先日、高校以来の親友から銅版画展を開催するという事で案内の葉書と招待券を頂きました。親友の名前は鶴巻貴子さん。若き銅版画家として活躍中です。今回の銅版画展は6月6日から7月27日まで、場所は十日町の「星と森の詩美術館」との事です。
 少し彼女の話をさせて頂きますが、彼女の出身は三条市で大学時代に新潟県展で初出展にして最高の県展賞を受賞して注目され、その後日本版画協会展にて山口源新人賞受賞など各種公募展、コンクールで高い評価をされています。アメリカ合衆国議会図書館にも作品が収蔵されいます。
 私は芸術が理解できる人間ではありませんが、彼女の作品が大好きです。昔、一人暮らしをしている時に「空の君の隣」という初期の作品を部屋に飾らせて頂いてたのですが、寂しい時、不安な時にその版画を見ていると、愛しくて少し切なく、でも不思議と安心感で満たされ、何度も助けられたものでした。近年の作品は幸福感たっぷりで版画から今にもピアノの音が聞こえてきそうなワクワクする可愛らしい作品が多いと私は思います。
 彼女は『日常とそれほど距離を置かない場所に存在して、どこか静かに存在してあらゆる人を受け入れるワンダーランド。作品を前にした人々が自分の思いを投影したり、または心の中で作品と対話してもらえるような世界を造ってゆきたい。』と語るのですが、彼女の作品はまさにその通りです。まっすぐに自分の気持ちに正直に生きている彼女には気づかされる事が本当に多いです。彼女のように他人にプラスの影響を与えられる人に、お客様にプラスの影響を与えられる人になれる様に努力していきたいと思いました。  内 山 

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