加入できる保険はいくつかありますので。

詳しくは当事務所までお問い合わせください。

 

本日当事務所のスタッフは人間ドックを受診に・・。全員異常がなければいいのですが。

2003/10/20(月)曇り

『声なき者は会議に来るな』

昨日のスルガ銀行の記事の続きです。

スルガ銀行にはスモールミーティングが全部で8つ。そのうちの1つが紹介されています。

スモールミーティング「ツナミの会」。ツナミの会の目的は、全社に影響が及ぶ大きな波のような斬新な改革案を生み出すことにあるそうです。誰かの報告を聞くだけの会議と違い、ここでは沈黙や無難な意見は美徳とは見なされないとのことで、発言がなければ次回から別のメンバーと交代させられてしまうほど。要求されいるのは斬新な提案を生み出すことで、その要求に答えられない者は参加しても意味がないとの考えからだそうであります。その代わり良い意見が出れば、その場で採用が決まる。従来の銀行のように稟議書で諮らなければ意見は通らないといったことはない。もちろん稟議書は書くが、商品化が決定した後に提出されることも多いそうです。

こういったスモールミーティングをへて昨日このコーナーで紹介したようなユニークな商品が発売されたと言うことでしょうか。

スルガ銀行の脱銀行経営の極意が書かれていましたので次に列挙致します。

@稟議書は後回しでもよし、A出戻り社員も大歓迎、B銀行でもトップは社長(頭取ではない)、C言いたいことは社長に直談判、D本部は営業店のサポートに徹する。

社長は58歳。次期社長は社内から選ぶことをすでに宣言しているそうであります。

昨今、金融庁からリレーションシップバンキングの機能強化が叫ばれている中でのユニーク経営は、潜在顧客をどんどん広げていくことまちがいないようですね。

 

いま、何が必要とされているのかを今一度原点にたって見つめ直したいと痛感した次第です。    平成16年度の当事務所経営方針策定等のためにも・・・・・。

2003/10/19(日)曇り

『社員のアイデアこそ宝』

昨日届いた日系ビジネス誌からです。

スルガ銀行の記事です。

スルガ銀行の住宅ローンは他行の融資を受けることが難しい顧客を狙った商品で、他行から見れば融資したくない人がスルガ銀行が一番歓迎する顧客層だそうで、他行との低金利競争に巻き込まれるおそれがないそうであります。他行が貸さないから高い変動金利を受け入れてくれるとのこと。

そのため住宅ローンの金利は住宅金融公庫が当初2%台で貸し出す時代なのに、3.5〜4%が大半だと言います。時には5%を超える案件もあり、しかも、半年に1回は金利を見直す変動金利。

