昨日の、ベストカーWebからです。
今年4月1日から、9代目社長が就任する「ホンダ」の記事です。
ホンダの創業者である本田宗一郎氏が社長を務めていた時代、社内報に「トップトークス」として宗一郎の考えはもちろん、副社長であった藤沢武夫氏、また宗一郎氏を引き継いで2代目社長となった川島喜好氏などが、寄稿している内容が紹介されています。
・・・開発過程でやり直しの宿題を担当者に出し、翌朝までに答えを用意するよう命じた。同じことを何人もの研究者や技術者に命じた宗一郎は、そのすべての回答を自ら翌朝用意して出社したという。
ある研究者は「自分の課題一つを解決するだけでも大変な苦労であったのに、オヤジさん(宗一郎のことをかつての社員はそう呼んだ)は全員の答えを一人で考え、翌朝それぞれに示した」と語った。
単に問題点を指摘するだけでなく、自らも考え、答えを導き出し、何人もの課題に対処したところに、宗一郎の凄さがある。
宗一郎が去ったあと、同じことはできないとして、複数の役員からなる評価会が設置され、そこで開発中の技術について審査が行われ、承認を得てから次へ進む段取りが研究所に設けられた。
経営では、宗一郎と藤沢が退任した後を引き継いだ河島は、役員総出で経営にあたる体制を新たに築いた。
ホンダ本社の役員室は、社長といえども個室はなく、役員室という広い部屋のなかで各自は空いた机で執務し、中央のテーブルに集まっては合議する。私が本社を見学した際は、そういう役員広間となっていた。
評価会や、個室のない役員室を設けることで、宗一郎と藤沢の抜けたあとのホンダは創業の独自性を活かしながら成長してきたのである。
本田宗一郎はまた、社内報のトップトークスのなかで、誰にでもわかる平易な言葉で社員に語り掛けた・・・
その語りかけた言葉の一つが、「三つの喜び」だったそうです。
「買って喜び、売って喜び、作って喜び」。
当初、この言葉は順序が違っていたそうです。
当初は、「作って喜び、売って喜び、買って喜び」だったそうです。
しかし、それは間違いであると、藤沢氏が気付き、まずお客様に喜んでもらうことが何より大切だと気付いそうです。
また、ホンダが製造した2輪や4輪、あるいは汎用製品を、売ったことで顧客が喜び、それを通じて販売店の人々も喜べる商品でなければならないとも。
本当にすごいですね。
小学生の頃、ハッチバックのホンダのシビックが走っているのをみて、かっこいい!と思っていたことを思い出しました。
CVCCということを売りにしていたころだったようです。
CVCC(複合渦流調整燃焼方式)エンジンの開発により、他のメーカーより先に規制を突破したという話も紹介されています。
記事を読んで、9代目社長が就任しそのホンダイズムを今後も引き継いでいただきたいと思った次第です。
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