昨日届いたにいがた産業創造機構のNICOクラブセミナー通信に、過日行われた作家・中谷彰宏氏の講演要旨が書かれていました。
内容は、経営上のヒントや会社にプラスの運気を取り込むための考え方について。
その一部を紹介いたします。
・・・「書類」についてです。「悪い状態の会社」ほど多い。倒産整理会社、いわゆる掃除屋ですが、この仕事に携わる人たちに聞くと「とにかく倒産した会社は書類が多い」と言います。
もちろん必要なものは次に起業するために持って行くので、残っているのは要らない書類です。会社というものは取りあえず「紙」にしたがります。クレーム処理をしなくてはならないのに、お得意様への謝罪は後回し。最初にするのは社内の始末書を書くことです。用が済んだ後は誰も見ないような書類がどんどん増える。溢れ出した書類を入れる倉庫まで造り始めます。会社の成長の度合いより書類が増えたら、もうその会社はメタポリック状態といえるでしょう。本当に必要な書類かどうか見極める。「紙の書類は止めよう」と社長自らが言わなければいけません。普類を入れる倉庫が増えても、そこからは何もビジネスチャンスは生まれて来ないのです・・・
最後に、「運気の良い状態の会社」の特徴がまとめて書かれていましたので紹介します。
□会議が少なく、立ち話が多い。
□書類が少ない。
□階級を飛び越えたバイパスやコミュニケーションのネットワークがある。
□経営者が経験や知識、アイディアを日々更新している。
□経営者が社員の相談を理解し、受容し、共感し、それを言葉にして伝えている。
□トラブルが起きた時、経営者から具体的な指示が出る。
□社員を財産とし、マーケティングしている。
倒産する会社ほど書類が多いというのは、なるほどと思ったことの一つです。
なかなか書類は捨てることができないものですが、思い切って処分するものは処分しようと思いつつも・・・。
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