2003/12/31(水)雨

『終わりよければ・・・』

今日で2003年も終わり。

今日の格言は

終わりよければ全て良し、有終の美を飾ろう

です。

まさに終わりよければです。やり残したことを深く反省し、来年の決意をみなぎらせたいものです。

今年もホームページをごらん頂いた皆様ありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。

それでは良いお年を・・・・・!!

2003/12/30(火)曇り

『サービスの原点は、お客様を知ること』

朝礼時に倫理法人会の「職場の教養」を輪読していますが、昨日の仕事納めの日の内容を紹介します。

http://www.rinri-jpn.or.jp/

タイトルは「みそ汁の具」

札幌市で働くA氏がお昼時、3人の部下と一緒に某ホテルに入りました。幕の内弁当を4人前注文すると、弁当と一緒に熱いみそ汁が運ばれてきたのです。「熱いうちにお召し上がりください」というウエイトレスの言葉に、一斉にみそ汁のふたをとると、なぜかAさんのみそ汁だけは違った具が入っていました。氏がウエイトレスに質問すると、「先日、お客様がいらした時、ネギをお残しになまりました。てっきりネギがお嫌いかと思いまして、今日は違うものを入れて参りました」と答えたのです。Aさんがホテルにきたのは、この日が2回目。「一度しか来ていないお客が残していた具のことを覚えていて、私が嫌いなネギを替えてくれたのですか?」ウエイトレスの対応に、大きく心を揺さぶられてたA氏は、以来、大事なお客様をもてなす時には、いつもこのホテルを利用するようになったのでした。相手の心をどれだけ思いやり、喜ばれるサービスが提供できるかどうか。クセ・好み・状態・・・サービスの原点は、お客様を知ることから始まります。

この文章の輪読がすすむにつれ、ジーンと熱いものがこみ上げ手北次第です。

まさに、サービスの原点はお客様を知るということですね。

2003/12/29(月)曇り

『仕事納め』

当事務所は、本日で今年の仕事納めです。一年を振り返りつつ、来年へ向けて邁進したいと考えている今日この頃です。

昨日の朝のテレビ番組「サンデープロジェクト」に、あのジャパネットたかだの高田明社長が出演。売上を伸ばし続けている事についての質問に明快に答えておりました。

高田社長がある雑誌に紹介されていたのを読んだことがありますが、高田社長が商品を売る際にどこに気を配り力を注ぐかとの問いに次のように答えています。

「商品を選ぶ目、商品の特性を見抜く目が大事。そして商品を厳選する。何よりも生活を潤わせ楽しくする、便利になる、を重視する。新商品の出るサイクルはめまぐるしく速い。だから私は、メーカーの人と新製品について商談するときは、まず、どこが変わりましたか、お値段はいくらですか、の2点を聞く。液晶モニター付きビデオカメラやオートフォーカス一眼レフカメラなど、私自身が感動するような新商品は、10年にひとつ出ればいいほうだ。ほとんどの新製品は、サイズが小さくなったり、若干の機能が改良されたりと、マイナーチェンジにすぎない。だが、どのメーカーも、売れないと思って作る商品などない。どこかに必ず魅力がある。それが何なのか、それによって生活がどう便利になるかを発見し伝えていくのが、私たちの役割となる。」

高田社長の人間性にも非常に大きなインパクトがあるような気がいたします。

私自身も、4.5年前に1回利用させて頂きましたが・・・。

http://www.japanet.co.jp/

2003/12/28(日)曇り

『正月パス』

JR東日本が正月パスを発売しております。

これはJR東日本全線を元旦一日乗り放題の切符で10000円というもの。

指定席も4回まで可能で、グリーンの場合は13000円。

関東・東北が乗り放題と言うことになるわけですが、親友のNさんは上越新幹線と東北新幹線を一日で乗り切る計画のようです。

事情が許せば、年の節目に旅行はいいものですね。

私自身も2年前と3年前にこの切符を使わせて頂きました。

http://www.jreast.co.jp/leisure/pdf/200401/shogatsupass.pdf

確か、事務所を開業した翌年だったと思いますが、昭和62年4月1日に国鉄が民営化された記念に全国乗り放題の切符が発売され、その時3月の中旬以降だったと思いますが、何とあの寒い中、行列をして切符を購入。一人で、一日で博多までを往復したのを思い出した次第です。確か、博多にいたのは1時間も無かったように記憶しております。

2003/12/27(土)曇り

『打てば響く会社』

昨日は例年より2日も早い役所の仕事納め。

今朝の新聞に隣の三条市長の市役所職員に対する年末の挨拶の内容が書かれていました。

・・・役所の仕組みにどっぷり浸かった皆さんは何も感じていないかもしれないが、私はまだ5年、変化に対応しにくい仕組みだなあと感じている。市民の要求、考えに打てば響く仕組み、対応が出来るようになってほしい。今まで通りにやるのではなく、素早く対応していくことが必要。民間は打てば響く会社でないと、倒産してなくなってしまうが、役所はなくなることはない。それに安住せずに打てば響くような体制にしていきたい。・・・

