一昨日のこのコーナーの、人件費についての続きであります。
固定費の中で一番大きいもは、なんと言っても人件費。
経営が苦しくなると、この人件費にメスを入れなければと思うのは誰しも考えること。
しかし、人件費のカットは非常に危険で、時には致命傷に。
特にサービス業は、給料カットをしたら、人材の質も低下して逆に売上が低減することも。
人件費を下げなくても人件費を下げたと同じ効果をもたらす方法があります。
それは、一人ひとりの仕事量そのものを増やすことで実質的な人件費のコストダウンになるというもの。
年収300万円の社員が20の仕事をこなしていた場合に、30の仕事をこなすようになれば一つの仕事当たりの人件費が15万円から10万円となり、1/3の減少となるという考え方であります。
この場合、残業せずに仕事量を20から30にすることが前提です。
そのためには、仕事のスピードアップをはかること、すなわち20の仕事をしていた人に30の仕事をこなす能力を身につけてもらいことになります。
この場合、仕事に時間を割り当てるのではなく、時間に仕事を割り当てることがポイントとなります。
9時から12時まではAの仕事、13時から15時まではBの仕事というように、時間ありきでスケジュールを組むことがポイント。
こうすると、集中して、何とか時間内に仕事をおわらせようという意識が強くなり、結果的にこれまでにないやり方を工夫することにつながるというもの。
以上は、株式会社武蔵野の小山昇社長が著書で書かれている事柄であります。
最大のコストダウンは、仕事のスピードアップという話であります。
当然、一定の仕事量が存在しているという場合の事例でありますが・・・。
仮に工務店が、同じ人員で、住宅建築を請負って1年間で3棟建てる場合と、1年間で4棟建てる場合とでは、丸まる一棟分の人件費はゼロで住宅の建築ができたこととなるわけです(当然、残業はしないという条件で)。
受注が4棟あるということが大前提の事例ですので、この受注が3棟しか無い場合には、一棟当たり3ヶ月(12ヶ月/4棟)で完成させ、浮いた3ヶ月は、同業他社へ行って日当分を稼ぎ出すことなどが可能となります。
要は、人件費削減は人員削減だけではないという話であります。
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