先週末、産業医・労働衛生コンサルタントである方の講演をお聞きする機会に恵まれました。

タイトルは、“働く人の心の取り扱い説明書”。

いくつか、講師の方が話され印象に残った言葉を紹介いたします。

1.次の( )の中に入る言葉は?

① (   )で人を動かすのが赤ん坊

②(   )で人を動かすのが大人

答えは、

① 不機嫌

② ご機嫌

2.食う・寝る・遊ぶ を乱さない。

3.ヒヤリハットではなく、ニヤリハットの提案のすすめ。

4.3人のレンガ職人の話

等々、ユーモアを交えながらあっという間の1時間30分でありました。

3人のレンガ職人の話は、皆さんもご存じと思いますが、簡単にご紹介致します。

イソップ寓話の話です。

世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。旅人はその男のそばに立ち止まって、

1人目の人・・・・

「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねたそうです。

「見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」と、話されたとのこと。

2人目の人・・・

もう少し歩き、2人目の人に出会ったそうです。

「ここでいったい何をしているのですか?」と訪ねたそうです。

「ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」

「この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べいくことに困らない。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ」

3人目の人・・・

また、もう少し歩くと、いきいきと楽しそうにレンガを積んでいる人に出合ったそうす。

「ここでいったい何をしているのですか?」と訪ねると、

「ああ、俺達のことかい?俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」

「ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」

旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けたとのこと。

1番目のレンガ職人は、特に目的なし。

2番目のレンガ職人は、生活費を稼ぐのが目的。

3番目のレンガ職人は、後世に残る事業に加わり、世の中に貢献することが目的。

この中で一番モチベーションが高く仕事をしているのは、明らかに3番目の職人です。

目的が明確で、その目的を果たすためにどのような貢献ができるのかを自分で考えるからこそ、より良い仕事をしようとその仕事に積極的に関わる姿勢になるというものですね。

企業の目標・夢・志・方向性などを明確にし全員でベクトルを合わせることの大切さをあらためて感じたところです。

講師の先生が最後に、効率のいい会社は、“心理的安全性が高いチーム”と話されていたのが印象的でありました。

さて、本日の致知出版『心が熱くなる365人の生き方の教科書』は、ラシーマ社長・島袋勉さんの“明るい顔、暗い顔をしていた人の違い”です。

島袋さんは、踏み切れ事故で両足を切断した後、身体障害者リハビリセンターでリハビリに専念されたとのこと。

そのセンターの中にいて暗い顔をしている人と、明るい顔をしている人の違いが分かるようになったとのこと。

暗い顔をしている人は失った体の機能やそれによってできなくなったことばかりを考えできないことに言い訳をしている。

それに対して明るい顔をしている人は、残された機能でできることを考え、「これができるようになったら、次はあれができるようになりたい」といつも夢や目標を持っている。

それまでの島袋さんは、心のどこかでいつも失った足のことを考えていたとのこと。

それではいけない、残された機能をいかに生かすのか、と考えるようになり、これまで以上に真剣にリハビリに取り組んだそうです。

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