おてんと様のお使いが
そろって空をたちました。
みちで出逢ったみなみ風、
(何しに、どこへ。)とききました。
ひとりは答えていいました。
(この「明るさ」を地にまくの、
みんながお仕事できるよう。)
ひとりはさもさもうれしそう。
(わたしはお花をさかせるの、
世界をたのしくするために。)
ひとりはやさしく、おとなしく、
(わたしはきよいたましいの、
のぼるそり橋かけるのよ。)
のこったひとりはさみしそう。
(わたしは「かげ」をつくるため、
やっぱりいっしょにまいります。)
これは、私の大好きな金子みすゞさんの「日の光」です。
それぞれ大事な役割があることを教えてくれます。
昨日は成人の日。
我が家の次男も新成人。大人の仲間入りをしました。
お正月に帰省した時、「自分がどんな職業に就きたいのかわからない」ともらしました。
そんな彼へのメッセージの一部です。
山口 幸子

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