中小企業・小規模企業では、経営者の高齢化が深刻となっており事業継承が喫緊の問題となっています。
昨年発表された中小企業庁の「中小M&Aガイドライン」によると、2025年までに70歳を超える中小企業の経営者は、約245万人にものぼる見込みで、そのうち約半数の127万人は後継者が未確定とのこと。
第三者による承継ニーズが、今後一気に増大する可能性があると言われています。
先日、ひょんなきっかけで手にした本が、
親族内・従業員への事業承継を考えたときに読む本
~M&Aではない本流の選択肢~
セルバ出版(2025/07発売)篠田 賢一【著】
です。
この本のまえがきに次のように書かれています。
事業承継とは、単なる株の移動や役職の交代ではありません。
そこには、社長の生き様や美学、そして家族や社員への想いが詰まっている。
その“言葉になっていない想い”を、どう言葉にしていくかが、事業承継の出発点なのです。
私がこの仕事で最も大事にしているのは、「傾聴」てす。
事業承継の現場では、税の知識以上に。社長の言葉を引き出す力が問われます。
たとえば、
「いつ」「何を」「誰がする」-。
そんな、具体的な一歩を一緒に見える化するだけでも、不思議と物事は動き出すのです。
本書は、そうした実務の中で私が学んできたことを、できるだけやさしく、そして正直にまとめたものです。
と。
本書には、ワークやチェックリストなどが多く入っており、使いやすい構成となっています。
M&Aに頼ることなく、親族内承継や従業員承継という選択肢を考えたときに役立つ本のようです。
・事業承継とは「社長がどうしたいか」を考え・決めないと本当の意味で始まらない・・
・社長の想いを言語化することが、事業承継の出発点・・・
事業承継は社長なら誰しもいつかは直面する話、まだ先のことと考えている社長様でも読んでおく本であり、事業承継に限らず経営者なら誰もが自問すべき1冊のようです。
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