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2007年06月22日

パンを何個売らなければならないのでしょうか・・・

安倍首相が掲げる「教育再生」の具体策となる教育改革関連3法が20日の参院本会議で可決、成立したことをうけて、今朝のテレビでは、「実践教育」の現場では、この法改正を不安視する意見が出ていることを紹介。

この改正法の一つである改正地方教育行政法では、子供の生命に危険が及んだり、教育を受ける権利が侵害された場合、教育委員会に対する文科相の指示・是正要求権が認められたことで、今後の実践教育がやりにくくなったという現場の声を紹介。

テレビでは、高校生が生き生きと料理店で実際に接客業務をしているところが映し出されていました。

技能は社会人になってから身につければいいけれど、社会における仕事等を通じて自身の行う仕事が人から喜んでもらえるということなどを体感することを、「今」味わうことの意義は大きいというようなことをレポーターが話していたのが印象的でありました。

ちょうど、昨日一昨日と、地元の中学生2人が、当事務所に職場体験されたところですが、せっかくの体験ということなので、税理士としての仕事とは、また、そのやりがいは何か、また、お客様である中小企業が永続発展してもらうためのいろいろなアドバイスをすることも大事な仕事であることを力説させていただいたところです。更に、具体的にお客様企業2社に同行してもらい、工場見学及び経営者の生の声を聞いてもらうことによって、いろいろな体験をしていただいた2日間でありました。

これらの体験が、いろいろな気づきになっていただければという思いであります。

今回の法律改正で、これらの実践教育が後退肯定しないことを切に望むところです。

それにしても、昨日、2人の生徒にお客様企業への経営アドバイスとしての仕方を学ぶという意味で、計算問題を出題。

その問題は、とあるパン屋さんに、僕を雇ってくれたら利益を倍にして見せます言い切った若者を採用した場合の損得計算。

現在の月間の損益計算書は次のとおり。 

  売上          100万円
  原価 (材 料  費) 40万円
      (工場人件費) 20万円
  経費 (家    賃) 10万円
     (店員の給料) 15万円
     (水道光熱費)  3万円
  利益           12万円  
 
この場合、新規にアルバイトを採用(予想人件費6万円)して、なおかつ利益を24万円とするためには、1個100円のパンを何個売らなければならないかという問題です。

みごと、2人の生徒は、正解を答えたのであります! すばらしいの一言でありました。

皆さんも、ぜひトライしてみてください・・・。

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