最近読んだ本の中で、心に残っている本を紹介します。
『自閉症の僕が跳びはねる理由』(東田 直樹・著)
 テレビでも紹介されたためご存じの方も多いことと思います。会話の苦手な東田直樹さんが中学生の時に出版された本です。Q&A形式で書かれているため、とても読みやすいです。
 私は、巻末に掲載されている短編小説『側にいるから』に深く感動しました。自分の愛する人に気持ちを伝えることのできないつらさが痛いほど表現されています。とても中学生の書いた小説とは思えない切ない小説です。
 高校生になった東田直樹さんの内なる心が綴られた『続・自閉症の僕が跳びはねる理由』もおすすめです。
『熱く生きる』(天野 篤・著)
 天野先生は、みなさんご存じの通り、天皇陛下の執刀医として有名な先生です。
 この本の中でいろいろと学ぶべきことがあったのですが、特に「自分の受けた恩恵は世の中へ返せ」という言葉が心に響きました。
『世界で一番の贈りもの』(マイケル・モーパーゴ・著 マイケル・ファアマン・絵 佐藤見果夢・訳)
 大人向けの絵本です。実際にあった第一次大戦中のクリスマス休戦が題材になっています。
 誰もが戦争なんてしたくないのです。誰も傷つけたくないのです。「戦争と平和」について改めて考えさせられました。クリスマスにもう一度読みたい本です。
おすすめ本がありましたら、教えてください。     山口 幸子
 

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