朝日新聞デジタルの記事からです。

配信日は、4月2日 14時57分。

タイトルは、「客足絶えない小さなスーパー、廃業危機から復活のわけは」。

なんと、新潟県は五泉市のスーパーの記事でありました。

ポイントをかいつまんでまとめてみました。

 

新潟県五泉市の田畑が広がる一帯に、客足が絶えない家族経営の小さなスーパーがあるとのこと。

かつては大型店との低価格競争に巻き込まれ、店主は廃業も覚悟したそうですが、何と復活。

その復活が出来た理由は、そのスーパーが、「おいしい」と「うれしい」を大切にしたことだったとのことだそうです。

47歳の3代目が従業員とともに、廃業寸前から復活させたのだそうです。

その3代目は、30歳でUターン。

しかし、実家のスーパーは、業界の安売り合戦に巻き込まれ、働けど働けど利益は出ず、お客様からは、他店はもっと安いと苦情を言われていたほど。

閉店するか業態を変えるか、毎日毎日考えていた矢先にある事件が起きたのだそうです。

10年前のこと。

プリンの新商品を誤発注し、4個のつもりが96個届いてしまったそうです。

店頭での販売価格は1個134円で、普段扱っていた3個パック98円のプリンに比べると、だいぶ高く、しかも、プリンが届いた日、その3代目は出張中だったとのこと。

留守を預かった店員さんたちは、「食べてみたら、あまりにおいしくて。お客さんに勧めたら結構買ってくれました」とのことで、2日間で完売。

数日後、お客様の高齢女性らから「次はいつ?」と問い合わせが相次ぎ、その後も仕入れる度に売り切れたそうです。

この出来事で、3代目の「商売観」が変わったとのこと。

「自分たちがおいしいと思った喜びを、お客さんに伝えたい。98円の安いものではなく、200円のおいしいものを選ぶようになった」と。

お客様においしかったと言われると、従業員もうれしくて、また頑張れたそうです。

この気づきが、現在の品ぞろえに現れているのだそうです。

 

3代目や従業員は県内各地で行われる物産展を回るほか、日頃の買い物でも、おいしそうなものを探したり、スタッフ全員で味見し、店に並べるかを判断をしているのだとか。

1袋320円のポテトチップス・・・
「ぐんま名月」という品種の黄色いリンゴ・・・
北海道の菓子店が一本一本手作りするスイートポテト・・・
全国のおいしいものが並ぶので、休日は遠方からの客も多く、さながら観光スポットのようになっているのだそうです。

県内さんでは、阿賀町内の糀屋が作る「にしん漬のもと」。

阿賀や五泉で古くから食べられているニシンの糀漬けを、家庭でできるように開発されたもので、どこでも売れそうな品ですが、「作り方が難しい。作り方を直接説明できる、うちのような店だからこそ生きる商品」なのだとか。

 

苦しかった時代を「安くなければダメ、立地がダメ、不景気だからダメ……。ダメな理由ばかりを探していた」と振り返る3代目。

「この場所で、この地域のお客さんのために商売をしているから、今がある。ここで続けることが、家業を営む人たちの刺激になると思っています」との談。

 

 

とかく、出来ない理由をならべてしまうもの。

何事も、今一度原点に返って見ることの大切さを学ばせていただいた記事でありました。

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