次は、昨日3日の日経新聞の記事からです。
物価高や環境志向の高まりを追い風に、リユース大手のハードオフコーポレーションが成長を続けている。山本善政会長(78)は33年前、倒産危機の会社をリユース業態に転換し成長を率いてきた。「不易流行」を信条とする山本氏に、経営者として大切にしてきた心得を聞いた・・・との書き出しからの記事です。
以下は記事の一部です。
――1972年の創業から今年で54年です。会社経営で最も大切にしてきたことは。
「正しい経営理念を追求することです。33年前にハードオフへ業態転換した際、現在の経営理念を定めました。(1)社会のためになるか、(2)お客さまのためになるか、(3)社員・スタッフのためになるか、(4)会社のためになるか――の4つです。あえてこの順番に優先順位をつけています」
「(1)から(3)をしっかり実践すれば、その結果として売り上げや利益がついてきます。利益が出れば法人税を納めることができ、それが再び(1)の社会への貢献につながります。この理念を社員に浸透させるため、国内外全店で毎朝の開店前に必ず唱和しています」
「好きな言葉は松尾芭蕉の『不易流行』です。不易とは変わらない経営理念、流行とは時代に応じて変えるべきビジネスモデルを指します。理念を守りながら、時代に合わせて挑戦を続けることが重要です。不易という軸がぶれなければ、失敗しても軌道修正できます」
――なぜそう考えるようになりましたか。
「33年前にリユース業へ業態転換したときの経験からです。72年に24歳で創業したサウンド北越は高級オーディオを販売する会社でしたが、バブル崩壊後に客足が一気に途絶え売り上げが半減しました。当時は会社の存続に必死で、資金繰りに奔走する毎日でした」
「下取りした中古オーディオを売るガレージセールを年に1回ほど開くと驚くほど売れ、中古品にも需要があると実感しました。中古ビジネスに転換するかなかなか決断できないなか、倒産間近という状況で資金繰りの相談に訪れた菊水酒造(新潟県新発田市)の当時の社長、高沢英介さんから『山本さん、真っ白になりなせや』と言われました」
「そのときハッと冷静になり、会社の存続だけを考えて正しい経営理念を持ち合わせていない自分の誤りに気づきました。その経験を踏まえ、ハードオフへ業態転換する際に現在の4つの経営理念を定めました。サウンド北越での経験が、企業は何のために存在するのかを考える原点となりました」
山本善政会長が経営理念として、掲げられている
1、社会のためになるか
2、お客様のためになるか
3、社員・スタッフのためになるか
4、会社のためになるか
は、私が所属する団体の「4つのテスト」に似ています。
その「4つのテスト」とは、
1.真実か どうか
2.みんなに公平か
3.好意と友情を深めるか
4.みんなのためになるか どうか
今から60年以上も前の大恐慌のさなか、一人のメンバーが4項目からなる簡明な倫理指針を考案したそうです。
この指針は、破産寸前状態にあったメンバーの会社の再建を依頼されて策定したものだとか。
そのおかげでその会社を救うのに役立ったのだそうです。
その後、この4つのテストが所属する団体の基本理念の一つとなっています。
ハードオフコーポレーションの経営理念と、所属する団体の「4つのテスト」が似ているのは、創業者の山本善政会長が実際にその団体の会員であり、「4つのテスト」に深く感銘を受けて会社の行動指針に取り入れたからのようです。
本当にスゴイですね。
改めて、「4つのテスト」を意識して行きたいと思います。
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