そのほかにも他行が躊躇する商品が多数あるとか。

たとえば、健康上の不安を抱える人向けの住宅ローン、定期借地権付き住宅専用ローンなどなど。

これらの顧客ニーズをとらえた商品開発を行っているこのスルガ銀行はお金のテーマパークだとか。

社員のアイデアこそ宝と言うことで、ガラス張りの役員室に囲まれた会議室がその生産現場だそうであります。

http://www.surugabank.co.jp/surugabank/index.html

2003/10/18(土)曇り

『直感を磨く!?』

経営には直感が必要とよく言われます。

サイトの検索をしていたら、直感を磨くというゲームを発見。

早速トライしてみました。

5枚の裏返しとなっているカードのうち、めくると一枚だけに○印が書いてあります。残りの4枚のカードには×印が書いてあります。

一発で○をめくれるよう直感を磨がこうというゲームのようです。

ちなみに、私の成績は50回のトライで、1回目で○印のカードをめくれたのは10回でありました。

試してみたらいかがですか。

http://www.web-i.ne.jp/game/index.htm

今日は一日すがすがしい日になりそうです。

それにしてもヤンキースの大逆転でのリーグ優勝はすごかったですね。

2003/10/17(金)曇り

『小さな利益でも良い、百年続く企業を』

フナイFAX429号の記事の一部です。

・・・・・・・企業経営の目的は永続することにあります。・・「数百億円の利益を出して数年で潰れるような企業ではなく、小さな利益でも良い、百年続く企業をつくりましょう」セミナーや講演でたびたびそう口にするのは、百年企業の少なさに驚かされてからでした。伊勢の赤福という場知らない人はいないでしょう。・・その赤福には、朔日餅という日本最大級の催事があります。毎月1日、伊勢神宮には朔日詣りに毎月参拝する人々に、1日くらいは赤福以外の季節の餅菓子を提供しようと、24年前に始まりました。その中でも、一番人気は8月1日に販売される八朔粟餅を求めて、一番乗りはいつ並び始めたと思いますか?7月22日!10日前でした。オープンの時には延々800人の行列ができていました。売り切れまでの2時間、客数は3000人以上であったと思います。・・金では買えない価値こそ付加価値。大行列に参加し徹夜をしている人たちは20代が過半で、美奈一様に楽しそうです。苦労して手に入れる体験を楽しんでいるようです。朔日餅を買う人たちの動機は贈り物です。彼らは単なる餅菓子を送るのではありません。幾晩も並んだという苦労の物語を贈るのです。それは金で買えない価値そのものです。朔日餅一部百貨店で予約購入することも、本店に予約しておくことも可能です。行列している人たちもそのことは知っているでしょう。あえて夜を徹して並び、自ら物語を創造しているのです。進化した消費者の姿を感じます。・・25年前を振り返れば赤福本店の年間客数が5万人そこそこという時もあったのです。・・・・・・・

付加価値をモノに加えるべく、顧客にも共に少しの苦労をしてもらい、参加の機会を提供、そこに買い手側の物語が生まれモノの付加価値を金では買えない価値に高めることによって、企業の永続を可能ならしめていると言うことでしょうか。

すばらしいですね!!

それにしても阪神の星野監督の勇退にはびっくりいたしました・・・。

2003/10/16(木)曇り

『ホウレンソウ』

次は、先日の自身での体験です。

ある行動について私自身が報告をする場で、事実のすべてを報告すべく伝えたところ、それが伝達を受ける者にとっては意に反するような内容であったため、どうしてそのような判断をして行動したのかというように取られるような発言が返ってきました・・・。

その後の気づきであります。そうであれば、事実のすべてを報告するのではなく、伝達を受ける相手にとうりがいいようにその一部のみを伝えるにとどめる。大局的に問題がないという伝える側の判断で。と、考えてしまうのが人間の心理ではと。

普段、何気なく行っているスタッフからの報告を聞く際、果たして自分自身はと、ハッとした瞬間でありました。

事実のすべてを正しく報告してもらうことが大切ですが、それを感謝の念で良い報告、悪い報告すべてに対してすべて聞き入れるというスタンスが大切であると痛感した次第であります。

当事務所内にも、「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)の徹底」という張り紙をしています。ホウレンソウは職場の血液ですから。

会社の規模に関わらず「報告・連絡・相談」が徹底している会社ほど高業績、信頼性抜群であるとか。

若手のうちに「ホウレンソウ習慣」を体得すれば、仕事が早く、ミスも少なくなり、「指示待ち社員」を一掃できるそうです。

得意先の商談状況や、新情報、クレーム…また、社内での段取り、コミュニケーション、仕事の進み具合などがすぐ、上司や社長に伝わり、売上利益増大への的確な手が打てるようになるからです。

 

米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜は15日、レッドソックスを対戦相手に、ニューヨークで行われたア・リーグ優勝決定戦第6戦に「6番・左翼」で先発出場、二回の第1打席は右飛。四回の第2打席は無死一塁で左前安打、走者一、三塁とチャンスを広げたようですね。勝敗が気になります。