さすが、高橋市長は民間の考え方で市職員に訓示。

「打てば響く」を何気なくネットで検索していたら、「打てば響くより、自ら鳴る○○を」という解説が目にとまりました。

なるほど、自主性が大事と言うことでしょうか。

2003/12/26(金)雪

『ようやく冬景色』

本日は遅ればせながらの更新です。

夕方から、綿雪が本格的に降り出し、現在(21時)は真っ白。1年ぶりの雪景色です。

ようやく冬といった感じです。

今ほど、同業(税理士)の方の通夜に出席してきたところです。年末押し迫っての葬儀でありますが、ご冥福をお祈りする次第です。

仕事柄、思うのは、出生及び死亡は12月31日をはさんで所得税の扱いが全く異なるということ。

出生は12月31日までであれば、その年の扶養控除。死亡は翌年1月1日でもその新しい年の扶養控除になるという点です。

大晦日の深夜0時が分かれ目と言うことですね。

仕事納めまであと3日となりました。

もう一踏ん張りです。

2003/12/25(木)曇り

『おせち』

今年もいよいよ押し詰まりあと7日。

おせち料理の準備はいかがですか?最近は家で作るより外で買ってくる人が増えているそうです。

百貨店では早々とおせちコーナーを設けて、有名料亭などのおせちをずらりと並べていますし、スーパーやコンビニエンスストアでも簡単に買うことができます。

こうしたブームを反映してか、今年は飲食店でもおせちを始めたところが増えたとのこと。おせちといえば和食が定番ですが、最近は、中華料理もイタリアンもフレンチもあるとか。さらに、犬用のおせちも・・・。

まさに世を挙げておせちブームが加熱。

そもそもの由来は、宮中の「お節供(おせちく)」の行事だということですが、江戸の粋やユーモアで味付けされて、独特の食文化として定着しました。例えば、数の子は「子孫繁栄」、田作りは「豊作祈願」、昆布は「よろこぶ」、黒豆は「まめに暮らせるように」という意味にかけているところなどは、なかなかよくできていますね。

今はどちらかというと、正月に女性が料理をしなくてもいいようにという意味合いの方が強い気がします。大晦日におせちを作るのも重労働ですが、外で買ってくればこうした負担もなくなります。ましてや、普段はなかなか行けない名店の料理が味わえたり、和洋中の幅広い選択肢が用意されているとなれば、「わざわざ作らなくても…」という家が増えるのもわかるような気がします。

 

今度は米国牛肉のBSE感染・・。またもや牛肉関連産業に打撃となるようです。

2003/12/24(水)雨

『役員退職金』

本日の新聞によると、あの衣料品関係の通販をおこなっているセシールの社長が来年3月に退任予定で、その際役員特別退職功労金を辞退すると発表したとのこと。本人からの申し出があり、功労金の原始はテレビコマーシャルの放映費用に充てられるとか。本来であれば功労金は数億円になるもようで金額は未公表。

どこかのハンバーグ屋さんは今年3月に会長を退任した際に23億円の退職金の支給を受けたことが2日ほど前に公表されました。この会社の今期12月決算は74億円の連結赤字になる見通しと報道されています。

かたや、退職金を辞退し、広告宣伝費に・・・、かたや高額退職金を支給し大幅赤字・・・。

タイミングの良い両会社のここ2日の間の発表です。

2003/12/23(火)曇り

『金融検査マニュアルの別冊「中小企業融資編」の改訂案』

昨日金融庁は、金融機関の資産を検査するために検査官が手引書として使う金融検査マニュアルの別冊「中小企業融資編」の改訂案を発表しました。

それによると、金融機関が中小・零細企業と日ごろから密度の高い意思疎通を行い、経営実態を適切に把握している場合、債務者区分の判断では金融機関の評価を尊重する方針を明記したのが特徴となっているようです。

同時に、資本金が小さい中小企業では、検査で赤字や債務超過などの財務状況だけでなく、キャッシュフローを重視し、企業の成長性や経営者の資質も考慮するとのこと。

また、検査対象としない小口債権の基準を現在の2000万円未満から5000万円未満に引き上げることにより、これにより、信用金庫、信用組合は債務者の約97%が検査対象から外れることになるようです。

金融支援先の中小企業が経営改善した場合は貸倒引当率を引き下げられる仕組みも導入、企業再生に向けた銀行のやる気を促すとのこと。

金融庁は、インターネットで改訂案を公開、来年1月21日までの意見公募を始めるとともに、2月に改訂作業を終え、3月期決算の検査に間に合わせる計画となっています。

中小企業にとっては追い風となってもらいたいものです。

2003/12/22(月)曇り

『生命保険の見直し』

本日の日経新聞13ページに、ある生命保険会社が実施した「生命保険に関する消費者意識・動向調査」の結果が掲載されています。

それによると、過去3年半でおよそ4人に1人が生命保険で何らかの契約を変更していたそうです。その際に最も重視したのは「保障内容と比べた保険料の割安感」だったとのこと。次が「保険料の絶対的な安さ」、「病気・けが・介護などへの保障内容の充実」と続いています。4番目が「生命保険会社の財務的信頼性」です。

