ゴールデンウィークも最終日となりましたね。
さて、日経新聞の最終ページには著名人の「私の履歴書」が毎月連載されています。
今月5月は、キリンホールディングス会長CEOの磯崎功典さんです。
今朝も興味深く読ませていただきました。
5月1日の第1回目は、「朝5時の祈り 苦闘支える」。
次は、その書き出しの文章です。
・・・毎朝5時の日課がある。自宅で両親の位牌(いはい)に向かい会社と従業員、そのご家族の健康と無事を声に出して3分ほど祈る。自分の力ではどうにもならない時には、「おやじ、おふくろ、何とかしてくれ」と願をかける。
今から6年前も試練に遭い、すがる思いで祈っていた。
「ヘルスサイエンス事業を新たな経営の柱とする」。2019年2月14日、長期経営構想を発表する場で宣言した。もし社長になればぜひ取り組もうと温めていたのだ。就任から4年は海外事業の売却など経営立て直しに追われたが、ようやく攻めに出る。
しかしながら、投資家の反応は厳しく冷ややかだった。ある程度の予想はしていた。当社の歴史を振り返っても、1980年代に医薬事業に参入し、経営を支える規模に成長するまで30年はかかった。簡単ではない。「本当に投資効果が出るのか」「経営が不安定になる」。厳しい声がぶつけられ、株価は下がった・・・
・・・「キリンは本業のビールに集中すべきで、全ての多角化事業は売却・撤退を求める」。本社を訪れたアクティビスト(物言う株主)のトップは私に向かい言い切った。投資家との対話はとても重要だ。だが今回の要請は到底、受け入れられない・・・
・・・会社と従業員の運命を背負う重圧に眠れぬ夜があっても、ひるんではいられない。アクティビストの提案は6カ月の激闘の末、株主総会で否決され、会社の提案が圧倒的多数で承認された・・・
「朝5時の祈り」のおかげで、アクティビストの提案を株主総会で否決する結果に・・・。
以前の磯崎功典さんの新聞記事で、次のような内容が掲載されていました。
・社長になるまでは、祈ることの重みをあまり意識したことはなかった。
・社会の公器である企業の代表として、経営には全力を注いでいるが、自らの力では及ばないことや、想像を超える事態に直面する場面は多い。
・人事を尽くして天命を待つしかない時は、真摯な気持ちで他者を思いやる利他の心をもつことで平常心が保たれる。
行動することと、そして祈ることの大切さを改めて痛感した次第です。
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