2003/10/15(水)小雨

『幸せを呼ぶ四つ葉のタクシー・・・』

昨夜、自宅まで15分ほどタクシーに乗る機会がありました。その際の運転手との会話です。

私・・最近は遠乗りする方も減ったのではないですか。

運転手さん・・だいぶ減りましたね。売上アップのために会社がいろいろ考えてくれればいいんですがね。

私・・そうですよね。会社のトップが戦略をたて指示すれば、社員も従いますよね。

と言う会話の後に、運転手さんがされた話が次の内容です。

・・・・・・京都にヤサカタクシーと言うところがありまして、そこのタクシーは三つ葉のクローバーのマークを付けて走っているそうですが、1200台のうち、4台だけを四つ葉のクローバーにして走っているそうです。その四つ葉のクローバーのタクシーに乗ったお客さんから、その後、幸運の出来事があったという声が多く届いているそうです。それが噂になって、ヤサカタクシーを利用する人が増えているそうですよ。・・・・・・

早速インターネットで検索したら次のような記事が検索されました。

 

    幸せ呼ぶタクシー 目印は「四つ葉」 ヤサカ わずか4台、都大路走る

 三つ葉のクローバーをデザインした天井灯を付けている京都市のタクシー会社が今秋から、300台に一台の割合で「四つ葉」の天井灯に変えて走らせている。「幸せを呼ぶタクシー」と名付け、偶然乗り合わせた乗客たちに喜ばれている。

 この会社は、ヤサカグループタクシー(本社・下京区)。この夏、乗客の女性から「天井灯に落ち葉がくっついて四つ葉になっていたタクシーに乗り、それ以降、幸せな出来事が続いています」との投書が届いたのが、きっかけだった。

 クローバーの草原でもなかなか見つからない「四つ葉」にちなんで、京都市内や京都府南部を走るグループの約1200台のうち、4台だけを「四つ葉」にした。いずれも町中を「流し」で走っており、「四つ葉」車を指定した予約は受け付けていない。乗車すると、記念乗車証がもらえる。

 運転手の福井信男さん(53)は「結婚式に向かうカップルがたまたま乗って『幸せになれそう』と喜んでくれた。運転していると、こっちもうれしくなる」と笑顔を見せる。会社には、乗客から「パチンコで大勝ちした」といった喜びのほか、「(四つ葉車の)料金も下げてくれたら、その場で幸せを感じられるのに」との声も。

 偶然、乗り合わせた北区の主婦上田美恵さん(26)は「小さなことだけど、何かホッとした気分になりますね」と話していた。    (Kyoto Shimbun 2002.11.14 Newsより)

せちがらい世の中、ちょっとしたアイディアが人々の心のゆとりと安らぎ、さらには夢と希望をも与えてくれるという事例ではないでしょうか。

京都に行ったらぜひ一度、この四つ葉のクローバーのタクシーに乗ってみたいものですね。(残念ながら今のところ行く予定はありませんが。)

 

昨日までこのコーナーに書かせていただいた一倉定氏の経営の心得は「一倉定の経営心得」という書籍からの抜粋です。社長は何をなすべきかを書かれたもので大変わかりやすく参考になる内容です。日本経営合理化協会から出版されておりますので、是非購入されることをお勧めいたします。

購入検討の方は、次の青いアドレスをクリック・・・。

http://www.jmca.net/book.html

この「所長のひとりごと」コーナーの更新が数日間遅れてしまいましたが、本日より従来どおり、朝7時までの更新を予定しております。

  

2003/10/14(火)曇り

『社長の定位置は社長室ではない。』

 またまたまた、昨日の続きです。

・・・コンサルタント稼業三十数年間、私は沢山の社長さん方にお目にかかている。それらの社長さん方で、定期的にお客様を訪問している人は極めて少ない。会社に出勤しても、そのほとんどの時間を社内で過ごす。この人々を、私は「穴熊社長」と呼んでいる。穴熊は、穴の出入口から見える外部の景色しか知らない。まったくの世間知らずである。

 世間知らずに正しい経営ができるはずがない。多くの社長さん方は、自らの定位置を社長室だと思いこんでいる。時々社内を見回っては、社員の仕事ぶりを見ている。一生懸命に働いている社長の目から見ると、欠点ばかり目に映る。これを、社長は我慢できない。そして小言をいう。来る日も来る日も、これを繰り返している。そして、それが社長として最も大切な仕事と思いこんでしまう。お客様のことなど「遠い他国のことだ」と言わんばかりである。・・・

