読書の秋ですね。本好きの人はもちろん、本はちょっと…という人にも、絵本はおすすめです。短い言葉とすてきな絵に「はっ」とさせられることがつまっています。私は、なんとなく元気パワーが落ちているとき、絵本に癒されることが多いです。何冊かご紹介します。(以前ご紹介した本もあるかもしれません。)
・「わすれられないおくりもの」(スーザン・バーレイ 作・絵/小川仁央 訳)
 あなぐまさんはみんなにたくさんのことを教えてくれました。あなぐまさんは死んでしまったけれど、教えてもらったことは消えません。ずっとずっとみんなの心の中に生きています。
・「たいせつなきみ」(マックス・ルケード 作/セルジオ・マルティネス 絵/ホーバード・豊子 訳)
 誰もがたった一人の大切な存在であることに気づかされます。あたりまえのこと、そして、とても大切なことなのに、普段忘れていませんか?
・「最初の質問」(長田弘 作/いせひでこ 絵)
 中学三年生の国語の教科書に載っている「最初の質問(長田弘)」にいせひでこさんの絵が描かれています。私は図書館で偶然「ルリユールおじさん」の絵本を見つけてからいせひでこさんの絵が大好きです。大きな木が特徴的です。長田弘さんの詩もすてきです。
・「幼い子は微笑む」(長田弘 作/いせひでこ 絵)
 この本も長田弘・いせひでこペアの作品です。原作は「奇跡-ミラクル-」。いろいろ考えさせられる絵本です。
絵本は、目で読んで、声に出して音読して、自分の耳に聴かせて、感じる心を育てるそうです。しかし、難しく考えず「おもしろそう」「この絵すてき」と自分の気に入った1冊から読んでみませんか。
                           山口 幸子

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