とある少年がロンドンへ行った時の話です。
少年は、親しい友人から「ロンドンに行ったら傘を買ってきてほしい。」と頼まれました。
ロンドンに着くと、合間を見つけて友人のために傘を探しました。
あるお店で、ご老人と出会いました。
少年はつたない英語で、「親しい友人に傘を頼まれているから、いいものがあったら教えて欲しい」と頼み込みました。すると、ご老人は聞き返してきます。
「親しいご友人はどんな人ですか?」
少年は、年齢・容姿などを伝えられる限りの言葉で伝えます。
その誠意が伝わったのか、おじいさんは傘を差し出してくれました。
しかしその傘は少年が想像していたものとは大きく違うものでした。
少年は、せっかくロンドンに来たのだからと、木製の軸など少し手の込んだものを探していました。ご老人が差し出したその傘は、金属製でロンドンではどこにでも売っている傘でした。
少年は言います。「ありがとう。でも残念ながら、僕が探しているものとは違います。」
ご老人はこう答えました。「あなたの友人にはきっとこれが似合うはず。」
不思議に思いながらも、時間がなかったこともあり、その傘を買って帰りました。
帰ってから、友人に会い、傘を渡すととても喜んでくれました。
本当は木製の傘を探したんだけど・・・と少年は素直に経緯を話しました。すると友人が教えてくれました。
ロンドンには身の丈にあったものを持ちなさい。という文化がある。きっと、そのご老人は、良いものは良いものが持てるようになったら持ちなさい、と伝えたかったんだろう。身の丈に合わない高級品やブランドは、かえってその人に品位を落とすって考えなんだ。
ちなみに、君が探していた木製の傘は、年を取ってからステッキ兼用で持ち歩くものだよ(笑)
少年は自分が少し恥ずかしくなりました。
そんな話です。
勝見

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