 社長がいかにお客様と接するかと言うことですね。

2003/10/13(月)曇り

『わが社の赤字は、お客様を忘れたのが原因である。』

 またまた昨日の続きです。

 ・・・会社の業績が振るわない根本原因は、必ず社長がお客様の要求を無視しているからであり、お客様の要求を無視している限り、何をどのようにやっても会社の業績は絶対によくならない。…

 お客様を無視する会社は、お客様から無視される。その結果は、倒産への道を歩まなければならないことになるのだ。それにもかかわらず、お客様を無視する会社は決して少なくない。もしもわが社の経営が不振であったり、行き詰まってしまったならば、まず第一に反省してみなければならないことは、「お客様を無視していないか」でなければならないというのが私の主張である。

 何もいわないお客様なるがゆえに、お客様の無言の叱責が分からず、業績不振の対策が全く見当外れになっている例を、私は数多く見せつけられるからである。・・・

 業績不振の原因を明らかにすることは大事なことですね。

2003/10/12(日)晴れ

『事業の成果はお客様から得られる』

 昨日の続きです。

 ・・・合理化、能率、品質というようなものは、それ自体は結構なことではあるが、それは内部管理の優劣さの実証であっても、必ずしも優秀企業の実証であるとは限らない。商品の収益性が低かったり、販売力が弱くては、優れた業績は期待できない。企業存続に必要な収益を手に入れることによってのみ会社は行き続けることができるのである。この、何とも当たり前のことが、意外な程分かっていな「。収益は、ただ一生懸命努力することによって得られるのではなくて、商品が売れることによってのみ手に入れることができるのである。収益は会社の内部にはない。内部にあるのは費用だけである。収益は外部にあるのだ。

 それは、お客様の要求を満たすことによってのみ手に入れることができるのであって、他のいかなる手段によっても手に入れることは不可能なのである。・・・

 

 成果を得ると言うことはこういう事を意味するのですね。

2003/10/11(土)晴れ

『事業経営とは、変転する市場と顧客の要求を見極め、これに合わせてわが社をつくりかえることである』

 昨日の続きです。

・・・事業とは「市場活動」である。市場にはお客様と競合会社が存在する。競合会社とお客様を奪い合いをするのが事業なのである。…

 市場の変化は目まぐるしい。お客様の要求はドンドン変わってゆく。そのために、わが社の事業や商品は、市場とお客様の要求に合わなくなってゆく。過去において、優れた収益をあげた商品が、次第に、ある場合には急速に収益力を失ってゆく。…当然のこととして、それらの変化に対応できなければ企業は破綻してしまう。

 事業経営とは、変転する市場と顧客の要求を見極め、これに合わせてわが社をつくりかえることである。・・・

 変化への対応が必要ということですね。

2003/10/10(金)晴れ

『会社の真の支配者は、お客様である。』

事業経営の正否は、社長次第で決まるという信念から、社長だけを対象に情熱的に指導した異色の経営コンサルタントとして有名な今は亡き一倉定氏。
この一倉氏の経営の心得を本日よりいくつか紹介致します。

・・・会社というものは、その会社の商品がお客様に売れて、はじめて経営が成り立つという、何とも当たり前のことを、私は絶えず叫び続けている。というのは、お客様を無視し、無視しないまでも第二主義的にしか考えない、という会社が世の中に多すぎるからである。

 わが社の技術を第一に考える。社員の管理が最も大切だと思いこんでいる。同業者間の牽制に憂き身をやつす。能率とコストと品質だけで経営がうまくいくと信じている。自分の好みをお客様に押しつけようとしている。

 そして、それらの会社の業績は決して芳しいものではないことを、私は自分の経験から知っている。当たり前である。会社の収益はお客様によって得られるのであり、そのお客様は、自分の要求に合わない商品は買わない。たとえ一度は買っても、二度と買おうとはしないのだ。

