次は、お出でいただいたお客様企業の社長様が話された言葉です。
「幹部社員の一人は、自身の担当する部署の売り上げがあがらない理由を、外部環境のせいとだと口にしているようです。はやく、自分の置かれた立場を理解して、自身がやらなければならないことに気づいてもらいたいと思っています。」的な話が。
とかく、出来ない理由を他のことを理由としたがるものですよね。
自身は、精一杯やっているのに、と。
他責と自責という言葉を思い出しました。
いま、コロナ禍の時。
本当に大変なときです。
「他責」とは、自分の行動の結果を他人に責任があると考える思考法。
一方、「自責」とは、自分の行動の結果を自分に責任があると考える思考法。
だからこそ、この状況で大きく差がでるのは、「他責」にするか「自責」にするか、の思考の違いなのではないでしょうか。
コロナ禍が原因で業績がうまくいかなくなったと思えば気が楽になるわけですが、現実は皆同じ環境であるはず。
特に飲食店は、来店客が著しく減少して業績が悪化していますが、ではすべての飲食店が倒産してしまうかというとそうではないと思います。
コロナ禍が原因というのは大きな事実ですが、コロナ禍の性だけにするのではなく、自身が業績改善するためにはどうするかを考えることが最も大事なことなのでは。
他責は、自身を正当化してしまう、自分は悪くないんだ、コロナが悪い、会社のせい、あるいは上司のせいと、業績が上がらない理由を環境のせいにしてしまうという考え方。
しかし、自責思考をとると物事はうまくいきやすくなるもの。
環境はみんな同じはずだから、何かできることすべきことはないかと考えると案外アイディアが出てくるものですよね。
コロナ禍が原因で業績が悪いと考えると自分の行動を変える必要が無くなり楽ではありますが、何も改善につながらないというもの。
人間の脳は、自分の思考や行動を変えないことを心地良いと感じるように設計されているのだそうです。
「自責」は、「自分を責める」と書きますが、「自分を責めることではなくて、自分にできることを探す」ことだと考えます。
いい意味でのな自責思考を持つことが重要性のようです。
まとめてみると・・・
・自責思考をとることで、問題解決の可能性が高まる。
・他責にしても、問題が解決されない。
・「自分を責める」のではなく「自分にできることを探す」ことが自責。
・他責思考の人からは距離を置く。
・自責思考の人と関わる。
など。
自責思考で、人生も仕事もすべてがうまくいくいく形にしたいものです。
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