母の入所している施設では、七夕飾りが飾ってありました。
「もう少し自由になるお金が欲しい」という願い事から、「もう少し歩けるようになりたい」「家に帰りたい」という願い事まで様々な思いの短冊が飾ってありました。
私の母も同じ思いだと思います。施設に入所した当初は、涙を見せることも度々…。最近は、施設の方々の温かい支援のおかげで笑顔も増え、リハビリやリハビリを兼ねた作品作りに熱心に取り組んでいるようです。でも、「家に帰りたい」という思いは難しいことと承知しつつも、ずっとずっと抱いているようです。
入所した当初よりできることも増え、自分一人の力で車いすを運転し、ゆっくりとではあるけれど食堂へ向かう母は誇らしかったです。
我が家でもそろそろ七夕飾りの準備をしようと思います。       山口 幸子

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