  こんな当たり前すぎることが分からないのか、何故こんなことをいわなければならないのかと腹立たしくさえなるのである。

 世に、ゴマンとある経営学とか、マネジメントとか称する書物を見ても、「お客様こそ会社の支配者」と主張しているものがどれだけあるか。あまりにも少ないのに驚くのである。反対に、「社員の管理」にばかり目を向けよ、と主張するものが多すぎる。直接目に見えるのが社員だから、こう思うのだろうが、社員が会社を支配しているのではないことは、考えるまでもないのである。

 直接目に見えないお客様こそ、会社の本当の支配者である、という当たり前でしかも基本的認識がなくて、経営はできない。この認識の上に立って、お客様を考えてみよう。まず第一に、この支配者は、被支配者である会社に対して、何も命令しないということである。何も命令されないものだから、そこにお客様が会社の支配者であるという感じが生まれないのである。

 命令はしないけれど、自分の意にそわない時には「無警告首切り」をやる。つまり、だまって、その会社の商品を買わない、ということだる。そのために会社は業績不振に陥り、倒産への道を歩まなければならないのである。

 たまに、クレームをつけるお客様がある。このようなお客様こそ、本当に有り難いお客様である。「お前の会社は、そんなことをしていたらつぶれるぞ」という警告を発してくれる人だからである。…

 何も命令せず、過去の実績は一切認めてくれないお客様を、しっかりとつかまえ、さらに新しいお客様をつくりあげてゆくこと。これが企業の生きる道であり経営なのである。

 ここに、経営とは、顧客の創造であるという思想が生まれるのである。・・・

 続きは明日。

2003/10/ 9(木)晴れ

『古典に学ぶ』

昨日は当事務所主催による経営セミナー「経営理念の探求そして古典に学ぶ」を開催いたしました。

昨年の10月、今年の4月に次いで3回目の開催となります。講師は前回同様、ハートランド総研 の佐々木直先生です。

まず最初に、「古典・業績伸長法」の話からでありました。

これは、古典を学ぶと会社の業績が伸びるという論法です。

それは

第1段階 古典を学ぶ

第2段階 気づき・経営のヒント・人としての正しい在り方・原理原則

第3段階 座右の銘

第4段階 信念哲学が形成(人生哲学・経営哲学)

第5段階 豊かな人間性

第6段階 人間的魅力

第7段階 業績が伸びる

というものです。

その後、老子及び新渡戸稲造の言葉をそれぞれ解説いただきました。

大変、意義ある研修でありました。

ご希望の方は、昨日のセミナーを録音したテープを無料にてダビングしてお送りいたしますので、お申し出ください。

2003/10/ 8(水)曇り

『あのトヨタが追徴課税を・・・』

本日の朝日新聞によると、トヨタ自動車が名古屋国税局の税務調査を受け、2002年3月期までの2年間で約50億円の申告漏れを指摘されていたと伝えています。

このうち10億円前後は、業績不調の海外子会社に支払う販売促進費を水増しするなどして利益を圧縮していたという認定で、子会社を支援するための「利益移し」とみられ、同国税局は意図的な所得隠しにあたるとして、重加算税を含め約20億円を追徴課税(更正処分)したとのことです。

トヨタ自動車の幹部は「見解の相違からいくつか指摘された。裁判で争っても仕方がないため、納税した」としているようですが。

トヨタ自動車は、2003年3月期の連結決算は売り上げが16兆542億円、経常利益が1兆4140億円でともに過去最高。2002年度の申告所得は9887億円で、4年連続で国内トップでありましが、トヨタというリーディングカンパニーが重加算税の対象となる追徴を受けたというのは残念でなりません。

重加算税は、納税者が課税標準等の計算の基礎となるべき事実の全部または一部を隠ぺいし、または仮装し、その隠ぺいし、または仮装したところに基づいて確定申告書を提出し、または申告をしなかった場合に、過少申告加算税または無申告加算税に代えて付加されるものです。

