次は、常日頃ご指導いただいている岩永先生からの本日届いた定期配信メールです。
「なぜ、経営計画をつくるのか、その必要性や効用は何だろう?」計画づくりに入る前に、そんなディスカッションをやってみた。
経営の「経」は、「御経」の「経」。「御経」は真理を説いているのであるから、「経」には真理という意味がある。
ゆえに、経営とは「真理と一体となった営みのこと」をいう。
計画とは、意図を行動に変えるためのシナリオで、経営の意図すなわち、「何のために仕事をするのか(真理と向き合うための理念や目的)」を具体的な行動に変えるためのシナリオづくり。
ゆえに、経営計画は目的に対して行動を喚起する内容でないと、絵に描いた餅にすぎない。
しっかりとした経営計画を策定し、それを実行する経営をやり続けている社長は、次のような経営計画の“効用”を実感することができるので、経営計画を重要視し、つくり続けるのである。
(1) 未来からの逆算
過去の「思考と行動」(原因)が、今の「環境」(結果)をつくり出している。
ならば、結果のイメージ(あるべき姿)を思い描き、そうなるように原因(経営資源)を条件付けしていくと良いことになる。
まさに、経営の神髄。
未来からの逆算が、“効用”となる。
(2) 事前のリスク計算
あるべき姿と現状との差が、経営のリスク(問題)である。
しかし、あるべき姿が自己の想いであるならば、そこから生じたリスクは自らがつくり出したものであり、その意味において能動リスクである。
経営計画をつくる二番目の“効用”は、受動リスクを小さくして、能動リスクを高めることにある。
(3) 仮説思考の実践
再現性のない利益は棚から牡丹餅みたいなもので、持続的成長を約束するものではない。
経営とは、意思決定の必然性を高めるものである。
それには、仮説思考を磨き上げるしかない。
「仮説〜実践〜検証」のサイクルを確立し、仮説を真説に変えることだ。
「こうすれば、こうなる!」という勝利の方程式(勝ちパターン)を得ることが、経営計画をつくる三番目の“効用”だといえる。
中国古典の孫子の兵法書には、「勝敗の行方は戦う前に決まっている」とある。
すなわち、勝つ準備を整えたものが勝つべくして勝っているのだという。経営とは戦いそのものである。
その意味において、経営計画は勝つための準備、そのシナリオを考え抜くことだと考える。

この、「未来からの逆算」「事前のリスク計算」「仮説思考の実践」という紅葉のために、“経営計画”をぜひ策定したいものです。
策定しなければ、すでに勝敗の行方は戦う前に決まってしまうのですから。
まさに、“勝つ準備を整えたものが勝つべくして勝っている”わけですから。
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