生命保険に関する意識がだいぶ高まっているという証と思われますが、専門的立場から言わせて頂くと、契約形態についても意識して頂きたいということです。

@契約者が夫、被保険者が妻、死亡保険金の受取人が夫A契約者が妻、被保険者が夫、死亡保険金の受取人が妻のような場合は、仮に死亡保険事故が発生して支払われる保険金は、共に一時所得として多額の所得税が課税されてしまいます。

くれぐれもご注意を・・・・。

保険は、住宅を買うということと同じくらいの大きな買い物ですが、案外それに気づかない場合が多いようです。

今一度、見直してみてはいかがですか。

当事務所では、目的に合わせた最適な保険(現在国内で販売されている保険のほとんどすべてから、ニーズに合わせた保険会社の商品を一覧表にて比較対比しながら)、また、その契約方法について適切なアドバイスを行っておりますのでお気軽にお問い合せください。

2003/12/21(日)曇り

『胸躍る(ワクワクする)目標』

上の21日・22日の自己啓発格言の解説は次の通りです。

・・・出来る事や出来たことを目標として何日・何年かけても、本当の満足や成長はない。そして出来る事や出来たことは、目標とも言わない。自分をもっと大きく成長させるためには、胸躍る(ワクワクする)目標を設定する事だ・・・

ワクワク・ドキドキするような16年度の目標を掲げたいものです。

2003/12/20(土)雪

『企業の青色欠損金の繰越期間が現行5年から7年に』

平成15年も、残すところ10日、だんだん気ぜわしくなってくるようです。

今朝は一面銀世界です。新潟の冬独特の鉛色の空です。

 

与党の平成16年度税制改正大綱が12月17日に決定したわけですが、その中で、企業の青色欠損金の繰越期間が現行5年から7年に延長されることになっております。

それに伴い、現行5年とされている帳簿書類の保存期間が7年に延長さ法人税に係る更正の期間制限についても、現行5年の欠損金額に係る更正の期間制限が7年に、現行3年の脱税以外の場合の過少申告に係る更正の期間制限が5年にそれぞれ延長されることになっています。

有利になることがあれば、それに伴い不利(負担)になるものもあるものですね。

2003/12/19(金)雨

『木こりの仕事』

私たちが日々行っている仕事についてです。

例えば「木こり」は木を切るのが仕事。

木こりの評価は「大きく太い木をいかに短時間で切り倒せるか」。

それには体力・経験が必要で、誰にでも出来る事ではありません。

それでは私達の仕事はどうでしょう。

毎日の小さな問題はすくすく育ち、やがて大きな木となります。

会社の中・店の中にも目に見えない問題という「木」が沢山あります。

その「木」を切り倒し解決するのは本当に大変な作業です。

会社の中には様々な人がいます。

●木を見ているだけの人

●「切り倒すぞ!」と言ってるけど道具さえ持たない人

●もくもくとノコギリで切っている人

●オノでバタバタ倒している人

●誰かが木を切るのを待っている人

●木があることすら気づいていない人

さて、自分自身はというと・・・・。

考えさせられる内容です。

先日、目にしたのでご紹介致しました。    

 

今日から向こう3日間天気予報は雪だるまマークです。ようやく冬景色となります。 

2003/12/18(木)雨

『税制改正大綱が決定』

昨日17日、与党の2004年度税制改正大綱が決定!

これが実質的な来年度の改正事項の決定であります。手続き的には来年早々の通常国会で可決成立となりますが。

不思議なことに、先に決定された政府の税制改正大綱ではなく、与党がまとめた今回の改正大綱の通りになされるというのも理解しがたいところですが。

厳しい財政状況をふまえ増税策を盛り込んだのが特徴で、高齢者を中心に個人に税負担を課す形です。ますます、個人消費はマイナスになるのではないでしょうか。

消費税は2007年度をめどに消費税をアップする方針を明記されています。

本日の日経新聞の大綱要旨4ページを見ると土地建物等の長期譲渡所得に対する税率が26%から20%に引き下げになる代わりに、長期譲渡所得の100万円特別控除が廃止とあります。計算してみると、長期譲渡の価額がおおよそ500万円以下の場合は、逆に税負担がアップすることになるようです。足切りをやめて税率引き下げ・・・・。なんとなく、税の制度の趣旨がますますゆがんでいくような気が致します。

この土地税制の改正は2004年1月1日からの譲渡から適用となっています。

所得税では、青色申告特別控除が現行の55万円から65万円に引き上げられる内容です。

 

話は変わります。

昨夜は、三条税務署管内の税務団体協議会構成の8団体で、このたび旭日小綬章叙勲を受けられた三条税務団体協議会会長の栢森昭二さんのお祝いの会に出席。

今年で税務団体に関わってからちょうど50年目とのこと。頭が下がるところです。JCの大先輩でもあり、感慨も一塩でありました。

今日は、午後から当事務所主催の改正消費税セミナーを開催します。ふるってご参加を・・・・。

2003/12/17(水)曇り

『夢が現実になる・・・』

ホンダが「ホンダジェット」実験機の初飛行に成功したとの発表がありました。

何ともユニークな全景なんでしょうか。アルミ合金製の左右の主翼上に独自開発のターボファンエンジンを配置したのにはびっくりです。これで、大きな機内空間が確保されたとのこと。