過少申告加算税に代えて課される場合は35%、無申告加算税に代えて課される場合は40%を本税に乗じて計算した金額になります。

 

本来払う税額よりも、35%または40%も税金を割り増しして支払うということになるわけで、脱税に対する代償は大きいということですね。 

2003/10/ 7(火)曇り

『経営哲学八か条』

関東一円に101店舗を構えるカメラのきむらの創業者の木村迪夫氏は丁稚奉公からスタートし、群馬県で小さなカメラ屋を起業。以来常識破りともいえる様々な方法で顧客の心を掴み、東京を中心に店舗展開を続けてきたとのこと。

http://www.kimura-camera.co.jp/

その木村氏(現カメラのきむら会長)の「経営哲学八か条」が月間致知11月号に掲載されていましたので紹介いたします。

第1条 常に欲求不満であれ。現状に満足した時から衰退が始まる。

第2条 店はお客様のためにある。その基本を忘れるな。

第3条 あとあとまで面倒見のいい店であれ。メーカー保証は生ぬるい。     自社独自の保証システムを導入するといった工夫が必要。

第4条 サービスは理屈ではない。常にお客様第一主義を貫け。

第5条 よい会社は金太郎飴であれ。社員全員が自社の経営哲学や基本     方針をしっかりと共有し、日頃からその考えを実践せよ。

第6条 異業種に学べ。良いと思ったことは真似をしろ。

第7条 知行一致。学んだことは実践しろ。

第8条 人生は1回限り、一生勉強である。自分の人生の時間を生かし切る     ために一生を通じて己に厳しく、ひたすら勉強せよ。 

木村氏は酒・たばこ・ゴルフはいっさいしないそうで、それて゜もここまで楽しくし人生を歩めたのは、いっぱしの商人になるという夢があったからと述べています。

多くの失敗から学びながら目標を持って努力した結果、今日の私があると思っているとも述べるとともに、カメラ屋としての夢とロマンに人生のすべてをかけてきたといっても過言ではないと締めくくっております。

2003/10/ 6(月)曇り

『ガラス張り経営』

先日届いた日経ベンチャー10月号の特集記事に「社員をダメにする無知の壁・ガラス張り経営の新常識」が掲載されています。

思い通りに組織が動かない本当の理由について書かれています。

その記事のまず最初に次のような質問が書かれてあります。

・・・直感に従い、YESかNOかでお答えください。

質問1 「ガラス張り経営=データの開示」である。

質問2 ガラス張り経営は手間とコストが掛かる。

質問3 マイナス情報は社員に開示すべきでない。

1つでもYESがあれば、貴方の会社には「無知の壁」がある・・・

ガラス張り経営とは、@社長の理念や指針を公表することA手間とコストは人づくりの投資と考えるB社長の都合の悪い情報も公表することによって問題解決の方法が見つかる・・・と書かれています。

まず、社長が何をしたいのかという目的をまず明確にし、それに必要な情報、必要な仕組み、と順に考えにていくと目的に合ったシステムに落とし込めることができるそうであります。

経営者が自身の心を開示し、考えを明確にして伝え、社員を「社長色」に染めることが「真の目的」であることを忘れてはならないと言うことですね。

今年もあと3ヶ月。

忙しさに追われることなく、やるべきことはきちっとやり遂げたいものです。

2003/10/ 5(日)曇り

『いろいろな秋』

このところ、晴れたと思うと曇って雨が降り、また晴れるという雨模様の天気が続いたりしておりましたが、昨日は秋晴れ。

本日の日曜日も大陸の高気圧の影響で、さわやかな秋晴れとなる予報です。

読書の秋・芸術の秋・スポーツの秋・グルメの秋・・・・・

スローな時間で、このいろいろな秋を体感し感性を磨きたいと考えています。

2003/10/ 4(土)曇り

黒田如水の水五則

昨日は、伊香保での研修会に出席。

私の尊敬する税理士のS先生が講師(年齢は私とほとんど同じ)で、その先生の講義の最後に、この「黒田如水の水五則」の紹介がありました。

黒田如水の水五則

 一.自から活動して他を動かすは水也。 
 一.障害に遭いて激しく勢いを百倍するは水也。
 一.常に進路を求めて止まざるは水也。
 一.自ら潔くして他の汚濁を洗い、然も清濁を併せ容るるは水也。
 一.洋々として大洋を満し、発しては雲となり雨と変じ、凍りては
   玲りゅうたる氷雪と化す。然もその性を失わざるは水也。

