１４日は成人の日でした。昨年は振り袖を着ることができないという事態もありましたが、今年はそのような悲しいことが起こらないように依頼する側、される側の双方に様々な工夫をされている様子をテレビで見ました。
その中で印象的だったのが、おばあちゃんが母親に仕立てた振り袖をそのお孫さんが自分の好きなように仕立て直しをするというものでした。そうすると当日着物がないという事態にはなり得ません。そしてなにより、それぞれの想いを代々受け継ぎ、初めに娘のために仕立てたおばあちゃん、それに袖を通したお母さん、そして自分が着た振り袖をさらに娘(孫)が袖を通す。振り袖を通して三世代それぞれが幸せを感じることができ、それぞれの晴れの日になったと思います。
レンタルは気軽でいいですが、こんなカタチで受け継がれる想いも一緒に着ることができるなんて素敵だなと感じました。
藤井 茜
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