ホンダファン(!?)の一人としては、感慨もひとしおです。

1962年1月、朝日新聞に「国産軽飛行機設計を募集」との社告が掲げられたそうであります。これを見て「ホンダが本気で飛行機を手がけようとしている」と入社を決めたのが元社長の川本信彦氏をはじめ、前社長の吉野浩行氏、元副社長の入交昭一郎氏などだそうです。本田宗一郎氏の空への思いが人材を集めたと、本日の日経産業新聞に解説されています。

HondaJet全景3面図

夢が現実になる・・・。そのためには、夢を実現するために思い続けて行動し続けることが大事ということでしょうか。

成功の要諦は成功するまで続けることにある・・・。11年前の11月25日、JCでこの加茂の地にお呼びして開催した板東弘康講演会でお聞きした言葉を思い出しました。

当日は大荒れの天気で風・雷・雨のあいにくの天候ではありましたが、1085名定員の文化会館大ホールをほぼ埋め尽くす来場者だったことを覚えております。

2003/12/16(火)雨

『土地譲渡益は20%課税に』

いよいよ、明日が2004年度の与党税制改正大綱が明日の17日にとりまとめられますが、その原案が昨日明らかになりました。

その中で、土地譲渡益課税については、所有期間5年以上の譲渡については現在の26%(所得税20%、住民税6%)が20%(所得税15%、住民税5%)に引き下げになる内容です。

またもや、突然の降ってわいたような改正事項です。我が国の将来展望をふまえた大局的な流れの中での改正にしてもらいたいものなのですが。政治的色合いが優先しているような気がしてなりません。

いずれにしても、塩漬けである土地がこの税率引き下げによって流動化し、景気に好影響を与えることを願っているところです。

 

予報によると、本日夕方からこの地も雪化粧になるようです。これからは冬本番です。

2003/12/15(月)曇り

『ニーズに絞り込んで顧客を満足させる』

昨夜、ニュース速報でフセイン元大統領身柄拘束のニュースが流れましたが、残念ながら今日は新聞休刊日。今日の夕刊にはどのくらいの見出しで報道されるのでしょうか。

 

話は変わります。

「1000人のお客様のうち500人が好むものではなく、1人が好む家具作りを目指した」と、独特のものづくり経営を行う岡山県の山間の町の木工会社(社員30人)の紹介が、昨日届いたメールに紹介されていました。

整理ダンスなどの木工家具の製造していた同社は、ある時、大手住宅会社から「家具作りの下請けにならないか」との話がもちかけられたそうです。

この時、その会社の社長は、経営の安定よりも、自分たちの作りたいものを自由に作れるメーカーとして生き残ることを選択し、以来、同社は、自社ブランドをもって、若い女性やカップルをターゲットにした家具作りに取り組んだそうです。

シンプルでおしゃれな家具。そして求めやすい価格設定。そこにこだわった経営を積極的に推進したといいます。

この経営を進めるに当たっての独自の戦略、それは「1000人の中の1人に好まれる家具作り」だったとか。

「皆、万人受けを狙いますが、私が狙ったのは0.1%」。即ち、ターゲットを絞り込むことでブランドの個性が出るというものだったとのこと。

 

ものが売れない時代だからこそ、売る相手を絞り込む。そして相手が欲しいと思っているものを作る。更にはその売り方やブランドのイメージに沿った戦略を貫く・・・。

そこには、もはやものが売れない時代は無いということでしょうか。

2003/12/14(日)小雨

『日本を代表する経営者、御手洗社長』

昨夜10時からのTBS系の番組ブロードキャスターでキャノンの御手洗社長の紹介がありました。

キャノンの業績アップに貢献しているという内容で、この冬のボーナスは社長自らが社員に現金で手渡ししているところが映し出されていました。少しでも社員に気持ちを伝えたいからというようなコメントでありました。すばらしいことです。

現場に対して、社長自らが出向き、命をかけて経営をしていると明言。それに、感動し、それじゃやってとやろうじゃないか的な社員の志気高揚が実現し、生産性が飛躍的にアップしたとか。

御手洗社長は日本を代表する企業経営者の一人で、実績もすばらしく、キャノンはこの不況の中で連結純利益が3期連続で過去最高益。 

「デフレ克服に奇策はなく、当たり前の企業活動を深化させるしかない」と以前述べていられたのを思い出した次第です。

しかし、当事務所の複写機更新の検討のためキャノンの新製品を検討し、販売店に連絡したのが11月(10月6日発売のはずなので)。ところが不具合が見つかり未だ販売されていないとのこと。来春3月まで発売延期とか。キャノンのホームページにはそんなことはひと言も書かれていないようなのですが・・・。対応にちょっと、がっかりであります。