・・・ご承知のように黒田如水の水五則は有名で、TKC全国会のテレビコマー
シャルでも「常に進路を求めて止まざるは水也」というフレイズが採用されています。

「働かない若者、年28万人に急増」。わが国の一部には一生懸命やるとい
うことが格好悪いような風潮がでてきています。古代ローマのごとく、まさに亡国の兆し。

人間は死ぬまで精進し前に進み続けるべきだ、という水五則の教えがかっこうよく映るような社会に戻していかなければなりません。それは人を雇用する経営者の社会的使命でもあります。・・・

と、S先生はホームページ上で力説しております。

まさに同感であります。

元気づけられる研修でありました。

2003/10/ 3(金)曇り

『ウォーキングで五感を感じとる』

今朝もさわやかな朝です。本当に過ごしやすい季節となりました。この時期に澄んだ空気の中を歩くのはとても気持ちがいいですね。

歩くことは、手軽で身近な全身運動です。

ある雑誌に歩くことの効用が書かれていましたので紹介します。

@若々しい筋肉を保つA脳細胞が活性化B足裏の重儀で健康回復C生活習慣病の予防およびダイエット・・・

12分間の走行テストで自分の体力を知ることができるそうです。

12分間、全力でできるだけ速く歩き、歩いた距離から体力を知るテスト。距離は地図上で計算するか、あらかじめ歩幅を測り、歩いた歩数と掛け合わせることで計算。

ちなみに私自身は40代ですので、40代は1370m未満は低い、1370〜1559mは普通、1560m以上は高いとのことですので、チャレンジしてみることにいたします。

いずれにしても、秋は歩きやすい季節ですので、季節の移ろいを五感で感じながら毎日1時間ほどは歩きたいものですね・・・。

2003/10/ 2(木)雨

『増販増客』

昨夜は、売上アップについてのセミナーに出席。講師は経営総合研究所の箭内和憲氏。

その一部を紹介します。

売上を上げるには、

    @考 動  ×  A行 動 だそうであります。

@をシミュレーションしながらAで検証し、@とAのギャップを修正・追加していく。これの繰り返しの作業。

いずれにしても、自分自身が考えている増販の企画を企画書という書面に書き表さなければならない。書き表すことによって説得力が高まり、矛盾点も解決できるとのこと。

固定費削減には限界があります。やはり増収を行う努力をしてこそ、売上の維持またはアップが可能となるのであって、これを避けての企業の存続は無いと言っても過言ではないと考えます。

 

2003/10/ 1(水)晴れ

『入札制度について』

新潟市発注工事を巡り、公正取引委員会が昨日ゼネコンや地元企業約四十社に対し、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで行った立ち入り検査。

容疑は個別の工事案件に限ったものではなく、同市発注の土木建築工事で軒並み談合が行われていた疑いが強まったというもの。

新潟市は同日、当面の入札の中止を決めたようです。

業者の間では8月初旬から、「下水道関係工事などで談合があった」として、公取委調査が入る噂(うわさ)が絶えなかったといいいます。

事実調査結果が待たれるところすが、いずれにしてもことの重大さを感じるところであります。

そういえば、先日の加茂市議会の一般質問が新聞に掲載されていましたが、それによるとM議員が、電子入札制度の導入についての質問をしたのに対して、市側は、現在の入札は適正に行われているのでその必要性がわからないというようなニュアンスの答弁であったように記憶しております。

電子入札制度は時代の流れから当然導入されるべき制度ではないかと感じるところですが、皆さんはいかがお考えでしょうか。