昨日、知り合いの方のお通夜に参列させていただく機会がありました。
 あまり深いおつきあいではなかったのですが、息子さんと同年代である私のような若造相手にもきちんと応対してくれる、心の大きな方でした。弔辞を読まれた方の話にもあった通りの「有言実行」を地でいくかたでした。
 いつも朗らかで、豪快な笑い声が印象的で、氣持ちの暖かさがこちらに伝わってくる、ありし日の姿そのままの遺影を拝見していると、本当にどこからか声が聞こえてきそうな氣さえして、涙が止まりませんでした。
 きっと、色々なご苦労をされてきたのでしょうが、病床で喪主である息子さんに「我が人生に悔い無し!」とおっしゃっていたという言葉を聞いて、年齢的には早いお迎えにもかかわらず、自分の人生をしっかりと生ききった、魂を完全燃焼させた、そうであるからこその言葉であると感じました。
 心からご冥福をお祈りするとともに、最後の最後まで、人としてこうあるべき!という道を教えていただいたことに感謝したいと思います。
 自分自身もこんな風に、最期は笑って、縁をいただいた人たちに良い刺激を与えられるような人間になる、そんな生き方をしたいと改めて感じました。
                                         西丸保幸  

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