2003/12/13(土)小雨

『宮内庁御用達』

日経新聞が調査会社を通じ全国の40歳以上の男女1000人に、贈り物を買いたい店を3店ずつえらんでもらった結果が次の通りであるとの記事が、本日の朝刊に掲載されています。

“宮内庁御用達”と聞くと何となく安心してしまう。折しも世話になった人へのお礼やお年賀を考える時期です。

1位 虎屋。

ズシリと重い竹皮包羊羹(ようかん)など羊羹は小豆を煮てできあがるまで3日かける。箱の5匹のトラは、御所に届ける井かごに描かれたまき絵に由来。

http://www.toraya-group.co.jp/index_f.html

2位 銀座千疋屋。

日本初のフルーツパーラーを開き、フルーツポンチを作った。高価な印象。

3位 鶴屋吉信。

ユズ形の容器の柚餅と、丹波の小豆を使った京観世の詰め合わせが人気。

4位 ウナギの伊豆榮。

森鴎外も訪れたという老舗。「老舗の味が手ごろな価格で購入できる」という人が目立つ。贈答にはウナギのつくだ煮も。

5位 洋菓子のコロンバン。

昭和天皇の御大喪の礼の際に納めた。旧宮内省大膳(ぜん)寮に勤めていた創業者が、パリに留学し、日本初の本格的洋菓子店を開いた。

6位 竹丸渋谷水産。

昆布〆たらこは熟す時期を厳選。

8位 愛国製茶。

単一産地の葉を重視。

虎屋<和菓子>(東京) 262
銀座千疋屋<果物>(東京) 224
鶴屋吉信<和菓子>(京都) 190
伊豆榮<いずえい・ウナギ>(東京) 188
コロンバン<洋菓子>(東京) 170
竹丸渋谷水産<たらこ>(北海道) 150
山本海苔店<のり>(東京) 150
愛国製茶<お茶>(東京) 148
小野原本店<カラスミ>(長崎) 121
10 三輪そうめん山本<そうめん>(奈良) 114

安心感が、衰えぬ人気ということなのでしょうか。

早速、インターネットで購入を検討したいと思います。

2003/12/12(金)小雨

『平成16年の事業方針』

本日は、当事務所の平成16年度事業方針発表及びそれを受けての各担当ごとの具体的な策定打合せの日です。

来年度の具体的戦略を1日かけて定める予定です。

自由な発想で色々な意見を多く出してもらいたいと考えております。

これを受けて、経営計画書を作成し、1月に発表会を行う予定です。

 

それにしても2005年から老年者控除50万円(所得税の所得控除)までも廃止にしてしまうとは高齢者の税負担がますます重くなると言うことですね。

自民税調は、声を大に出来ない人々に対するところで増税していると言われないようその改正趣旨を明確に発表してもらいたいものです。

2003/12/11(木)曇り

『今年はカレンダーに異変!?』

不景気で企業の無料配布が減っているカレンダー。

そのカレンダー市場に異変が起きているそうです。

書き込みタイプのものや大きなポスタータイプのものの他、中高年に大人気なのが仏像カレンダー。その他にも陰暦カレンダー、ダーツカレンダー・このほかTシャツに印刷されたものや1年で6万円を貯める貯金箱タイプ・風船タイプも。

さらに、人気タレント・キャラクターカレンダーも売れているとか。

なぜか女性は上戸彩、男性は氷川きよしのカレンダーが大ヒット。今年、6万〜8万部売れるヒットだそうです。

東急ハンズ渋谷店では、9月から専門売り場を設置し、常時約1000種類のカレンダーを置いているそうです。毎年販売のピークを迎える12月中旬には平均単価1000円のカレンダーが1日1000部以上売れる日もあるとのこと。

ちなみに当事務所のカレンダーは書き込みが出来るもので、その日ごとに午前・午後・夜の3区分に書き込むスペースがあるものです。

今年も残すところ後20日となりました。

 

それにしても公務員のボーナスが昨日10日に支給となりましたが、高いとは言いたくはありませんが、頑張っている人も、そうでない人もみな一律(仕組みは理解していませんが)としたらちょっと・・・と言う気がいたしますが。

2003/12/10(水)小雨

『ものいう経営者』

先日(8日)、三条市にある中小企業大学校三条校にて「企業評価(企業格付け)アップについて」というテーマの講演を行いました。

金融機関の企業格付けの仕組み及びそのアップの仕方を中心に講義を進めたところです。

昨年、金融庁から発表された金融検査マニュアル別冊(中小企業向け融資編)のとおり金融機関は、融資先中小企業の実質を見ながら格付けをするようにということですが、来春この別冊が改定されるとのこと。ますます、柔軟な対応を金融機関は求められることになりそうです。

だからといって、格付けを意識はしなくてもいいということではなく、その柔軟に対応した場合に格付けが上がるような対策及び改善をはからなくてはいけないということです。

その改定にあたり、金融庁では、より実態に即した検査を確保するために金融機関側と債務者側である中小・零細企業に対してアンケートを実施しているそうですが、現状より一歩踏み込んだ、本当に中小企業の実情にあった改訂版が出来るものと期待しているところです。

