次は、昨日お邪魔させていただいたお客様企業での会話です。

 

次期利益計画策定を考えていただいているときの言葉です。

 

K社長 「利益を前期より増やす方法は①売上を上げるか、②固定費を下げるか、③利益率を上げるかですよね。」

 「そうです、その通りですね。」

K社長 「そこで、人件費を下げようとも思っているのですが・・・。」

 「そうですね。人件費を下げることも方法ですが社員の方の生活給を最低限保障しなければならないですよね。」

K社長 「そうですね。」

 「社長、もし社員の一人が給与を上げて欲しいと言って来られたらどのような言葉をかけますか・・・・」

その後に、

社長としての発言の言葉として、”Aパターン”と”Bパターン”の2つの言い方がありますがどちらが発展する会社になるでしょうか・・・という質問をK社長に投げかけた次第。

 

Aパターン 「この不況時に下げることがあっても上げることなどできるはずがないじゃないか!」

Bパターン 「わかった。君はいくら給与を増やしてもらいたいと考えているの。もし5万円のアップを希望なら、今後毎月50万円の売上増を達成したら希望通りにさせてもらうよ(粗利益率が20%のため50万円の売上増の場合粗利益が10万円の増となり、その半分の5万円を社員に還元できるという考え)。」

当然、Bパターンが社員にとっても会社にとってもベターというのは言うまでもないことですが・・・・。

 

固定費は減らさなければと考えがちですが、仮に固定費が増えたとしても、その増えた分以上の利益が増加すればOKということですよね!!

 

固定費の一律削減が必ずしも会社の業績向上につながるとは限らない・・・という事例であります。

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