今日は母の日ですね。

改めて生んでくれた母、育ててくれた両親はじめご縁をいただいた多くの方々に感謝したいものですね。

昨日は、上越の地で、所属する団体の会議と研修会があり、その際の特別講演でお話いただいた方のスピーチがとしも印象的でしたのでその一部を紹介します。

「運」について。

運は、ある程度科学的に証明できるのだとか。

京都大学大学院工学研究科の藤井聡教授が、そのことについて述べていられるということが紹介されました。

運は、心理的メカニズムや行動科学的に説明できる・・・

「認知的焦点化理論」を主張・・・

人間が心の奥底で何に焦点を当てているか、に着目した心理学理論で、ある人が物事に向き合うときに、どのくらい他人のことを配慮できるかという観点から、人を分類しようとする試み・・・

横軸は社会的・心理的距離を示し、自分を起点として、家族・恋人→友人→知人→他人……と、右に進むほど関係は遠くなる。縦軸は時間軸。物事の対処に当たり、思いを及ぼす時間の軸を示すもの。現在→数日先→自分の将来→社会の未来……と。そしてこれらの横軸と縦軸を結ぶ曲線で囲まれた面積が、「配慮範囲」を表す・・・

「現在のことだけ」狭く配慮する利己的な人は狭く、「社会全体の将来まで」広く配慮する利他的な人は広い。そしてこの「配慮範囲」が広い利他的な人ほど得が増え、面積が狭い利己的な人ほど損が増える・・・ 

結論は、「他人に配慮できる人ほど運がよい」ということのようです。

藤井教授の理論は「人が心の奥底で何に焦点を当てているか?」によって、その人の運のよし悪しまでが決まってくるという考え方。

「利己的な傾向を持つ人々の方が、そうでない人々よりも、主観的な幸福感が低い」ということも明らかだとのこと。

利己的な人ほど、自分は幸福でないと思ったり、周囲の人々に比べて不幸だと思う傾向が強い、という結果も示されているようですね。

「利己的で自分のことしか考えず、目先の損得にしか関心がない人」は、運が悪く、逆に「他人や遠い将来のことまで思いを馳せることができる人」は運が良くなる・・・。

藤井教授は、「配慮範囲の狭い」利己的な人は、ある程度までは効率よく成果をあげられるものの、目先のことにとらわれて協力的な人間関係を築けないため、総合的にみてみると、幸福感の感じられない損失が多い人生となるとのこと。

逆に、「配慮範囲の広い」利他的な志向を持つ人は、よい人間関係を持続的に築けるため、自分の周囲に盤石(ばんじゃく)なネットワークをつくることができるそうです。

周囲の人たちが、その人を助けてくれるかですね。

結論としては、“よりたくさんの範囲の人”、“より遠い未来のことまで配慮できる人”ほど「運がいい」ということのようですね。

より広い心を持った利他の人でありたいですね!

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