マニュアル別冊では、中小企業側に「改善経営計画書」等の提出が必須要件となっております。

そして、着実に収益向上に向けての努力、そのための具体的な手を打っていることを、明確に金融機関側に開示することが必要となります。

今まで以上に、ものいう経営者になる必要があるというわけです。

 

昨日、当ホームページへの訪問者数が40000人を超えました。40000人目の方に記念の品を贈呈すべく、該当者からのメールでの連絡をお願いしておりますが、残念ながら今現在連絡はありません。

せっかくでありますので、その前(39999人目)と後(40001人目)の方も対象とさせて頂きますのでそういえばこのカウントだったという記憶のある方はぜひメールをお寄せください。

2003/12/ 9(火)小雨

不景気は下請けの立場を逆転させる絶好のチャンス!?

昨日、ある工務店の社長様(当事務所のお客様ではない方です。)と話をする機会がありました。

その社長様曰く。工務店は10数社の協力で成り立っていて、それで家が建つ。だから、下請け業者に対しては工務店は弱い立場。無理なお願いも時には聞いてもらわなければならないから等々。

ちょっと私にはその社長様の本当に言いたいことが何なのかよくつかめなかったのですが、いずれにしても自社の目指すものとそのためのコアコンピタンスの有無がすべてのような気が致します。

次はある方のホームページからです。

・・・景気が良い時は仕事の効率化が重視され分業化が進み、景気が後退すると効率化よりもコストが重視されるので、分業化の逆、集約型(一社でまとめて仕事する)に仕事が逆戻りします。

分かりやすく言うと、景気が良い時は仕事を受注した会社(親会社)は儲かるところだけ自社でやって、儲からない大変な仕事はどんどん子会社や下請けにさせ効率化を図るという方法で、仕事を拡大させていくということです。最終的には、仕事を取ってきて下請けに発注するだけということになるわけですが、そうすると簡単ですごく儲かるわけです。結果、仕事を丸投げしただけで利益が上がり、丸投げされた会社は、各下請けに仕事を割り振って発注しただけで利益を出し、なんて連鎖が続いたりするわけですね。

このとき発注するだけの会社は、実はどんどん実際の実務から遠ざかって行くわけです。工場を廃止したり、機械を処分したり、職人を独立させて外注扱いなんてしていくわけです。

景気がずっと拡大されていけばこれで問題ないわけですが、景気が悪くなり仕事がなくなってきてコスト競争になると、その流れが逆転する、実際に仕事をしている会社と、タダ発注しているだけの会社の間で逆転現象が起こるということです。

親会社は下請けの会社が無いと仕事が出来ないわけですから、自社+下請け会社のコストで仕事を受注するわけです。だから下請け会社が直接受注する金額にどうやっても勝てない状況になってくるわけです。

だから実際に実務をやっている会社は“自分の会社には競争力がある”って分からないといけないわけですね。

しかもこの競争力はこれまで親会社から“早く!安く!仕事しろ!”なんて言われて鍛えられてきたわけですから、相当強くなっているわけです。

この逆転現象を上手に捕まえて、見事下請けの立場を逆転させた会社の事例がたくさんあります。

要は不景気の時は逆転現象が起きて下請け業者自身、仕事が直接個人のお客様から入ってくる仕組みを構築し、この営業を確立すれば、あっと言う間にこれまでの元請との関係が改善されてしまうことになるわけで、元請け会社からの値引き要求も関係なくなるというもの。

元請会社は、お客様に値引きする場合になかなか自分の所の利益を下げようとはしませんから、当然その値引き要求は下請会社に押し付けられるわけで、リフォーム業界あげてコストダウンの波が下請け業者にも押し寄せてき来るので直接仕事を受注しようということになるのです。・・・

 

根本的に何が重要なのか(景気不景気に関係なく、本来、何をしなければ行けないのか。)を認識して行動しなければ、企業経営の継続が難しくなる時代と言っても過言ではないようです。

 

おかげさまで、本日この当事務所のホームページへの訪問者数が40000人到達の見込みです。本当にありがとうございます。

幸運にも40000人目の方は、よろしければメールをいただければ幸いです。気持ちながらの粗品を贈呈させて頂きたいと考えております。それではお待ちしております。

2003/12/ 8(月)曇り

『美人になる温泉』

昨日夕方からの会議で、月岡温泉の泉慶に宿泊。今朝事務所へ帰ったところです。この温泉は、美人になる温泉をキャッチフレーズに県外からも多くの方が多く、昨日は全館満室状態でありました。

