数日前に目にした『小さな会社は戦略が9割』という本を購入してみました。
2026年6月発売の書籍です。
次は、本書の第1章からの抜粋です
中小企業の経営者と話しをしていると、よく耳にする言葉があります。
「毎日朝から晩まで一生懸命やっているのに、なかなか会社が良くならない」
「社員のために待遇を良くしたいのに、あまり利益を残せない」
この言葉を発する経営者に共通しているのは、決して怠けているわけでも、経営能力が著しく低いわけでもないということです。
むしろ、誰よりも早く出社して現場に立ち、社員の家族のことまで真剣に考え、会社の将来に真っ正面から向き合っているような、まじめな誠実な人ばかりです。
地方の中小企業であればなおさら、社長自身がトップセールスマンであり、現場の責任者でもあり、一番の働き手であるというケースは珍しくありません。
こうした努力が空回りしている状態は、特別ものではなく、ごく一般的に起きている構造的な現象です。
その多くの場合、その原因は経営者の努力不足でも、気合いが足りないからでもありません。
問題の根本は、会社に「戦略がない」もしくは「戦略がまったく機能していない」ことにあります。
その戦略とは、「自分たちがどこで戦い、どうやって勝つのかを決めること」であり、裏を返せば「どこでは戦わないのか、何をやらないのかを決めること」です。
本書のテーマは、努力不足ではなく「戦略の欠如」が会社を停滞させるという内容です。
中小企業の経営者は、営業、採用、資金繰り、商品開発、顧客対応など、毎日かなり忙しく動いています。
それでもなかなか会社が良くならない場合、単に頑張りが足りないのではなく、戦う場所や勝ち方を間違えている可能性があると著者は指摘しています。
著者は、横井康孝さん。
福井県の小さなユニフォーム販売会社を売上200倍・上場まで成長させた方で、その経験をもとに書かれています。
本書の構成は、
序章 努力が報われる会社
第1章 小さな会社こそ戦略経営に目覚めよ
第2章 売上200倍にして地方から上場できた理由
第3章 イノベーションで成長の壁を超える
第4章 戦略を実行する「強い組織」のつくり方
第5章 社員が自ら動き出す「エンゲージメント」の正体
第6章 AI・DX時代に〝戦略で勝つ中小企業〟が生き残る
終章 戦略をやり切る経営者の条件
で構成されています。
一言でまとめると、「小さな会社は規模で勝つのではなく、絞り込んで圧倒的な強みを作ることで勝つ」というのが本書の最大のメッセージと感じました。
地方企業でも戦略次第とのこと。
非常に具体的でわかりやすい、中小企業の社長様にぜひ読んでいただきたい1冊です。
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