・決算書は誰に報告するものではなく、決算書は倒産を防止するために経営者が自らに報告するために作成するものであること。
・中小企業の決算書は、比率ではなく金額(自社の前年または前月と)で見るとさらに役立つということ。
・制度会計に基づく決算書ではなく、管理会計(変動損益計算書)で利益計画を策定しなければならないという説明。
・パレートの法則(80対20の法則)からで、経費の20%をコントロールできれば、経費全体の80%に影響させることができるという説明。
・黒字であっても資金収支(キャッシュフロー)が伴わなければならない。資金増減要因となる具体的勘定科目を説明。
・企業格付自己診断表のサンプル帳票の説明。
以上は、昨夜、地元の信用金庫主催の講演にて話させていただいた主な内容です。
その後の懇親会にも参加させていただき楽しい一時を過ごさせていただいたところです。
本当にありがとうございました。
なお、次は、その際参加者の皆さんから考えていただいた問題です。
次のケースの場合のそれぞれの答えは?
台数 売価 売上 変動費 限界利益 固定費 利益
X商品 2台 10万円 20万円 12万円 8万円 6万円 2万円
Y商品 2 8 16 9 7 7 0
Z商品 2 15 30 21 9 6 3
計 6 66 42 24 19 5
問1.どの商品から重点販売したら利益がいちばん増加するか?
問2.X商品は5万円で外注生産に切り替えることができる場合、社内生産と外注生産どちらが有利?
問3.広告宣伝費を10万円かけると全ての売上が2倍になる場合、広告宣伝をすべきか?なお、その売上増加に伴って、その他の固定費が5万円増える。
問4.各商品の生産能力はそれぞれ3台とした場合、合計で7台の生産をする場合には各商品の生産台数は何台にしたらいいか?
答えは、後日・・・。
話は変わります。
今朝の新潟日報の記事で、新潟経済社会リサーチセンターの調べて、社是・社訓などの経営理念が浸透している企業ほど業績が好調という内容のコラム欄が掲載されています。
それによると、経営者の68%が経営理念を設定。うち、理念が浸透していると答えた企業の65%が売上高も増加していると回答。
業績アップのためには経営理念を明確に設定し、日々の実践を通じてその理念を従業員と分かち合うことがもとめられるだろうと、記事は締めくくっています。
まさに、同感であります。経営理念を今一度再確認してみようではありませんか!!
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