泉慶と華鳳の2つの旅館を併設しての経営ですが、県外の方は特にぜひ一度泊まってみてはいかがでしょうか。

http://www.senkei.com/top.htm

2003/12/ 7(日)風雨

『コメリは田舎の頑固者!?』

ホームセーターコメリの捧賢一氏(会長兼CEO)の記事が、日経ビジネス2003.12.8号の第1ページ「有訓無訓」欄に掲載されています。

その記事の中からです。

コメリはホームセンターの他に金物と園芸が柱の小型店「ハードアンドグリーン」店の展開をしており500店規模になったとか。

コメリには、日本一の販売シェアを持つ商品が1000あるそうです。たとえば年間115万足を販売する長靴、工事現場の足場で使う単管パイプは1万トン、セメントは20キロ入りが100万袋、灯油は31万2000キロリットル。

それは当たり前なのだそうです。

店数が圧倒的に多いハードアンドグリーンは、一般のホームセンターに比べて小型なので、1店に1万8000アイテムしかおけない。その分1単品の扱いが増えるからだとのこと。

・・・今期、上場以来17年連続の増収増益を見込んでいますが、この間、経営で大事にしてきたのは、人の動きです。昔から給料の3倍働けよと言うでしょ。ですから、労働分配率33%を目標に、どう合理化するか大変な戦いをやっています。もちろん仕組みについてですよ。いま、労働分配率は35%です。もう一つの目標は総資本回転率。現在、8.5%で、これを10%に引き上げたい。・・・

数年前、加茂青年会議所の例会でスピーチをお願いしに、捧社長にお会いした(当時は本社が新潟市の駅南でした)ことがありました。あまりの質素な服装(確か、着こなし済みの作業服を着ておられた記憶)、そして応接室。飾らない社長の人柄がすごく印象的であったのを覚えております。

捧社長はアメリカに行った際、ホームセンターを見てこれだと思ったとか。人の絶対成功しないぞという助言を振り払って、三条市の須頃地区(当時は田んぼのど真ん中)に店を出店し、現在に至っているという話をして頂いた次第です。

 

この雑誌の記事の最後に、

「おい、これくれよ」と泥靴を履き、仕事着でぶらっと寄ってもらえる店です。田舎の頑固者でいいと思ってきたのが良かったのかもしれません。」と述べています。

企業その存在意義が大きく問われていると言うことですね。

 

今日は、これから遅ればせながらの初雪が降るという予報です。だいぶ寒くなってきました。

やはり冬は寒い方が経済にはプラスです。わかっているのですが・・。

2003/12/ 6(土)曇り

『はやくて2007年にも消費税アップ!?』

昨日は、第5回目のIT実践塾。加藤先生、及び受講生の皆さん大変お疲れ様でした。

また値新しい情報やテクニックをお教え頂き大変有意義な時間となりました。

次回6回目は2月の開催です。

 

話は変わります。

昨日、ついに自民党・公明両党の与党年金制度改革協議会が、年金の財源として2007度以降は消費税の引き上げを含めて検討という表現をしたことで、消費税率の引き上げが行われることへの道筋が方向付けられてきたようです。

2007年は小泉総理の任期が2006年9月末で終わりという理由とからということでしょうか。

2003/12/ 5(金)曇り

『倒産予測値サービス』

昨日、以前当事務所の経営塾の講師をおつとめ頂いた帝国データバンク新潟支店の調査部長さんが来所し、いろいろと雑談。

その中で、帝国データバンクでは、本年10月20日より「倒産予測値オプションサービス」を始めたとのこと。

これは帝国データバンクが独自の信用調査と情報取材ネットワークにより蓄積した企業データベースをもとに、データ解析手法を用いて算出したリスクマネジメントの新たな指標「倒産予測値」を提供するサービス。

調査結果や信用に関する情報、決算情報等をもとに構築した統計モデルにより、向こう1年間に倒産する確率の予測値(0〜100%)を個別企業ごとに算出したものが「倒産予測値」だそうであります。

この活用方法としては、

1. 取引先の継続的管理

2. 与信判断の新たな指標

3. 取引先の全体管理等々

たとえば、得意先であるA社の信用不安があるような場合、この倒産予測値サービスを契約し、帝国データバンクより倒産予測値をなんと「毎月、定期的に配信」してもらうサービスもあるそうです。毎月内容が更新されているということであります。

また、自社の取引先100社全てについて与信管理をするためにこのサービスを契約し、全取引先を倒産予測値の高い順から並べ替えることにより、注意すべき企業のランキングリストが作成できるとか。

 

逆に自社がどう評価されているかというのが気になるところですね。

2003/12/ 4(木)曇り

一生懸命に働く

昨日は、午後から新潟市の朱鷺メッセにて、京セラ最高顧問、KDDI名誉会長のあの「稲盛和夫氏」を講師に盛和塾新潟の主催によるセミナーがあり、スタッフ共々6名にて出席。

