日本においても2005年4月27日に「有限責任事業組合契約に関する法律」(LLP)が成立し、同年8月1日より施行され日本版のLLPである有限責任事業組合の設立が可能となりました。
このLLPの魅力はなんと言っても、有限責任であることと、法人税課税されないと言うこと(この組合での利益に対しては法人税を課税せずにその利益を分配したときにその分配金をもらった人がそれぞれ所得として課税されるという構成員課税)です。
民法上の組合は無限責任となっていますが、LLPは有限である点が魅力です。
今朝は、とある任意団体の運営についての相談依頼があったため訪問し、このLLPの魅力について説明させていただいたところです。
例えば出資額は多いが業務の推進にはタッチしない山田さんと、出資額は少ないが業務の推進で重要な役割を果たしている鈴木さんがいた場合、山田さん、鈴木さんの利益配分を出資比率に関係なく、利益配分を出資者同士の合意の上で合理的な貢献割合等で自由に決めてよいことになっている点です。
設立も比較的簡単という点も魅力の一つです。
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