昨夜9時からのテレビ、
・・NHKスペシャル「調査報告 クルーズ船~未知のウイルス 闘いのカギ~」・・
は、興味深く見入った次第。
政府は本日4日、対象地域を全国としたまま緊急事態宣言を延長することを正式に決定するようです。
昨日のテレビで、感染拡大防止で大きなカギとなるのがクルーズ船ダイヤモンドプリンセスでの経験だそうです。
番組は船内感染がどう広まったかを検証した内容でした。
その課題がいろいろ浮き彫りとなってきました。
人間の行動そのものが感染経路になる非常に防ぎにくいウイルス・・・。
飛沫感染のシミュレーションと実験すごい分かりやったです。
外出自粛が呼びかけられる今の日本の縮図がそこにあったようです。
3700人を乗せたクルーズ船は1月20日、横浜港を出発。
その後、香港・ベトナム・台湾などを16日間かけて巡る船旅。
2月1日に香港で1週間前に下船していた男性の感染が判明した後、香港の当局はすぐに船の運航会社代理店に連絡したにもかかわらず、船側はすぐに乗客にその事実を伝えなかったのだとか。
その間、通常通りにショーやパーティなども行われ3密の状態に。
遅れて発症者が増えていたグループがあったそうです。
船内での乗客の生活を支えていた乗員たち・エッセンシャルワーカーの方々です。
緊急の事態に備え、手袋や医療現場で使用されるN95マスクなども備蓄されていたそうですが、ひもを外すなど正しくない着け方をしていたそうです。
多くの乗員はマスクを気にして手で顔を触る頻度が増えることも感染のリスクを高めていたとのこと。
手袋を着けていることが心理的な安心感を与え、逆に手の消毒の機会が減っていた可能性も指摘されています。
新型コロナウイルスに夫婦で感染し、そのご主人が命を落とした女性がみずからの経験を生かしてほしいと初めて取材に応じ語られていました。
体調が悪くなってSOSを出してから3日もたってからはじめて医師の診察が受けられたのだそうです。
そのご主人との最期の別れは病院でのガラス越しだったそうです。
どのような順番で、医師の診察を受けるのか大きな課題となった事例です。
船に乗り込んだ医療従事者の懸命な努力。
非常時の速やかな適切な判断が問われた事例です。
今も多くの日本中の医療従事者の懸命な努力に頭が下がる思いです。
その番組の再放送が5日深夜に行われるようです。
1日でも早く収束するためにも一人でも多くの方から見てもらいたい番組ですね。
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