大変感銘を受けた次第です。

テーマは「人は何の為に生きるのか」。30分も延長しての講演でした。

71歳とは思えないはっきりとした力強い言葉での語り口で1000名以上の参加者を魅了したておりました。

27歳の時に京セラを設立し、会社を倒産させないようにそして、従業員が喜んで働いてくれる会社にという一念であったとか。

そのためには、人間として正しい生き方正しい経営を行うという信念でこられたこと、さらに世のため人のためにという考え方が成功に導くというお話を頂きました。

一生懸命に働くと言うことが、実は心を磨き、魂を磨く最もいい方法と言いきっておられました。

人生の目的は魂を磨くこととも・・・。

最後に、自利利他の精神をお話しいただいて終了となりました。


心を高めることの必要性を痛感した次第です。

http://www.seiwajyuku.gr.jp/

2003/12/ 3(水)小雨

『税制改正は16日までの攻防』

昨日は、自民党税制調査会の小委員会の開催がなされたとか。

今月16日の火曜日に税制改正大綱がまとまる予定とのことでありますが、あと2週間の間で、来年度の税制改正が確定するということになります。

参議院選をひかえての水面下での駆け引きが行われると予想されますが、いずれにしても、今年末で期限切れとなる住宅ローン減税を延長する際の額・期間が焦点のようです。

現行では、10年間で最大500万円の税額控除できる制度を最大で300〜400万円程度とする案が浮上とのことですが・・・。

企業向けでは、欠損金の繰越控除期間を現在の5年から7年に延長、貸倒引当金の無税償却の範囲の拡大などなどで、改正の内容は小幅のようであります。

消費税の税率アップの話は、参議院戦後になるのでしょうか。これは避けて通れない課題であります。

話は変わります。

年金制度改革の焦点の一つである厚生年金保険料の上限について厚生労働省案の20%案(20年かけて20%に引き上げて固定にする)に対して経済界では負担が重すぎるとの意見が噴出しておりますが、先日のサンデープロジェクトである方が言っておりましたが、税などを含めたところでの負担率で議論すべきだと主張しておりました。まさにその通りで社会保険料も税も国庫への負担金、手取額がいくらになるのかが重要なことであるからであります。

もっと全体を通し、将来不安を回避するような改革を行ってもらいたいものです。

2003/12/ 2(火)曇り

『雑損控除は盗難OK詐欺は×』

未だに、「オレオレ詐欺」が、多発しています。

「おばあちゃん、おれだけど、友達が事故をおこして、早急にお金を払ってやらないと大変なことになる」などと言って、お金をだまし取るこの犯罪。

取られたお金は返ってこないけれども、せめて税金面で救済はないのかと考えるもの。

税の措置で考えられるのは、財産が災害や盗難などで損害が生じた場合に受けられる雑損控除。

しかし、詐欺で財産を失った場合は、この雑損控除の適用はなし。雑損控除が認められる盗難とは、自己の意志に反して財産を取られることをいい、そのため、詐欺によって財産を取られた場合は自己の意志に反してとは言えず、盗難には当てはまらないためであります。

税理士試験の受験時代に、雑損控除は盗難OK詐欺は×と理解したのを覚えております。

要は、詐欺は自分自身の不注意もあるといえるために、この場合にまで税の恩典を与えるのはというかというふうに覚えたのを思い出したところです。

年末調整の時期となりました。生命保険料控除等の証明書の準備はお済みですか。

 

話は変わります。

昨日、強いインパクトを残した言葉に贈られる「2003新語・流行語大賞」の年間大賞に「毒まんじゅう」「なんでだろう〜」「マニフェスト」が選ばれたとか。「毒まんじゅう」を発言した野中氏はインタビューで「なんでだろう〜」を知っていますかの問いに対して、それは何ですかと言う答えが・・・。

2003/12/ 1(月)曇り

『カマスとナマズの話』

本日の日経産業新聞の記事からです。

「カリスマの落日 ミサワホーム再建」という見出しのルポルタージュ記事が連載されており、今日はその「下」。

「経営に必要なカマスとナマズの話って知っていますか」

1日付けで名誉会長に就任した三沢千代治氏が周囲の人間によくこんな例え話を披露していたそうです。

カマスは凶暴な魚で同じ水槽にいる小魚を片っ端から食べてしまうが、ガラスで仕切って近づけないようにすると次第に食べられないものと観念し、しきりを外した後も小魚を襲わなくなる。ところが、そこに新たに一匹カマスをいれる。新参のカマスは本能のまま猛然と小魚を食べ始める。

すると、おとなしかったカマスも思い出したように小魚を食べ始める。

「当たり前と思っていたことが当たり前じゃないと気づくきっかけになるわけですよ」

 

次は、イワシの鮮度を保ちたい魚師がいけすに淡水魚のナマズを入れるという寓話。

塩水の中で、もがき苦しむナマズがイワシを刺激し続けることで緊張関係が生じ、両者とも死なずに鮮度が保たれるという。

「企業にとっても同じこと。異分子がいることで周囲が緊張して職場環境がよくなる。銀行から人を受け入れるのもこれと一緒でよい効果があるはずなんです」と述べています。

三沢氏自身が、自分を納得させるためにカマスとナマスの話を持ち出したのではと新聞記事は締めくくっております。

 

何事にも固定観念は捨てたいものです。自社・自己の成長のために・・・。

 

日経新聞最終ページ連載記事の「私の履歴書」は、今日から1ヶ月間、あの映画監督の「今村昌平氏」です。楽しみであります。