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2010年02月24日

問題がおきていることを問題にしないのが問題・・・

「5W1H」。

よく言われるフレーズです。

いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)、の6つのことで、これを明確に意識することで、ものごとの伝達する内容を正確かつ伝わりやすくまた、しやすくなることに使われています。

しかし、この手法では表面的な問題の発見にととまってしまい、対策も表面的なものとなってしまうことから、トヨタの現場では、根本的な真因を発見する方法として「5Why」を使われているといわれています。

1.Why(なぜ・・・原因を考える)
2.Why(なぜ・・・その奥の原因を考える)
3.Why(なぜ・・・そのまた奥の原因を考える)
4.Why(なぜ・・・そのまたまた奥の原因を考える)
5.Why(なぜ・・・そのまたまたまた奥の原因を考える)


リコール問題で、「成長のスピードが速すぎた」とトヨタの豊田章男社長は24日の米議会の公聴会での証言する予定のようです。

それも、2000年から2008年で生産量は60%も増加した裏側には、設計や生産の現場では、コスト削減という経営上の要請が圧力となり、競争力の源泉だった品質管理にしわ寄せがきたていたとのこと。

いくら「5Why」の活用で墾本的な問題を解決できると言っても、問題を問題として認識して初めて活用できるもの。

今回のトヨタにおこっていることがらのすべては、利用者におきている問題を問題として認識できなかったことに問題があるのではと思わずにはいられません(顧客よりも株主の方に目が向きすぎていたのでは)。


4日のこのコーナーに書かせていただいた坂坂本光司先生の言葉が脳裏をよぎったところです。

“日本でいちばん大切にしたい会社”の著者の坂本光司先生が、2日のセミナーで力説されていた次の言葉です。

・・・・・「本当の企業経営とは、“5人に対する使命と責任を果たすための活動のこと”であり、使命と責任は“幸福の追求”“幸福の実現”である」

その5人とは、

1.社員とその家族
2.社外社員(下請け・協力会社の社員)とその家族
3.現在顧客と未来顧客
4.地域住民、とりわけ障害者や高齢者
5.株主・出資者・関係機関

極論すれは株主はどうでもいい、社員が自分の所属する会社や組織に愛社精神をもって本当に働きがいのある仕事ができれば、顧客に対して最高のサービスを提供でき、ひいては利益が上がり株主にも還元されるわけだから。

これが、株主や顧客より社員という理由であります・・・・・


まさに同感。

自社の価値観ではなく、まず第一に顧客の立場を最重要視点としていかに捉えるかは、トヨタだけではなく、すべての企業にあてはなることであります。

中小企業も生き残りをかけて切磋琢磨していますが、今回の出来事を他山の石にすることなく自社の経営にぜひ活かしたいものですね。


米国の中間選挙をひかえての政治的な思惑もあり、トヨタの生産拠点がある地域の議員はトヨタ批判を擁護、その一方、アメリカの3大自動車メーカーの拠点が集中する中西部の議員はトヨタ批判を誘発し、いろいろな思惑に振り回されているのも事実のようでありますが・・・


それにしても、バンクーバーでの浅田真央選手のSPは感動でありましたね!!

松岡修造さんとのロッテのチョコのCMはいいですね。


http://www.lotte.co.jp/entertainment/tvcm/1002japan01/index.html

ぜひ、上のアドレスをクリックしてCMを再生してみてください!!


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