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2010年05月15日

コピー用紙の裏は使うべからず・・・

プレジデント5/31号からです。

「コピー用紙の裏は使うべからず」経費節約の新常識

このタイトルで、環境経営略総研の井村哲之社長が語っています。

・・・最近は、大手企業からのコスト削減以来が増えている。こうした企業は成らずといっていいほど、若手の優秀な社員を集めてシャチ用の匿名チームをつくる。彼らが最初に手をつけるのが「コピー用紙」。裏紙にもコピーするようにしたり、できるだけ小さい紙にコピーするようにしたりという取り組みを始める。
もちろん、コピー用紙の削減は環境のためにいいこと。しかし、本当にコスト削減につながるのか。そもそもコピー用紙は1枚10銭程度。コピー機のカウンター料金のほうが格段に高いため、紙の使用量が減ってもコピー機の使用がへらないと効果がない。

成果が出ないことに手間をかけても意味はない。それどころか、裏紙を使うことで安心し、本来もっと効果が大きいはずの分野に目がいかないことが大半・・・


続いてコスト削減の提案が述べられています。

まず、コストの全体を把握する。
電気代や通信費など詳細な項目ごとに最低1年間の使用量と金額のデータを集める。
次にそれぞれのコストを3つに分類する。
1つ目は、電気代やガス代、水道代などの「エコエネルギーコスト」。
2つ目は、通信費やコピー代、家賃などの「オフィスコスト」。
3つ目は、人件費や物流費、商品ロス経費などの「オペレーションコスト」。
3分類したら、単位ごとの費用(原単位)を算出し、業界水準と比較し優先順位をきめる。それぞれのコスト削減に着手。
コスト削減の手法は費用対効果の高さから次の3種類。

1つ目は、おおもとの契約を見直す「調達改善」(単価引き下げや合い見積もり)。
2つ名は、ムダをみつけて使用量を最適化する「運用改善」(コピー量や電気をこまめに消す)。
3つ目は、設備を新たに投入することによってコストを削減する「設備改善」(省エネシステムやIP電話の導入など)。


経費の中でも電気料金を中心としたエネルギーコストの削減は、企業が一番手をつけない部分だとか。

契約の変更で10%を遙かに超える削減効果が出る場合も。

コピーもカウンター料金の引き下げ交渉を行ってみてはと述べています。


こうして削減されたものは、そのまま純利益となります。

金額目標を定め、削減できた金額の1/3を従業員に還元するのも方法だと付け加えています。

売上が1億円の企業の場合、100万円のコスト削減は1%の利益増と同じと考えると、経費削減を本腰をいれてとりくまないと、という考えになります。

ぜひ、経費削減の新常識を取り入れたいものですね!!


そういえば、先日とある方から、次のような話を聞きました。

「あるお客様から資料をお願いしたら郵便で届いたのですが、何とコピー用紙の裏側にお願いした事項が印刷されていた紙でした。その裏の印刷は、見てはいけないような重要な他社情報でしたが、その方にお知らせした方がいいでしょうか」という内容。

ぜひ、教えてあげるべきですよ、話させていただいた次第。

裏紙使用は、コスト削減になるどころか、情報漏洩の危険も伴い、会社存続の危機にも直面する事態になることも想定されます。

くれぐれも注意したいものですね。

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 初めまして、タイからお邪魔します。
どのテーマも頷ける内容です。
 裏紙(仕損じ)を出さないことが先決ですね。特にタイは個人情報の取り扱いがルーズでパスポート、学歴証明書などが裏紙で社内を回っていることもしばしば・・・

 タイでの日常をブログに綴っていますので宜しければ覗いて下さい。

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